学校現場では「教職員評価シート」なるものがあります。
今年、学校で仕事をするうえで、どういう目標を掲げ仕事をしていくのかということを書いて、4月に提出し、2月ごろ自己評価とともに提出します。
自治体によっては、校長の評価が給料の昇給率に影響するらしいです。
教職員評価シートについての書き方を以前書かせていただきました。
会社だとKPI。それを学校現場に輸入したのが「教職員評価シート」だと思うのですが、正直これって教育現場に合うの?って思っていました。
「誰もやらないビジネスの作り方」でコメントしたら、KPIについて取り上げてもらえました!(しかも記念すべき50回に・・・。ありがとうございます。)
パーソナリティの櫻堂さんの言葉を借りながら、「教職員評価シート」について考えてみましょう。
「教職員評価シート」は教育現場に違和感があるのは当然!

もともとは、想像つく通り、海外のコンサルタントで導入されたものです。
結局は、業績を評価するためにはなにかしらの指標がいるだろうということで、KPIを作るようになったそうです。
KPIが効果を上げたのは、製造業だそうです。
どれだけ不良品を減らすか。
人件費を減らすか。
工数を少なくできたか。
これだったら、客観的にできますよね。
効率化・省力化をどれだけできたかを測るためにKPIは便利だったのです。
でも教育現場ではどうでしょう。
生徒との信頼関係や、授業の理解度を数値化するのって難しいですよね。
そうやって目に見えないものを評価するにはKPIは向かないのです。
だからKPIは教育現場になじまないなぁというのは当然なのです。
(そもそも、KPIとは何かで、どう評価すべきかというのを管理職がわかっているのかという面もありますね)
大事なのは管理職とどれだけコンセンサスをとれているか

校長は、学校目標を打ち出し、生徒の目指す姿を年度最初に提示をします。
それを受けて、自分の受け持ちの生徒のどの部分を伸ばそうか考えるのが大事です。
きっと評価シートを立てると、管理職と面談する機会がでてきます。
その時に、「なぜその目標を立てたのか。」「立てた目標が管理職の提示した目標とどう整合性が取れているのか」「この目標を達成すると、どんなメリットがあるのか」「評価指標は正しいか」
これらのことをしっかりコンセンサスを取っておくことが大事だと思うのです。
そして、評価シートは一つの指標であり、他にも頑張ること(生徒指導や学級経営など)を確認しておき、管理職の思いをしっかり聞いておくことが大事になります。
そうすれば、自分も気持ちよく職務に励むことができますよね。
人生のKPIも大事

ここまでは、平教諭としてのKPIの立て方について書いてきましたが、もう少し俯瞰してみるのも大事だと思っています。
教員は、公務員なので、不祥事さえ起こさなければ、基本的には首になることはありません。
逆に、大企業のようにたくさんの管理職の椅子があるわけではないので、ずっと平の教諭で終わることも十分あるのです。
そこで、自分はどんな教諭になりやいか。つまり「人生のKPI」を自分で持っていくことも必要なのかかと思います。
自分の父も教員でしたが、管理職にならず、平の教員で定年を迎えました。
父は、管理職になりたかったようですが、様々な巡りあわせでなれなかったようです。
管理職になれなかったら、教師という仕事が嫌になってしまうなんてもったいないですよね。
でも、仕事をしていくなら、何かしらのどんな教員になりたいか。
先生だけでなく、プライベートはどうなっていたいのか。
そんなことを考えながら生きていくのが大事なのかなと思います。
自分の今の人生のKPIはこんな感じ。
- 学会論文2本目を執筆する(3年以内)
- 本を執筆する!(書き上げれば、持ち込みの相談にのってくれる人がいました。紹介してくれる人募集です。
- 修士・博士号を取りに行く!
プライベートなのか、仕事のKPIかは何とも言えませんが、自分ではワクワクしている目標です。
これらの目標プラス、子どもや家族の時間を大切にしたいと考えています。
最後に

今回は、学校現場に合わないKPIとどう付き合う?ということをテーマに記事を書きました。
数値化が難しい教育現場こそ、管理職と積極的にコミュニケーションを取り、一緒に評価指標を作っていくことで、自分の目標達成はもちろん、組織としての目標達成に寄与するはずです。
パーソナリティーの桜堂さんが、「それでもKPIに固執する上司だったら、『その程度か。』と思えばいい(だいぶ意訳)」と言っていました。
教育こそ数字がすべてではないので、そんなメンタルで「子どものため」の教育をしていきたいですね。
みなさんの、「評価」に関する思い出はありますか?
ぜひコメントで教えてください。


人生のKPIに迷ったらコーチングがおすすめです。ちょっと高額ですが試してみる価値はありますよ。
「誰もやらないビジネスの作り方」を聞いていると新たな発見がいつもあります。
実は、実際に病院に訪問させていただいています。
ほかにも、「誰もやらないビジネスの作り方」を聞いて考えたことを記事にしています。併せてごらんください。








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