【金融教育】株や投資信託ってなに?

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投資をしよう!

そんな触れ込みの広告が目に止まるようになりました。

自分の周りでも、株を始めた。投資信託始めた。為替やってるよ。

そんな人が増えました。

たまたま友達から、投資信託を始めたいから教えて欲しいと話がありました。

極簡単に、今回は株や投資信託ってなにという話をしたいと思います。

いくつかの記事に分けて、どんな買い方が良いか、ローンがある人にも投資は最適か?などについてもまとめていきます。

(厳密性にはかけるので、違ったら教えてください。)

【投資は損をする場合もあります。今回の記事は基本的な知識のみです。投資を煽るとか、特定の金融商品を買って欲しいといったことを意図しておりません。そこを踏まえた上でお読みください。】

⇓次の記事はこちら⇓

株とは?

そもそも株って何かと言われたら答えられますか?

株は、会社の所有権を分割したものです。

つまり株を持っていれば、その会社の一部を持っていると同じです。

だから、株を持っている人は、株主総会で、会社の経営にたいして口出しが出来るのです。

ただ、会社の経営に口出すには、ある程度の株の取得が必要です。

しかし、個人で会社を動かせるほどの株を取得することはまずできません。

私達のような投資家は経営に携わるために株を買うのではなく、儲けを分けて欲しくて株を買うことになります。

 

さて、株をやる上で1番気になるのは株価です。

株価とはなにかというと、その会社の人気のバロメーターだと思うと良いです。

業績が良かったり、人気の株だと、株が欲しい人が増え、株価が上がる。

逆に、業績が悪かったり、社長や、会社が不祥事を起こすと、不人気になり、株を手放す人が増え、株価が下がる。

いわゆる需要の関係で株価が上がったり下がったりするのです。(供給は基本的に変わりません。新しく株が発行されない限り増えることは無いのです)

株を持っているメリットは、経営に口を出せる以外にも2つあります。

ひとつは、配当金が貰えるというものです。

会社の所有者なので、会社の上げた利益の一部を貰えるというわけです。

業績がよかったら、会社の利益も多いので、配当金も沢山貰えるようになります。だから人気になり、株価があがるのです。

業績が悪いと上の話と逆のことが起こります。

2つ目は、一定数の株を持っていると株主優待が貰えるというものです。その会社の作っている製品や、割引券だったり、クオカードなどの金券だったりが貰えます。

たとえば、マクドナルドだったら、好きなハンバーガーセットがただでもらえる株主優待券が貰えます。

ディズニーランドを経営するオリエンタルランドの株主優待は東京ディズニーランドの無料入場券をもらえます。

害虫駆除でお馴染みのアース製薬だったら、新製品が株主優待として送られてきます。

(これは日本独特の文化なので、外国株を買った時はありません。)

 

株で儲けるというけど、具体的にはどんな方法があるのでしょうか?

ここまで話せばもうピンと来たと思います。

ひとつは、配当金でお金が貰えますね。(これをインカムゲインといいます)

そしてもうひとつ、買った時よりも高い株価の時に売れば良いのです。(これをキャピタルゲインといいます)

インカムゲインは、株を持っていればお金が手に入るので比較的簡単です。(業績が悪く配当金がない会社もあるので注意です)

けれど、儲けは少ないです。

キャピタルゲインは、株の1番花形です。

しかし、素人が、安い時に買って、高い時に売り抜けるには勉強が必要です。

四六時中、パソコンの前に座って株価と睨めっこする必要も出てきます。

なかなかできることではありません。

自分も、10年ほど個別株やってますが、キャピタルゲインで稼げたことはほとんどありません。

せいぜいトントンか、ちょっとプラスかな?ぐらいです。

 

以前、あるレストランの株を買いました。東京五輪とか、大阪万博で、儲けを出すだろうと考えたからです。

しかしコロナが直撃。

株価は5分の1に。配当もなしになりました。

世知辛い…。

 

投資信託とは?

株について身も蓋もない言い方をすると

1年間で、3000円貰える株券というものが10万円で売ってます。

もしかしたら将来貰える3000円が5000円になるかも知らないし、ゼロ円になるかもしれない券です。

もしかしたら一年後、この券は20万で売れるかもしれません。5万円でしか売れなくなってるかも知れません。

あなたは買いますか?

