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【書評】「能力の輪」の中で勝負せよ。教師が専門分野を持つべき理由とはー「Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法」(ロルフ・ドベリ)を読んでー

働き方改革・仕事術

この記事でわかること

  • 「能力の輪」という考え方で、自分の得意・不得意をどう扱えばいいか
  • 教師が「専門分野」を持つと、仕事にどんなメリットがあるか
  • 明日から始められる、自分の強みの見つけ方

X で読んでいる方がいたので気になり、『Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法』(ロルフ・ドベリ)を読んでみました。

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海外の自己啓発本らしく、学術研究の引用が多く読み応えのある一冊です。今回は、その中でも特に「これは記事にして残しておきたい」と感じた2つのポイント、能力の輪専門分野を持つことについてまとめます。(日本の自己啓発本は浅い!堀本氏は言っています

以前、前の巻にあたる『Think smart 間違った思い込みを避けて、賢く生き抜くための思考法』は、内容が濃すぎて記事化を断念した過去があります(笑)。今回は2年越しのリベンジ更新です。

「能力の輪」とは? 自分の得意・不得意を見極める

自己啓発本の多くは「どんどん挑戦しよう」と背中を押してきます。しかし本書が少し違うのは、「勝負するなら『能力の輪』の内側で」という前提がある点です。

「能力の輪」とは、簡単に言えば自分の得意分野・長所のこと。その輪の中で挑戦し、苦手なことは無理に克服しようとせず、

  • 得意な人にお願いする
  • 自分の得意を活かせるよう条件そのものを変える

という工夫をすることで、物事がスムーズに回り出すというのです。

Apple のスティーブ・ジョブズとウォズニアックのように、お互いの得意分野を補い合う関係も、まさにこの考え方の実例といえます。

授業づくりにも応用できる考え方

人はどうしても自分の「短所」に目が向きがちですが、それよりも「長所をどう伸ばすか」を考えたほうが、結果的にうまくいきます。

これは授業も同じです。子どもの得意・できることに目を向けて授業を組み立てることで、子どもが輝く授業になっていきます。

もし自分の長所がよくわからない場合は、まず無料の性格診断から試してみるのも一つの手です。以前、いくつかの診断を実際に試した記事も書いているので、参考にしてみてください。

【性格診断 相性診断】教師がmbti診断をやってみた。自分のタイプは司令官!
才能ってなんだろう?自分ってどんな特徴があるのかな?案外気づきにくいものです。才能があれば自分ももっと活躍できるのに!なんて思います。以前、子どもの才能・長所の見つけ方と題して、所見の書き方を記事にしました。子どもはいいけれど、自分の才能・…
【性格診断 Podcast GallupⓇTheme Thursday】ストレングスファインダーは当たる?教員がストレングスファインダーをやってみた ー「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 最新版 ストレングス・ファインダー2.0 」(ジム・クリフトン)を読んでー
以前、「mbti診断」というものをやってみました。結果は、「司令官タイプ」:決断することが得意ということが分かりました。でも、本当かな?他の診断をしてみて同じような結果だったら、どちらの診断も診断できるなと思って、別の診断を探してみました。…
【書評】自分の弱点、知ってる?『人間は9タイプ 仕事と対人関係がはかどる人間説明書』で知る「達成者」の活かし方と、社会で成功する唯一の原則 ー「人間は9タイプ 仕事と対人関係がはかどる人間説明書」(坪田信貴)を読んでー
以前、坪田信貴先生の著書『人間は9タイプ 子どもとあなたの伸ばし方説明書』を読み、自分や教え子たちの個性を9つに分類して伸ばす方法についてご紹介しました。今回読んだのは、その“仕事・人間関係版”とも言えるこちらの一冊です。『人間は9タイプ …

専門分野を持つと、仕事はもっとラクになる

自分の長所がわかったら、次は「専門分野」を持つことがポイントです。

私自身は「教師の仕事」×「数学教育」×「プログラミング教育」という掛け合わせを強みにしようと、日々勉強を続けています。

日本の教師はジェネラリストになりがち

日本はメンバーシップ型雇用の文化が根強く、「なんでも屋(ジェネラリスト)」を育てる傾向があります。教師はまさにその典型で、授業・生徒指導・部活動・保護者対応・地域対応まで、あらゆる業務を一手に背負いがちです。

だからこそ、忙しい毎日の中でも「これだけは自分の強み」と言える専門分野を1つもつことが重要になります。

「〇〇といえばこの人」になるメリット

  • 生徒指導で困ったらこの人に聞こう
  • パソコンのトラブルはこの人に聞こう

このように「〇〇といえばあの先生」と覚えてもらえたら、それはもう立派な専門分野です。もちろん日本一を目指す必要はありません。自治体や地区でトップクラスになれれば十分です。

専門性が認知されると、周囲から頼られるようになり、自信にもつながります。さらに専門がはっきりしているからこそ、別の専門を持つ先生と連携しやすくなるという副次的な効果もあります。

なお、専門分野が誰かとかぶっても心配は不要です。同じ「パソコンが得意」でも、プログラミングが得意な人もいれば、ハード面の扱いが得意な人もいます。その中でどう差別化するかを考えることで、新しいブレイクスルーが生まれます。

まとめ:まずは自分の得意を知ることから

本書から学んだポイントは次の2つです。

  1. 自分の好きなこと・得意なことを見つける
  2. その得意を「専門分野」にまで育てる

これを続けていくことで、思わぬ幸運(セレンディピティ)に恵まれることもあると本書は説きます。

まずは小さな一歩から。自分の「能力の輪」を意識して、専門分野づくりに挑戦してみませんか?

皆さんの「専門分野」や成長のエピソードがあれば、ぜひコメント欄で教えてください!

続刊として、もう一冊、「Think right 誤った先入観を捨て、よりよい選択をするための思考法」も出ています。

こちらも読むと、もう一つ、自分の思考を整理して、成長できるかなと思います。一日一実践。自分を高める習慣、考え方を身に着けていきたいと思います。また読んだらレビューします。

工事中

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