皆さんは、赤ちゃんや子どもが、心豊かに、できれば、思慮深く育ってほしいと、願っておられることと思います。
なにかしら不安の多いこの社会を、人間らしく生きぬいていってほしいとも思っている方も多いと思います。
でも、そのために何をすればよいのか..。
絵本には、魔法の力があります。
「絵本を読んであげていると、子どもをいっそうかわいく思えます」
「絵本をとおして、子どもの成長を感じられます」
「親子で絵本を開いていると、ふしぎと穏やかな気持ちになります」
今日は、そんな気持ちになれる絵本を年齢別に紹介したいと思います。
絵本をもっと探したい方はこちらをご覧ください!
本を読むことについて、こんな記事もまとめました。ご覧ください。
すぐれた絵本とはどんな絵本?
そもそも、子どもが読むと良い絵本とはどんな絵本なんでしょう?
絵本であればなんでもよい、というわけではけっしてありません。
幼年期の子どもは、たいへんな勢いで成長しています。
その成長の時に、できるだけ質の高い、すぐれたものを伝えたい。
そう思うのが親心というものだと思います。
絵本の持っている、3つの要素 絵、言葉、物語に沿って、良い絵本んとは何か簡単に述べてみます。
絵 美しいものへの感性を育てる
子どもは絵本を読んでもらいながら、いっしんに絵を見ています。
子どもにとって絵本の絵は、生まれて初めて出会う美術です。
だからこそ絵本の絵は、子ともに見つめられるに足る美術であってほしい。
そうすることで、美しいものへの感性を育てたいと思います。
言葉 言葉を育む
すぐれた絵本は、洗練された美しい日本語によってつづられます。
子どもは、未知のしい日本語を、身近な大人の声で読まれる物語の楽しさにのせて、身につけていくのです。
言葉は、考え、思い、学び、伝えるための手だてです。
言業が豊かになることは考えや思いが豊かになることです。
それは、人が人らしく生き、社会のなかで、人とかかわりを持って生きるうえで、とても大切なことです。
これほど大切な言葉の力は、乳幼児期の、大人からの語りかけや、絵本を読んであげるという、温かく、人間的なふれ合いをとおして、より豊かに得られていきます。
物語 子どもの真の姿を描く
絵本の絵と言葉によってつづられるのは、物語です。
その物語が、真に子どもの心の世界と響き合っているかどうかが、すぐれた絵本かそうでないかの、わかれめです。
また、たとえば、3才と5才の心の成長には、ずいぶんと開きがあります。
そうすると、すぐれた絵本であっても、その子の心の成長に応じていないと、ミスマッチということになりかねません。
今回の記事では年齢別に絵本を紹介してみようと思います。
読み聞かせで開く宝の箱
さて、子どもの心の成長に応じた、すぐれた絵本を手にしたとしても、それをそのまま子どもへ渡すのでは、せっかくの心の宝箱は開きません。
空の箱を開けるには、特別な言葉が必要です。
それは、絵本を読んであげる大人の言葉です。
つまり、絵本とは、子どもが文字を読めるようになって自分で読む本ではなく、子どもに読んであげることで生命のかよう本です。
つたなくても構いません。
お家の方の言葉で絵本を読み聞かせをしましょう。
絵本を読み聞かせるメリット
chatGPT君にも聞いてみました。
絵本を子どもたちに読み聞かせすることには多くのメリットがあります。以下にその一部を挙げてみましょう:
- 言語発達の促進: 絵本を読むことは、子供たちの語彙や文法の理解を促進します。新しい言葉や表現を学ぶ機会となります。
- 想像力と創造力の発展: 色々なキャラクターや物語の世界にふれることで、子供たちの想像力や創造力が豊かになります。
- 感情の理解と共感: 絵本には登場人物の感情や状況が描かれています。これを通じて、子供たちは他人の感情を理解し、共感する力が育まれます。