というお話です。

まぁ、仮に株価が下がっても配当が貰える限り持ち続けてれば、日の目を見るかもしれません。(わたしのレストラン株のように)

でも、上がり続けて欲しいと思うのが人ですよね。

少なくとも損はしたくありません。

そこで考えるのはリスクマネジメントです。

ひとつの会社に全財産をつぎ込み株を買う。

それら丁半博打と一緒で、少しでも株価が上がれば大儲け出来ますが、少しでも値下がりすれば大損です。

(レストランに全額突っ込んでたらすかんぴんでした)

ではどうするか。

複数の会社に財産を分散させるのはどうでしょう。

そうすれば、ある会社の株価が下がっても、他の会社の株価が上がれば、大丈夫ということになります。

株価が下がり損をするというリスクをさげることができました。

さらにリスクを減らすにはどうすれば良いでしょう。

それは、世の中にある、業績のよい(とみえる)会社の株を少しずつ買うことです。

しかしそれは個人で行うには現実的ではありません。

会社の経営状態を一個人が全てみて判断するのは不可能です。

また、少しずつ買うにしても、莫大な原資が必要になります。

 

そこで、考えられたのが投資信託という商品です。

(池上彰が)投資商品の福袋と呼んでいました。

その道のプロと呼ばれる人が、何十社もの会社の株を選び、まとめて、我々投資家に買ってくださいと用意した商品です。

例えば、今流行りのS&P500という投資信託は、AmazonやAppleなどのアメリカの超有名企業の株を何十社も組み合わせて、我々個人投資家が買えるように用意した商品になります。

(投資信託の組み合わせは株に限らず、不動産、債権、金などを組み合わせた商品もあります。組み合わせについては、各投資信託の説明書をご覧下さい)

これを買えば、我々もリスクを分散しながら、大手の会社の株を買うことができるのです。

もちろん、配当も受け取ることができます。

ただし、株そのものを持っている訳では無いため、株主優待の受け取りや株主総会に出席はできません。

また、プロが選んだ商品になるので、報酬を払う必要があります。

投資信託報酬といって、一定の手数料を払うのが特徴です。

 

流行りのNISAってなに?

NISAという制度があります。

ISAといって、イギリスにあった制度を日本で取り入れたため

Nippon版ISA →NISAになりました。

NISAとは何かというと、

株の儲けに対して税金をかけません。

という制度です。

株は一般的にキャピタルゲインにも、インカムゲインにも20%税金がかかります。

1万円儲けたら、

10000-(10000×0.20)=8000円

手元に残るというものです。

ただNISAだったら、税金がかかりません。

1万円儲けたら、1万円貰えるという制度です。

NISAには2つのタイプがあります。

ただし、どちらかしか選べません。(年を跨ぐと切りかえ可能になります)

一般NISA
・株、投資信託、ETF、REITなどに投資可能
・年間120万円まで、NISA枠(儲けを非課税)で買うことが出来る
・期間は5年(5年過ぎると、一般の株を買った状態と同じになる。)
積立NISA
・国が定めた基準をクリアした投資信託のみかえる
・年間40万円まで積立NISA枠で購入可能
・期間は20年

それぞれのメリット・デメリット

一般NISAのメリット
・運用できる額が年間120万と大きいので、儲けを沢山出せたら税金がかからず、儲けを受け取れる
一般NISAのデメリット
・非課税期間が5年と短い
→もし、買った株の、株価が下がった場合、5年で戻らず、損したままになる可能性がある。

※特定枠(普通に株を買えば)で損した分は、その後、何年間か儲けと相殺できるのです。NISA枠はそれがないので、損をした時に、別で挽回することができないのです。

積立NISAのメリット
・国が定めた基準をパスした投資信託商品のみ販売されているので、知識のない初心者が買っても、比較的安全な商品ばかりである。(投資信託の中には詐欺みたいな商品も多いので注意です。以前起こったサブプライムローン問題を端とする、ゴールドマン・サックスの倒産及び恐慌はこれが原因です)
・非課税期間が20年なので、長期保有して、キャピタルゲインを獲得しやすい。(損をしても売らずに持ち続けることで、挽回できるチャンスが長い)
積立NISAのデメリット
・年間40万円までしか投資できないので、儲けが出にくい。
・信託報酬がかかる。

 

皆さんはどちらを選びますか?

注)これは2023年12月31日までの制度です。2024年1月1日からは、新制度に変わります。また後日、記事を上げます。

 

まとめ
・株は会社の一部を所有する権利である
・株を買うと配当金と株主優待がもらえる
・株で儲けるには、配当金をもらうことと、安く株を買って高く売ること
・投資信託は福袋。色んな金融商品を小額から買えられる
・NISAは儲けに対して税金がかからない
・一般NISAと積立NISAの枠がある

 

です。

次回は、もう少し積立NISAについて深堀りしていきます。

スーさん
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