お出かけすると、お菓子が欲しい、おもちゃが欲しい。
子どもはよく言います。
買ってあげないと癇癪を起こすし…
お菓子ぐらいだったら…
つい買ってしまうこともありますよね。
子どもの「買って!」にどう付き合えばよいのでしょうか?
「○○が欲しい!」
ほしいという気持ちはとてもいいことです。
買ってもらえることの楽しさに気づいています。
大人だって
「ボーナスで○○を買おう。」
「調理を楽にするために、△△が欲しい。」
という欲があるからこそ、仕事をがんばることができます。
子どもも、欲しいという気持ちをもつのは当然ですし、良いことです。
ただ、何でも無制限に買ってあげるのはよくありません。
「○○が欲しいんだね。素敵な物を見つけたね。」と受け入れた上で、
「一つだけ選んでいいよ。」とか、「今日は買わないよ。」と制限を加えることが大切です。
子どもが癇癪を起こして、泣いてほしがることもありますが、何でも買ってあげるのはよくありません。
子どもは泣きながら、自分の欲求をコントロールする練習をしています。
泣いても、しぶしぶ諦めたのだとしても、我慢が出来たらすかさず褒めましょう。
「我慢ができて偉かったね」
「よく考えて、ひとつ選べたね。」
と伝えましょう。
年齢が上がれば自然に諦められるようになるというものではなく、我慢をする経験を通して、だんだんと諦めることができるようになると考えましょう。
小さいときは金額も少額だから買ってあげられますが、それがそのまま大きくなると大変です。
大きくなればなるほど、欲しいものの額は大きくなってきます。
そこで我慢できないことこそ、子どもにとって不幸です。
小さい頃から、少しずつ経験を積ませてあげましょう。
お金を支払う時のポイント
金額を制限するのも一つのポイントです。
キャッシュレス決済が全盛期のいま、お金の感覚が薄くなってきています。
カードやスマホで物を買っていると、子どもは何でも買うことができると錯覚してしまうこともあります。
そんなときは、100円や500円硬貨などの現金を渡して、
「このお金で買える分だけ買いましょう。」と制限をかけると、
何でも買えるわけではないということが分かります。
その時には、「こんなものを買うの。」と思うときもあるかもしれませんが、
子どもの意志を尊重することも大事です。
自分で選んでお金を払ったという経験が子どもにとって大切です。
勉強のご褒美に物を買ってあげるのはいいの?
よく、「テストの点数がよかったら○○を買ってもらえる!」という話を聞きませんか?
あれって本当にいいのかなと思う方もいるのではないでしょうか。
勉強のご褒美をあげるのは実は、勉強に対してはプラスに働くようです。
ただ、「テストが100点取れたらご褒美」というのはあまり良くないです。
最初から達成できないと、あきらめて効果がなくなることがあります。
それよりも「ドリルをやったらご褒美。」など、行動したことに対してご褒美の方が効果があるそうです。
それはそうですよね。
結果よりも、その過程に報酬を与えた方が、頑張れます。
逆に結果だけ求められたら、疲れてしまいます。
大人でもそうですよね。
⇓詳しくは以前記事にまとめたので、こちらもご覧ください⇓
お小遣いはあげてよいの?
個人的には、お金の勉強をさせるために、年齢に応じてお小遣いは出すべきだと思います。
お小遣いの中でやりくりすることで、お金を扱うことが身に付くと思うからです。
ある程度の年齢に来たら(小学校中学年ぐらいでしょうか)、お小遣いで自分でお菓子を買ったり、勉強道具を買ったりして、お金をやりくりする感覚を身につけさせることが大切だと思います。
兄弟がいたら、お金を貸してと頼むときもでてくるかもしれません。
そんなときどうすればいいのか、どんなトラブルが起こるのか、いろいろ経験をするのが私は大切だと思います。
もちろん、家族はともかく、友人とのお金の貸し借りは絶対にいけません!
友達をなくす羽目になります。
ここはよく親子で考え、話し合いをしておきましょう。
まとめ
・制限をつけて買ってあげましょう
・お金を渡して、この中で買いましょう!というのもアリ
・ゆくゆくはお小遣いを使って「やりくり」する感覚をつけさせましょう
お金は上手く使えばよいのですか、おっかねーことにもなりません。
小さいうちにたくさん経験を積ませましょう。
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