- 集中力と注意力の向上: 絵本を読むことは、子供たちの集中力や注意力を高める良い方法です。特にお話に興味を持っているときは、じっと聞いていることができます。
- 視覚的な理解の促進: 絵本にはイラストが含まれているため、物事の視覚的な理解が深まります。これは抽象的な概念を具体的に理解する手助けになります。
- コミュニケーションの促進: 読み聞かせは、大人と子供の間でコミュニケーションを図る良い機会です。子供たちは質問をしたり、話を聞いたりすることで、会話のスキルを磨きます。
- 情緒的な安定感: 良い物語やキャラクターにふれることで、子供たちは安心感や安定感を感じることができます。
- 読書の愛好心を育む: 良い絵本を通じて、子供たちは読書を楽しむことの喜びを知り、読書の習慣が育まれます。
総じて、絵本を読み聞かせることは、子供たちの総合的な発達を促す素晴らしい手段です。そして、親や保育者との特別な時間を共有することで、子供たちは愛情と安心を感じながら成長することができます。
すごくたくさんのメリットがありますね。
子どもの発達、興味にそった絵本を読み聞かせてあげたいですね。
0歳のおすすめ絵本
赤ちゃんの興味を引く絵本の選び方について説明します。
赤ちゃんはまだ言葉を話せないですが、視覚的な刺激にとても敏感です。
そのため、鮮やかな色やパターンの絵本がおすすめです。
また、触って遊べる素材や音が鳴る絵本も人気があります。
赤ちゃんの興味を引くためには、短い文章やシンプルなイラストが適しています。
さらに、家族や動物の絵が描かれている絵本も好まれます。
赤ちゃんの興味や好奇心を刺激する絵本を選ぶことが大切です。
そこで、こんな本を選んでみました。
くだもの
この本は、うちの子大好きです。
くだものの鮮やかなイラスト。
くだものを切った絵をみて、子どももアーンと声を出し、つい食べたくなってしまいます。
いないいないばあ
こちらも不朽の名作です。
いろんな「いないいないばあ」の本がありますが、この絵本が原点で、最高傑作だと思っています。
他の絵本にはない、あたたかい「いないいないばあ」と、軽妙な文章をお子さんと一緒にお楽しみください。
じゃあじゃあびりびり
イラストに凸凹があり、触って楽しい本です。
擬音語もたくさんで、0歳の子のことばとマッチするのではないでしょうか?
だるまさんシリーズ が、の、と
「だるまさんが」「だるまさんの」「だるまさんと」のだるまさんシリーズです。
だるまさんが…なにをするんでしょう?
だるまさんの…なにをもっているのでしょう?
だるまさんと…何がおこるのかな?
最近の絵本のなかで、スマッシュヒットを記録した絵本です。
もいもい
とても、不思議な絵本です。
けど、「もいもい」と言っているだけで、子どもが笑顔になります。
テレビ東京の「しなぷしゅ」でも放映されていたので知っている方も多いかもしれません。
他にもこんな本がお勧めです。
スキンシップをとり、絵を指しながら読んであげましょう。
きっとかわいい笑顔と出会えます。
その他 0歳 おすすめの本
絵本を通じて、赤ちゃんの感性を育てる素敵な時間を過ごしましょう。
1歳のおすすめ絵本
1歳のお子さんはまだ言葉を話すことができませんが、絵本を通じて豊かな言葉の世界を体験することができます。
早期言語発達を促すためには、シンプルで大きな絵柄の絵本がおすすめです。
赤ちゃんの興味を引くため、色鮮やかな絵と触れられる紙の絵本を選びましょう。
また、単語の反復や音の鳴る絵本もおすすめです。
これらの絵本を使って、赤ちゃんの感覚を刺激し、言葉の理解力と発話力の発達を促しましょう。
かおかおどんなかお
この本の作者は酒飲みの方ならだれでも知っています。
絵柄でピンときませんか?
