今まで、スマホを使うメリット・デメリットについてたくさんの記事を書いてきました。
今回は、SNSについて焦点を当ててみようと思います。
自分もSNSを使っていて、たくさんのフォロワーをもっているインフルエンサーの方をみると「いいな。自分もなりたいな。」と思ってしまいます。
「本を出版した!」という先生のポストを見ると、「私も出版したいな」と思います。
けれど、羨んだってしょうがないのもわかっているんです。
けれど、「自分だめだなー」と考えたり、「もっと頑張らなきゃ」と思ってしまう自分もいるのです。
SNSとどう付き合えばいいのか(SNSをやめればいいんだけど、色々メリットもあるのでやめられないのです)うまい付き合い方を勉強してみようと思います。
今日の記事について、参考にした書籍は「脱スマホ脳かんたんマニュアル(アンデシュ・ハンセン)」です。
なぜ、SNSを使うと、自信がなくなるの?

脳科学の観点から
脳が喜ぶのは、脳の側坐核という部分から幸せホルモンが出る時です。
基本的には、美味しいものを食べたり、人と会ったりすると出てきます。
詳しくは、こちらをご覧ください。
それ以外にも、自分の話をするときや、褒められた時にも幸せホルモンがでます。
SNSは自分の話をたくさん書けるし、「いいね!」やフォロワーの数で簡単に褒めてもらえるので、幸せホルモンを簡単に得ることができるのです。
そうやって脳は勘違いをしまうのです。
脳は幸せホルモンを際限なく欲しがります。だからSNSに釘付けになってしまうのです。
自分以外、みんな楽しい人生を送っていると勘違いする
例えばフォローしている人が300人いたとしましょう。
そうすれば、毎週末1人くらいは旅行をしていたり、楽しいことをしているわけです。
そうするとSNS上の自分のページでは、週末になると、だれかしらかの楽しそうなツイートが流れてきます。
そこで、自分がつまらない休日をすごしていると、「SNSのみんなは楽しそうなことをしていていいなぁ」と思ってしまうのです。
そうやって、どんどん現実とSNSが乖離するので自信がなくなってしまうのです。
遊びに行っているその人も年に1回(もしかしたら数年に1回)の旅行なだけかもしれないのにです。
こうして、いつの間にか「自分はつまらない人生を送っている」なんて勘違いをしていしまうのです。
私だったら、「論文を投稿した。」「本を書いた。」「講演の依頼が来た」なんて言うのを見て、すごいなぁ、自分は・・・。と思ってしまうんですけど、そりゃ1500人もフォローしている人がいたらそういうことができる人もいますよね。
うまく勘違いを直したいです・・・。
SNSは孤独?
いろんな研究から、積極的にユーザー、つまり自分からたくさんの写真屋動画をアップする人は、他のユーザーとのやり取りも多くて、他の人の投稿を見ているだけの消極的なユーザーよりも精神状態が良いようでした。
しかし一番精神状態が良かったのは、実際にたくさん友だちに会っていて、SNSは普段なかなか会えない人と繋がっておくためとか、趣味の仲間とのやり取りなど、補足的に使っている人でした。なお、一番精神状態が悪いのは、現実の社交の代わりにSNSを使っている人たちでした。
ーアウデシュ・ハンセン(2023).「脱スマホ脳簡単マニュアル」P128、P129
発信するのはとても大切だけれど、やっぱり生身の経験が一番ということなんですね。
SNSとの上手な距離の取り方を見つけたいものです。
対策を考えよう

現実世界で「いいね」を見つける
やっぱり、インターネットの世界で「いいね」をもらうよりも、現実世界で褒められて「いいね」をもらうほうが嬉しいです。
自分で行動をして、沢山の人と実際に会いましょう。
そうする中で、自分の心がだんだん満たされます。
フォロー相手を減らそう
知らない人や、どうでもいい人は削除しましょう。
特に感じの悪い人は必ず消しましょう。
自分が常に見られているという息苦しさがなくなります。
1万人をこえるインフルエンサーの人も、疲れてしまうようです。
SNSとの距離はよく考えたいですね。
アプリ通知を消そう
スマホを隣においておくだけで、スマホが気になってしまいます。
そして、スマホの通知がきたら飛びついて、なんてことをやっていると時間がもったいないです。
アプリの通知を消して、メッセージなど自分の直接来るもの以外の通知をけしてしまいましょう。そして隣の部屋にスマホを置いておくのです。
それから、たまにSNSを見て「いつのまにこんな事が起きていたの!」と驚くくらいがちょうどいいのです。
最後に

今回は、SNSで自信をなくしてしまうメカニズムについてまとめてみました。
皆さんも同じような体験をしたことないでしょうか?
ぜひ、感想を聞かせてくださいね。
何をやってもダメだ──だって、自分より賢い人や成功している人がいるという情報を常に差し出されるのだから。特に、見かけは。
ーアウデシュ・ハンセン.『スマホ脳』より

参考文献・参考HP
参考文献
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