たし算の単元だと「計算に習熟しよう」と計算カードを使って何時間も練習する時間があります。
習熟には、もちろん練習が大事なんですけれど、プリントだったり、カードだとマンネリ化してしまいます。
そこで、ちょっとでもゲーム要素ができないかなと思って、いろいろ調べて「サイコロ足し算ゲーム」を見つけました。
実践の様子を紹介します。
ねらい
1桁+1桁の繰り上がりのある足し算 2桁+1桁の繰り上がりのない足し算に習熟する。
準備
- 1~20までをかいたマス
- おはじき10個
- サイコロ3個
ルール
- おはじき10個を、好きな数字のマスに置く。
- じゃんけんで先攻後攻を決める。
- サイコロを2つ振って、出た目の数をたす。その数におはじきがあればとる。
- 3.でマスにおはじきがなかった場合、もう1つサイコロを振って、3.の目の数と合わせる。出た目のマスにおはじきがあったら、取る。
- 3.~4.を繰り返して、おはじきをたくさん取れた方が勝ち!(授業では、1ゲーム5分で行いました。)
授業の様子

子どもたちは、なにげなく、おはじきをマスの中の置いていきます。1時間目は、楽しくゲームをしました。授業の最後に、「おはじきをたくさん取るコツはあるのかなぁ」と尋ねて、終わりました。
2時間目には、子どもたちが、「ルールを変えたい!」と言ってきました。
- 置くおはじきを12個にしたい。
- 同じマスにおはじきを置いてもいいことにしたい。
と言ってきました。おはじきの数を増やしたいのは、単純に「たくさん取れるようになるから」とのことでした。
「同じところの置いてもいい」というルールは、ある子が「前の時間で7がよく出る感じがしたから、そこにたくさん置けばおはじきがたくさんとれる」と言っています。これは、2つのサイコロの和は7が出やすいことに気づいていますね。ねらいと大きくそれるので全体では取り扱いませんでしたが「いい作戦だねぇ。よく分析しているね。」と伝えました。
そして、2時間目も楽しくゲームをしました。
どうしても、サイコロの丸の数を数える子も出てきています。そこは、「どうすると、計算楽になるかな?」と一緒に考えました。
このゲームの発展・展望

まず、このルールだと「1,19,20」は出てきません。子どもが2時間目までに気づかなかったので黙っていましたが、「先生だったら、1,19,20にはおはじきを置かないな。」と言ってもよかったかもしれません。
ご承知の通り、2つのサイコロの最小値は2。3つサイコロを振っても最大値は18です。なので、1,19,20におはじきを置くのはもったいないということにはゆくゆくは気づいてほしいなと思います。
ルールを一部変えるのも一つです。
今回は、「おはじきの数を増やす」「同じマスに複数のおはじきを置いてもよい」としました。
他にも、「3つ目のサイコロを振るときに『足すか引くか』宣言してから振る。」としても、計算の習熟につながりますし、どこに置くかの戦略も変わってきます。子どもたちと少しずつルールを変えて考えていくのも、授業に深まりが出ます。
最後に

次期学習指導要領では、「探究的な学び」がテーマに据えられます。
これは、小1の教材ですが、中学校の確率で取りあつかって、「ルールを変えると、確率はどうかわるのだろう」と探究することも可能ですね。
そうやって、いろんな探究の種をまいておくのも大事かなと考えます。
みなさんはどうですか?
ぜひアイデアをコメントで教えてください!

小1の算数の指導案はほかにも用意してあります。合わせてご覧ください。




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