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【哲学 学校 勉強】勉強するのは何のため?勉強しなければいけないの?Yes、Noだけではない世界ー「勉強するのは何のため? 僕らの『答え』のつくり方」(苫野一徳)を読んでー

教育

勉強するのはなんのため?

小学生・中学生のとき、一度は誰もが考えたことのあるテーマではないでしょうか?

また、教員になった今では、子どもから「なんで勉強するんだろう?」と考えさせることもあれば、子どもから「なんで勉強しなきゃいけないんですか?」と聞かれることもあります。

さらに、なぜ学校にいかなければならないの?学校はなぜあるの?

そんな問いにまで発展していくような可能性をはらんでいます。

今回、熊本大学の准教授 苫野一徳先生の本を読み、自分も考えてしまいました。

皆さんも一緒に考えてみましょう。

勉強するのはなんのため?

さて、勉強するのはなんのためでしょうか?

自分が小学校くらいの時だったら「算数が楽しいから」なんて無邪気に答えたと思います。

中学校の時なら、「〇〇高校(当時の自分の志望校)に進学したいから。〇〇高校はとても雰囲気が良くてぜひ行きたい!」と答えたことでしょう。

高校生だったときなら、「将来システムエンジニアになりたいから、名古屋大学の情報工学部に行きたい(落ちましたが)」

大学卒業前だったら、「教員採用試験に受かるため。単位を取るため」と答えたと思います。

これらを見てみると、自分の夢を叶えるために勉強をしている感じがします。

これは勉強する理由の一つの答えになりそうです。

さて、教員になって10年。今も勉強をしています。

今の自分に「勉強するのはなんのため?」と問いかけてみると、「楽しいから。私の研究を知ってもらって、さらに学問を発展させたいから」

そんな思いがあります。

また、「よりよい教育はなにか?」を突き詰めたいからなんてことも考えます。

勉強すれば、「もっと仕事が楽になる」ということも思っています。

自分の持っている生徒に同じように問いかけてみましょう。

「勉強なんていらないよ。僕はスポーツ推薦で進学するんだ。」

という生徒もいます。

「将来看護師になりたいから」という子もいます。

「とりあえず、勉強しておけば親が喜ぶから」なんて答える子もいるでしょう。

これらの答えは正解でしょうか?間違いでしょうか?

みなさんはどう思いますか?

その時と場合に応じて正解は変わってきて、その時々で全て正解だと私は考えます。

そもそも、答えは一つではないのです。

こういう問題を考えるときに大事なのは「納得できる答え」つまり「納得解」を見つけることです。

みんなが納得できる答えを見つけようとか、一般的に考えようとか、その答えに当てはまるように自分を変えていこうと考えるから、しんどくなるのです。

一般化の罠に気をつけよう

よく、「勉強するのはいいことか悪いことか」、「国語と算数、どちらが将来役に立つのか」といった質問がなされ、考えることがあります。

けれど、ここでよく考えなければいけないのが、「良いとか悪い」、「どっちかがいい」のような二元論で話を進めていいかという話です。

「どちらかがいい」と考えることで、視野が狭くなり、良い答えが出せなくなります。

国語と算数どちらが将来役に立つかと聞かれても、

「小説家になる人なら、国語・・・。でも、作品を書くうえで算数の知識はいる時がある」

「学校の先生だったら、どちらも子どもに教えられるくらい習熟してなければまずい」

人それぞれの立ち位置によって、変わってきます。

それを画一的にみんながみんなに当てはめようと思うから、困ったことが起こるのです。

これを「一般化の罠」といいます。

教師として、子どもたちと一緒に過ごしていく中で、常に心に止めて置かなければならないことだと思っています。

「学校にはいかなければならないの?」

「なぜ勉強しなければならないの?」の問いを発展させて、「学校にいかなければならないの?」という議論もなされます。

Googleで検索をかけると、たくさんヒットします。

学校はいかなくてもいい」という立場もあれば、「学校に行くとこんなメリットが有る」という立場で論じている記事もあります。

「なぜ人は学校に行くのか」をテーマに論じている記事もありました。

さて、みなさんの意見はどうですか?

答えは、「時と場合によります」

学校以外にも居場所や勉強できる機会があるようにフリースクールや、夜間中学などの場が用意されるようになってきました。

学校でも、オンラインで授業を受ければ出席扱いにして良いことにもなっています。

学校に行くが全てではないのです。

ただ、学校に辛くても行くのがベターという場合があります。

それぞれの自分の状況に合わせて、自分で選択するのが大事なのではないでしょうか?

選べる選択肢を作るのが行政や教師の務めなのかなと考えます。

最後に

さて、これらの回答は逃げではないかとおっしゃる方もいるかもしれません。

でもよく考えてみてください。

数学のように答えがある問いもありますが、それは少数です。

人生を生きていくうえで出くわす疑問や悩みは、ベターな回答を探す事が殆どではないでしょうか?

押し付けではなく、様々な視点から物事を捉え、自分の悩みを解決するにはどうすればいいか試行錯誤する。

この姿勢が大切なんだと思います。

みなさんの意見を是非コメントで教えて下さい。

スーさん
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参考文献・参考HP

参考文献

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参考HP

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