前回の記事では、
株とはなにか。
投資信託とはなにか。
NISAの制度について書きました。
個人的には積立NISAがおすすめです。
本業の仕事もあり、なかなか忙しいですから、運用はプロに任せて、こつこつ投資信託を買うのが1番損を少なくお金を増やすことが出来ると思います。
今回は積立NISAで購入する投資信託の買い方や時期について記事を書きます。
【あくまで一般論と僕の主観です。投資は損をする場合があります。この記事は特定の金融商品をオススメする意図はありません。投資は自分で決断の上、無理のない範囲で行いましょう。】
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投資信託をいつ買うか
投資信託は、様々な金融商品が混ざった福袋のようなもの。
複数の金融商品を、投資信託でまとめて買うことができるので、リスクヘッジできると以前書きました。
今回は、さらにリスクヘッジをするためにはどうすればよいかを考えます。
これもヒントは「分散」です。
今回は買うタイミングを分散させます。
たとえば、手元に投資に回せるお金が3万万あったとしましょう。
投資信託は1口いくらで買っていきます。
もし、
1月 1口 100円
2月 1口 200円
3月 1口 50円
だったとしたら、
もし、1月に一括3万円で買ったら300口買えることになります。
もし、各月、1万円ずつ買ったら、
1月 100口、2月 50口、3月 200口の計350口買うことができる計算です。
月に1万ずつ買った方が、沢山買うことができました。
もちろん、株価が上がり続け、1口当たりの値段が高くなり続けるなら前者の買い方がお得です。
しかし、株はいつ値崩れするか分かりません。
また、いつが1番高くて売り時かも分かりません。
そこで、買う期間を分散させることで、上下に価格が変動する金融商品を、効率よく購入しようという方法がこの方法になります。
「ドルーコスト平均法」と呼ばれる方法です。
今回は月単位の方法ですが、日割りにして毎日買っている投資家さんもいるようです。
そうすれば、さらにリスクヘッジ出来ますね。
そこで使うのが積立NISA
これは、毎月銀行から、設定した金額を引き落として、自動的に投資信託を買ってくれるというものです。
銀行で積立貯金ってありますよね。
あれを投資信託でやろうというのが積立NISAです。
たとえば月に3万3333円ずつ1年積み立てると(利率0.1%)年間40万積み立てることになります
40万×1.001=40万400円(+400円)
貯まるという銀行の積立貯金です。
利息はたった400円
しかもこれも、税金で20%引かれるので320円しか利息がつきません
ただ、バブルの頃は、利率が10%あったとか言いますが、いまは良くて0.1%なのです(100分の1)
銀行にお金を預けておいても、お金はあまり増えそうにないですね。
ちなみに日本の国債の利回りも同じくらいです。
元本割れはしないという保証がありますが、正直微妙です。もう少し増えないものか。
投資信託はどうでしょうか?
だいたい投資信託は平均利回り(増える割合)は3%と言われています。
ただし、必ずそれだけ増えるとはいえないというのが投資信託です。
積み立てたNISAは年間40万円積み立てられます。(月々3万3333円になります)
1年満額積み立てたとして
40万×1.03=41万2000円
+1万2000円です。
銀行の300倍の利息を受け取ることができました。
しかも税金は取られません(非課税)
ただし、不景気になれば、積み立てた額よりも減ってしまうということもあります。
逆に好景気になれば利回りはもっと良くなります。
平均利回りは長期的に見て、だいたい3%くらいの利回りに落ち着くと思ってください。
さらに、積立を続けて、配当を再投資すれば元本が増えていくので、利回りで増える額はもっと増えるという訳です。
非課税期間は20年なので、毎月3万3333円を20年積み立てると(800万の元本が)、1000万を超えるだろうという計算になります。
シュミレーターがいくつもあるので、計算してみてください。
72の法則
世の中には単利と複利というものがあります。
株を持っていると、配当金がもらえるという話をしました。
その配当金でまた株を買うことで、さらに配当金を貰えるようになります。
お金がお金を運んでくるとよく表現されます。
では、その時、だいたいお金が倍になるには何年かかるだろうと考えた時に72という数がキーワードになってきます。
72÷(利率、利回り○%)=元本が2倍になる年数です。
先程、投資信託の利回りは3%と書きました。
72÷3=24年で初年度に積み立てた40万円が80万になっているという計算です。
だから、だいたい20年投資信託を運用すると、800万が1000万になるのです(決して1600万にはなりません)
まとめ
バブル崩壊から、賃金は上がらず、物価も変わりませんでした。
いま、空前絶後の物価高になっています。
しかし、賃金は上がりません。
上がるとしても、まだまだ時間がかかりそうです。
それに対応するには、労働以外のお金の増やし方を考える必要があります。
もちろん、労働がいちばん大切です。
働いた分一定額のお金は稼げる訳ですから。
ただ、もし月1000円からでもいいです。
自由に、そしてしばらく使い道の決まっていないお金を、貯金ではなく、投資に使ってみましょう。
きっと新しい発見があると思います。
次回は、
「ローンもあるけど、積立NISAやった方がいいの?」
という話題で記事を書きたいと思います。
働き盛りの世代は、奨学金、住宅ローン、車のローンなどがあります。
ローンと投資のバランスはどうすればよいのでしょうか?
一緒に考えてみましょう。
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