では、その様子をご覧ください。
主題名
「ぶらんこ」 友達っていいな B(9)友情、信頼
ねらい
横取りしたブランコの綱が切れて泣くくまと、クマを慰めながら丈夫なブランコを作ろうとする動物たちの交流などを通して、友達と仲良くすることについて考えさせ、友達の気持ちを考え、仲良く助け合おうとする心情を育てる。
あらすじ
さる、うさぎ、りすが、みんなで作ったブランコに乗って遊んでいると、くまが来て、みんなの静止も聞かず横取りをする。しかし、強くブランコをゆすったことで、ブランコのつるが切れ、クマは地面に落ちてしまう。泣くくまをみんなが慰め、もっと丈夫なブランコを作ろうと、みんなで藤づるを取りに行くのだった。
授業の実際

T:今日は「ぶらんこ」というお話です。「友達」がテーマになります。どんなお話なのかな?一緒に読んでいきましょう。
(「友達」を範読する)
T:ちょっと、お話を確認しようか。どんなお話だった?
A:うさぎとさる、りすが一緒にブランコで遊んでいた。
B:くまが出てきて、無理やりブランコを奪って遊んだ。
C:その後、くまが泣いちゃった。
B:つる?も取りに行ったよね。
T:ちょっとまって、くまが泣いちゃったのはなんでだっけ?
A:ブランコで遊んでいたら、ブランコのひもの部分が切れちゃった。
T:それで悔しくて泣いていたのか!
C:違う違う、「ごめんね」って謝っていたよ。
T:そうかそうか。それで、さる君が「丈夫な藤づるを取りに行こうっていったんだね」そんなお話でOK?落としない?それじゃぁ、物語を読んだ感想を教えてください。
B:うさぎ、さる、りすがかわいいと思いました。
C:ぶらんこを3人で力を合わせて作るのがすごい。
A:さるさんの藤づるを取りに行くっていうのがいいと思った。
B:切れたらすぐに取りに行こうっていったよね。
A:くまさんは勝手にブランコに乗るのがいけないと思った。
C:私も同じで、勝手にブランコに乗るのはいけないと思った。
B:口で言えばいいのにね。
T:なるほど、さるさんの「藤づる」を取りに行こうって言うのは、すごくやさしいよね。もう一つ、「くまさんが、ぶらんこに勝手の乗るの」は先生もいけないと思ったよ。なんで、くまさんは「貸して」って言えなかったのかな?考えてみてください。
T:今日はちょっといつもと感じを変えてみて、Bさんに司会をしてもらいます。先生はここからは黒板を書くだけ。お願いできますか?(まずは順番に聞いてみて、その後自分の意見を伝えて、みんなにどう?って聞いてみてね)
B:では意見を教えてください。
C:ブランコを取りたい!のりたい!ってくまは思ったと思いました。
A:ぼくのだ!って思ったんじゃないかな。
B:ぼくの方が強い。ブランコに乗ってしまえば、みんな逃げていくだろうと思っていたと思うんだけど、どうかな?
A:人の話を聞かないくまさんだね。
B:そうだよね。みんなのことを見てないんだよね。・・・って感じなんですが、先生どうですか?
T:みなさんは「おやっ」て、思ったことある?うーん・・・か。じゃぁ、先生から1個思ったんだけれど、「なんで、そんなくま君に、さるくんは『藤づるを取りにいこう』って言ったのかなぁ」
子ども:・・・。
T:というのもね、くまくんが泣いてるのおかしいと思ったのよ。
A:あー、別にくまくんのぶらんこじゃないもんね。
T:そうそう、ブランコを作ったうさぎさんや、さるさん、りすさんが泣くのはわかるよ。なんでくま君が泣いたのかな。
C:(ブランコから落ちて)痛いから?
A:くまくんは壊すはなかったんだよ。
B:「ごめん、ごめん」ってくまくんは謝っているね。
A:壊したくなかった、壊れちゃった、(くまくんは)乗りたかっただけ。そんな気持ちがあったんじゃないかな。
B:そこで、さる君は、くま君が「ごめん」って謝ったのを聞いて、「えらい!自分から謝った!」と感じたんじゃない?どう?
A:謝って貰えて、さるくんは嬉しい、よかったと思ったんだと思う。
B:Cちゃんはどう思う?
C:うーん・・・・。
T:ちょっと難しくなってきたね。
B:謝って貰えたから、もう一度、くま君と一緒に乗ろうと思って、藤ずるを取りに行ったと思う。
T:おっと時間ですね。「謝って貰えたから、もう一度、くま君と一緒に乗ろうと思って、藤ずるを取りに行った」んだね。さる君たちは温かいねぇ。じゃぁ、本を読んでみて感想を書いてみてください。
授業を終えて

本クラスは、たった3人です。どうしても先生主導になってしまいがちで、どうにか変えられないかと思っていました。そこで、2年生の1名を司会にさせて、自動だけで授業を進めてもらうということを考えました。司会の児童が、他の児童の意見を聞き、共感したり、疑問を出す中で、ねらいに迫れると考えたからです。
今回、思った以上に上手くいきました。2年生の子どもの力はすごいなぁと感心しました。
発問と、児童の意見を拾って、ねらいに迫れるように発問を一言だけ伝える。これがどこまで通用するのか。主題が「友達」だったので考えやすかったかもしれません。他の教材でも可能か、実践をして見ようと思います。

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