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【スマートフォン スマホ依存 学習 セルフコントロール】スマホで勉強が台無しに!自分でコントロールをできるようになろう

ICT活用

スマホの危険性が何度も学校で指導をしているのですが、なかなかトラブルがなくなりません。

それどころか、スマホばっかりやっている生徒って結構多いですよね。

学校でもタブレットが配られて、休み時間のたびに触っている生徒もいます。

スマホ、タブレットは勉強の害になります。

今日は学習という切り口から、スマホの怖さを見ていきましょう。

スマホが隣にあると、どれだけ勉強しても効果がない

スマホを隣に置いてながら勉強をしていませんか?

ながらスマホで3時間以上勉強していると、スマホなしで30分以下の勉強時間の人の成績は、ほぼ同じという結果が出ています。(「スマホはどこまで脳を壊すか」榊浩平著、川島隆太監修、朝日新聞出版)

スマホが机の上に置かれているだけで、集中力を奪い、記憶の定着をさまたげる。

スマホを使いすぎるとバカになる!は本当なのです。

スマホと勉強の関係は、「スマホを使いすぎるから、勉強時間がなくなり、バカになる。」のではなく、「スマホを使いすぎると、注意・集中力の低下が起こり、どれだけ勉強しても意味がなくなる」のが問題なのです。

スマホ使用時間のボーダライン

使用時間が少なければ少ないほどいいのですが、先程の研究結果から、使用時間が2時間以内なら安全。

3時間未満でギリギリ。これを超えると、脳や精神に影響が出ると言えるでしょう。

こども家庭庁による「令和5年度青少年のインターネット利用環境実態調査」の報告書によると、

先ほどボーダーといった3時間を超えてインターネットを利用している子どもは、70.8%。5時間を超える子どもの割合は、40.1%という結果が出ています。

となると、スマホを持っている子どもの半分近くが、勉強しても効果が出なくなるくらいスマホを触っているのです。

また、5時間を超えると、1日の20%はスマホをやっているわけになるのですから、莫大の時間ですよね。

スマホを使うことによる障害やデメリット・恐怖については、以下の記事で何度も指摘しています。詳しくはこちらを御覧ください。

この記事では、スマホ依存症になるメカニズムについて説明するとともに、セルフコントロールの仕方を一緒に勉強をしていきましょう。

スマホ依存症になるメカニズム

スマホやゲームをやりすぎるのは、「自分の意志が弱いからだ」といえるものではありません。

依存症は、「報酬系」と呼ばれるドーパミン神経の暴走です。

楽しいことをすると「ドーパミン」が分泌されます。

普通なら、目標を超えるといった楽しいことが起こると、脳ではドーパミンが分泌され、興奮し、幸福感が湧いてきます。(詳しくは以下の記事を御覧ください)

ここまではいいのですが、ドーパミンは、脳がもっと欲しい、もっと欲しいと暴走しやすくなる物質なのです。

スマホをやっていると、簡単にドーパミンが分泌されます。簡単に手に入るので、もっとドーパミンがほしいと、ついついスマホから離れられなくなってしまうのです。

一方で、ドーパミンを防ぐためのブレーキが備わっています。「抑制系」といわれるものです。

抑制系の神経は、主に前頭前野が担当します。若ければ若いほど、この前頭前野が未発達なので、ブレーキが利かないのです。

小さい子が、スーパーで、「お菓子買って!お菓子買って!」と駄々をこねるのは、前頭前野の抑制系が発達しきれず、我慢ができないのです。

小学生・中学生でも、前頭前野は発達途上です。だからこそ、スマホ依存症になってしまいやすいのです。

小さなブレーキをふもう

「スマホは3時間以内にしよう」「10時以降はスマホを使わない」とルールを決めることがいろんな本に書かれています。

大事なのはルールを作って、「自分でブレーキを踏む」事ができるようになることです。

ルールや制限を守ることで、ドーパミンの暴走、つまり、依存症を防ぐことができます。

アルコール依存症、薬物依存症も、アルコールや薬物を接種することで、ドーパミンが出て依存症になる。つまりスマホ依存症と同じメカニズムで起こっています。

スマホ依存症・ゲーム障害に歯止めをかけられない人は将来アルコールや薬物依存症になる可能性が高いと言えるでしょう。

皆さん嫌ですよね。次の章で、一緒にスマホ利用をコントロールする3つの方法を勉強しましょう。

スマホ利用をコントロールする3つの方法

スマホ利用のコントロールは、時間のコントロールをするのといっしょ。

時間のコントロールができれば、人生をコントロールすることができます。

スマホの支配から逃れ、自分の人生を謳歌するための3つの方法をお伝えします。

スマホの利用を記録する(レコーディング)