そうです。トリスハイボールのアンクルトリスの生みの親、柳原良平さんがかいています。
この本のいいところは、いろんな顔が出てくるところです。
怒った顔、泣いた顔、笑った顔。
様々な顔を絵本を通じて学ぶことで心が成長していきます。
がたんごとんがたんごとん
子どもが大好き、機関車の絵本です。
「がたんごとん」という音の繰り返し。
さぁ機関車は何を運んでくれるんでしょう。
ワクワクしながら一緒に読み進めていきましょう。
続刊で「がたんごとんざぶんざぶん」もあります。
あおいよるのゆめ、すてきなうちゅへ、baby sees
この本を1歳、3歳の娘に読ませたら、取り合いになりました。
表紙からしかけになっていて、仕掛けを動かすと、家に光がともります。
小さい子の人差し指で、仕掛けを動かすことができるので、取り合いです。
1ページ1ページ、とても色鮮やかで読んでいて、とても楽しい気分になります。
仕掛け絵本なら、こんな絵本もお勧めです。
こちらは出版社直販のページになっています。
3冊セットで、お安く買えるので、Amazonリンクではなく、こちらを載せました。
夜のきれいな世界を、たのしいしかけとともに楽しむことができます。
その他 1歳 おすすめの絵本
絵をさしながら「これは何かな?」と語りかけながら読んでいきましょう。
おひざにだっこ、添い寝しながら絵本タイムがおすすめです。
2歳のおすすめ絵本
2歳は情操教育の時期でもあります。
感性や情緒を育てる絵本を選ぶことが重要です。
まずは、絵本のキャラクターやイラストが子どもの興味を引くものであることが大切です。
また、身近な日常の風景や動物、乗り物など子どもが興味を持ちやすい要素が取り入れられている絵本もおすすめです。
さらに、感性や想像力を育てるために、絵本のストーリー展開や絵の表現が豊かであることも重要です。
子どもの興味を引きつけるために、音や触感、香りなどさまざまな要素を取り入れたインタラクティブな絵本も人気です。
これらのポイントを意識して、2歳のお子さんにぴったりの絵本を選んであげましょう。
はらぺこあおむし
youtubeにも、歌になって動画が上がっているのでご存じの方も多いのではないでしょうか?
とても色鮮やかで、読み手の我々もウキウキしてしまう本です。
あるときは、普通に読み、ある時は歌ってあげながら読んでみてあげると、楽しく読み聞かせすることができます。
言葉への興味が出てくるこの時期にいは、繰り返しのお話がお勧めです。
楽しい繰り返しのリズムに乗りながら、物語を楽しむことができます。
絵本の言葉が日常生活に出てくるようになるかもしれません。
その他 2歳お勧めの本
他にもこんな本はいかがでしょうか?
3歳のおすすめ絵本
この頃のお子さんは言葉の理解力も発達しているので、物語の内容を理解しやすい絵本がおすすめです。
また、視覚的な刺激も大切なので、鮮やかなイラストや賑やかな図案が描かれた絵本も選びましょう。
3歳のお子さんは自我が芽生え、自分自身の感情に共感しやすくなっていますので、劇的な展開や感動的なストーリーが描かれた絵本も喜んで読みます。
ぐりとぐら
定番中の定番ですね。
ぐりとぐらの様子を親子でのほほんと見ていくと楽しいですよ。
三びきのやぎのがらがらどん
小学校での学芸会でもやったという方もいるのではないでしょうか?
草を食べに出かける3匹のやぎ。
途中で、敵のトロルと出会います。
さぁ、勇気を振り絞って、トロルと立ち向かえ!
ぜったいにおしちゃだめ?
ボタンはぜったいに押しちゃダメなんです。
ぜったいにです。
ボタンをおすと…あーっ!
いたずらや冗談がわかる、3歳ごろに読んであげると、爆笑間違いなしの絵本です。
3歳 その他お勧めの絵本
他にもこんな本はいかがでしょうか?
