【中1 正の数・負の数の計算 指導案】打ち消し合う正の数と負の数

指導案

$$-2+3$$

のような計算。

慣れてしまうとすぐにできるのですが、やっぱり練習がいります。

教科書では、数直線や、トランプを使ってやります。

もっと上手くいく声かけはないのか、今の段階で実践していることをお伝えします。

⇓正の数・負の数の関連記事はこちら⇓

そもそもなんで解けないのか

$$-2︎︎-3$$

$$+2+3$$

のように、同符号だったら、絶対値を足して符号を付ける。

$$-2+3$$

$$+2-3$$

のように、異符号だったら、絶対値の差をとって、絶対値の大きい方の符号をつける。

 

…なんて説明が教科書にはありますが、ぶっちゃけ苦手な子にはこの説明ではさっぱりです。(読めるようにはしてあげたいですが)

原因は複数あります。

  • 負の数まである数直線が頭の中で描けない。
  • -2-3は、引き算だから、-2より絶対値が小さくなるイメージ。答えを1と回答する
  • 絶対値などの意味が定着してない。
  • 定義の読解力、理解力が少ない(数学ってシンプルですが、分かりにくいですよね)

など、子どもによって様々です。

 

打ち消し合う感覚を例え話で

分からない子には、こんな例え話をします。

「昔いた学校で、ある子が教えてくれたんだけど。

$+$は正義の味方。

$-$は敵役なんだって。

$-2+3$だったら、

敵は2人で、味方は3人でしょ。

どっちが強い?どれだけ強い?」

と話します。

人数に落とし込むことで、絶対値が出てきます。

どっちが強い?と聞くことで、答えに付く符号がわかります。

どれだけ強いか聞くことで、絶対値の差を比べることになります。

これで多くの子が、計算できるようになります。

 

同符号だったら、

$-2-3$

敵が2人と3人で5人になる。

だから、-5。

わかり良いですよね。

 

机間巡視中の声かけ

適応題でもまだ困っている子がいたら、次の三言、声かけをします。

例:$5-7$

どっちが大きい?→-7

どれだけ大きい?→2

答えは?→-2

そうやって、計算のリズムを何度も頭に入れてあげます。

 

まとめ

不思議と積、商よりも、和や差でつまづく子どもの方が多いですよね。

例え話と、掛け声で、リズムよく、みんなで計算をできるようにしていきましょう。

スーさん
スーさん

X(旧Twitter)で最新情報を更新中!

ぜひ、フォローしてくださいね!

X:(旧Twitter):プロフィール

コメント

タイトルとURLをコピーしました