ダイエットで、レコーディングダイエットってありますよね。

自分の体重を毎日記録するだけで痩せていくというダイエット方法です。

ここで大切なのは、記録をするから痩せるのではないのです。

記録をする中で、1日を振り返り「あ、無駄に間食をしてしまったな。」「晩ごはん余分におかわりしちゃったな」と気づきを得ることで、生活習慣を見直すので、結果的にダイエットができるのです。

これをスマホに応用します。

スマホを「使った時間」と「何に使ったか」を記録するようにしましょう。

  • 好きなYoutuberの動画を視聴 30分
  • 友達とのLINE 1時間
  • 今やっているスマホゲーム 2時間
  • ネットサーフィン 1時間

こんな感じで記録を取ります。

そうすると、絶対必要な部分と、無駄だと感じる部分が見えてきますよね。

友達とのLINE、Youtuberの動画は絶対見ないとやる気が出ないから、外せない。

ネットサーフィンは何も収穫なかったし、無駄。ゲームも飽きてきてるし1つ消して30分以内にしよう。

こんな感じで、客観的に使用時間を見ていくことで、本当に必要なスマホ時間を見極めます。

スマホ利用時間のダイエットに成功しましたね。

また、目標を決めて、スマホ利用時間の目標通りにダイエットを成功できれば、ドーパミンが出ます。

つまり、スマホがなくてもドーパミンというご褒美を健全に取得することができるのです。

まずは無目的にダラダラとスマホを触っている時間を減らしていきましょう。きっと3分の1になるはずです。

その時間をもっと大切なことに使っていきましょう。

以下の記事では勉強法でレコーディングを取り入れています。原理は同じですので、こちらも見て理解を深めていただければと思います。

ルールを決める

ルールを決めるだけでも、スマホを使う時間が減少します。

スマホ使用のルールが有る家庭とない家庭を比べると、平均94.5分も短くなっています。(「令和5年度青少年のインターネット利用環境実態調査」より)

スマホのルールは次の3つをおすすめします。

  1. 夜10時以降は使わない(門限の設定)
    布団に入る30分前をスマホの門限にしましょう。スマホから出る、ブルーライトの刺激は不眠の原因です。
  2. 勉強中は、スマホを勉強している部屋の外に出す
    もしどうしても使ってしまうなら、親に預けてしまいましょう。
  3. 1日3時間以上使わない。
    最初は守れないかもしれません。先ほど紹介したレコーディングを使って、少しずつ使用時間を減らしていきましょう。

スマホ・ゲームより楽しいことを見つけよう!

スマホ依存、ゲーム依存をどうすれば抜け出せるか。

それは、スマホよりも、ゲームよりも楽しいことを見つけよう。

それは、「リアルな人間関係」、「没頭できる趣味」、「読書」、「アウトプット」です。

特に「リアルな人間関係」は癒される

スマホでコミュニケーションを取るのではなく、リアルであって過ごす時間を大切にしましょう。

何時間もメッセージでやり取りするより、会って30分話したほうがはるかに関係は深まります。

友達とリアルに会って、楽しい時間を過ごす時、脳の幸福物質「オキシトシン」が出ます。

オキシトシンは、人とのつながりや愛情、友情を深めて愛に包まれた幸福感を生じさせる物質です。脳を癒し、ストレスを解消させる効果があります。

対して、ネット(LINE)などのやり取りでは、オキシトシンは分泌されないのです。

最後に

今回は、スマホと学習。スマホと依存の話をしました。

  • ながらスマホの勉強は、やっていないのと同じ!
  • スマホ依存になりやすい人は、アルコール依存、薬物依存にもなりやすい
  • スマホ依存から抜け出すには、「何でスマホを使っているか記録を取ること」、「ルールを決めること」、「スマホより楽しいことを見つける」のが大事!

大切な人生をスマホで壊さないように、うまく舵を取っていきたいですね。

スーさん
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保護者や、先生目線で子どもへのスマホ依存への対応の仕方もまとめています。合わせてご覧ください。

参考文献・参考HP

参考文献

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参考HP

令和5年度「青少年のインターネット利用環境実態調査」報告書|こども家庭庁
こども家庭庁は、こどもがまんなかの社会を実現するためにこどもの視点に立って意見を聴き、こどもにとっていちばんの利益を考え、こどもと家庭の、福祉や健康の向上を支援し、こどもの権利を守るためのこども政策に強力なリーダーシップをもって取り組みます...

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