今日は、小学校2年生 長さの導入に関する授業案です。
(ちなみにこれは、ある先生から相談を受けて、考えた授業です。結局、私が授業をしてないので、ご理解ください)
ぜひやったよ!という方がいたら教えてください。
教材研究
この単元の流れは
長さを測る時に、同じものを基準にしないと比べられない。
→みんな共通してもっている長さの変わらない具体物(数図ブロック)で測ろう
→数図ブロックだと、はしたがでる。cmやmmで長さを測れるようになろう
となっています。
ポイントは、同じ基準で測らなければ比べられないことに子どもが気づくことです。
啓林館の教科書では、リスと兎が電話で魚の大きさを自慢しあっています。
自分の手の大きさで魚を測るのですが、比べられないじゃん!と気づかせることを狙っています。
ただ、一斉授業ではそんなことできないし、教科書を読むだけでは詰まりません。
そこで以下のような授業を考えました。
準備物
- 削っていない鉛筆 1本
- とても短い鉛筆 1本(落し物の鉛筆でよい)
※授業の流れでどっちかを使います。
授業の流れ
「今日から長さの勉強にはいります。
さて、皆さんの机の縦と、横どっちが長い?」
きっと子どもは縦と言うでしょう。
「隣の子の机の縦の長さと自分の机の縦の長さ。長いのはどっち?」
とつぎ次に尋ねます。
もちろん子どもは口を揃えて
「いっしょ!」
というでしょう。
ここで仕掛けます。
「ホントかな?私は信じられない。皆さんの鉛筆何本分かで教えてくれる?」
と鉛筆で測らせます。
そうすると隣の子と違う本数になることに気づくでしょう。
もし、同じと言ったら先生が、長い(短い)鉛筆で測った長さを伝えればいいのです。
そして、
「同じ長さのはずなのに、みんな長さが違うじゃないか?困るなぁ、なんで?」
と尋ねればきっと鉛筆の長さが違うことに気づき、道具を揃えようとかべつの道具を使おうとなるはずです。
2年生なら、みんなで購入したはさみとか、算数セットの数え棒とかないかな?
それを使っていきます。
教科書通り、
「数図ブロックを使いましょう」
と教師が提示しては、面白くないのです。
子どもが、これならみんな同じものを持っている!というのを見つけるから、授業が楽しくなるのです。
そして、最後にみんなで、同じ道具で机の縦の長さを測って
「机の縦の長さは、数え棒で測って、3本とちょっと!」
とみんな同じになったことを確認します。
これで1時間終了です。
心配なこと
隣同士、鉛筆で長さを測りましょうと伝えた時に、
「机を合わせて(直接比較)で一緒!」
とすかさず子どもに言われたら大したものです。
ただ、授業はおじゃんです(笑)
そうしたら、黒板近くにあるもの(例えば教卓)を子供2人に長短の鉛筆を渡し測らせます。
ただ、他の子どもに鉛筆を気取られないようにしましょう。
そうすれば鉛筆の本数がなんで違うか考え出すでしょう。
あれ。こっちの方がスムーズかも!
次の時間に向けて
次は、はしたの表し方の勉強に入ります。
先程机の縦の長さは数え棒3本とちょっとであることを確認しました。
次の時間は
「ちょっとって、どれだけ?人によってちょっとってちがうから、もっと分かるように出来ないかな?」
と尋ねます。
そこで、さらに細かく、みんながもっている具体物を閃いたらすごいです(現在思いつきません)
そこで、
「ものさしってのがあってね・・・」
と使い方を説明していきます。
想像ついたでしょうか?
最後に
これは実際に自分が実践してないので、穴があります。
もし実践した方がいらっしゃいましたらぜひご一報ください!
待ってます!
コメント
各自で机の縦と横の長さを測らせて、鉛筆何本分違うかを考えさせるのはどうか?とコメントいただきました。
これでも鉛筆の長さが違うので、鉛筆何本分違うのかそれぞれの子どもで違うので面白い授業になりそうです。
ありがとうございました!
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