4歳・5歳のおすすめ絵本
4歳・5歳のお子さんになってくると、物語の展開が複雑な絵本でも読めるようになってきます。
子どもたちは年齢が上がるにつれ、もっと複雑で深いストーリーに興味を抱くようになります。
物語の展開が複雑な絵本は、子どもたちの想像力や理解力を高めます。
また、登場するキャラクターやイラストが豊富な絵本は、視覚的な刺激を与えることができます。
この年齢の子どもたちは、絵を見ながらストーリーを理解することができるようになっているので、絵本を使って想像力や言語力を伸ばすことができます。
からすのぱんやさん
こちらは、からすのパン屋さん。
いろんなパンを作っています。
ただ、ちょっと商売がうまくいきません。
この危機をどう乗り越えるのでしょうか?
おいしそうなパンの絵がたくさん出てきます。
種類も豊富。
私も小さい頃、こんなパンがあったらいいなと思いながら読んでいました。
三匹のこぶた
言わずと知れた名作ですね。
いろんな人がイラストを描き下ろしているので、本当にたくさんの種類の「三匹のこぶた」に絵本があります。
ぜひお子さんと一緒に自分の気に入る「三匹のこぶた」を見つけるのも楽しいかもしれません。
少しずつ複雑な気持ちを抱くようになるこの時期。
子どもの気もちによりそい、励ましてくれる絵本を通して、あなたは一人ではないと伝えてください。
その他 4・5歳お勧めの絵本
他にもこんな本がおすすめです。
英語も少しずつ覚えさせたい
最近は小学校から英語の授業が入りました。
英語ができれば仕事に就く幅が広がると言われています。
英語を小さい時から親しませたいというお家の方もいるのではないでしょうか?
そうしたら、こちらの会社の絵本がお勧めです。
世界の名作絵本を英語で楽しめます。
CDもついているので、読み聞かせが不安でも、大丈夫。
CDを聞きながらいっしょに楽しく英語で読んでみましょう。
小さい頃に大切なのは、英語で読むの楽しいな。
あ、この言葉(Eテレで)聞いたことある!
という瞬間をたくさん作ることです。
そうやって、楽しみを子どもに伝えてあげることで、英語が楽しくなります。
個人的には英語塾に通わせることだけが大事ではないと思っています。
子どもが楽しいという環境をつくってあげれば、きっと子どもは自然に学び続けると思います。
今は6冊、本が出ています。
先ほど紹介した、「はらぺこあおむし」の作者、エリックカールの他の本、「Have you seen my cat?」の英語本もこちらから出ています。
もし、英語に親しませたいなら、こちらの絵本はいかがでしょうか?
選ぶのに困ったら、配本サービスを使おう!
絵本、たくさんありすぎて、どれを選べばいいか分からなくなりますよね。
いろんな会社が、その年齢にあった絵本を配達してくれるサービスを行っています。
海外の本なら「ワールドライブラリー」
こちらの会社「ワールドライブラリー」は、海外の絵本を翻訳して出版している会社です。
いろんな海外の本がありますが、意外と本屋さんにはおいてありません。
こんなブックサービスを使ってみると、今まで出会えなかった絵本に出会えるかもしれません。
月額1300円なので、絵本を1冊買うのとほとんど変わりありません。
お手頃でおすすめです。
老舗「童話館ブッククラブ」
こちらは年齢別に、たくさんの絵本のコースが用意されています。
昔からあるベストセラーの絵本から、新しい絵本まで幅広く届けてくれます。
自分が子どものころ読んでもらった本を含め、自分の子どもに読み聞かせたいなとおもったらこっちのサービスを使うとよいです
最後に
絵本は子どもを情操面、学習面を育て、親子のコミュニケーションにもなる最高の道具です。
もし読む本に困ったら、ぜひ紹介した本を参考にしてみてください。
そして、図書館で似たような本を探すと、さらに子どもが絵本に熱中します。
たとえ読まなくてもいいんです。
本の表紙をみるだけでも、子どもの刺激になります。
絵本を通して、楽しく一緒に1日をすごしませんか?
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