プレゼンというと、パソコンにプロジェクター。
それとをHDMIケーブルでつなげるのが基本ではないでしょうか。
自分もよく学会で発表をしてきますが、プロジェクターとケーブルは用意してくれていても、パソコンは持って行かないといけないことが多いです。
PCの持ち運びがけっこう大変です。
今年は、自治体の代表として、実践報告をしました。
学校のパソコンを貸してもらおうと思ったら、個人情報流失が心配される昨今、あまり持ち出してほしくないと校長に言われました。
そこで、自前のiPadにプレゼンデータを入れて運んでいけば、荷物少なくて済まない?
なんてことを考えて今年、iPadを使って実践報告をしてきました。
パソコンではできない、iPadならではのプレゼンができたので、今日はその報告をします。
プロジェクターとiPadのつなげ方
プロジェクターとiPadのつなげ方は、有線、無線2つの方法があります。
どっちでもメリット・デメリットがあるので紹介します。
有線でプロジェクターに繋げよう
用意するアイテム
- iPad
- プロジェクター
- iPadとプロジェクターをつなげるハブ
ハブはApple社純正のものと、サードパーティ製のものがあります。
自分は上記のAnker社のハブを使っています。
これにはUSBポート、HDMIポートもついています。
USBなどを使って、iPadにデータを移すときにも使えるので便利です。
Appleの製品は純正でないと動作がいまいちなことが多いですが、Anker社の製品で失敗したことはないのでおすすめをしています。
つなげるとこんな感じ
有線を使うメリット・デメリット
- 有線なので、発表当日に映らないなんて失敗が少ない。
- 映らなくても、HDMIケーブルを変えれば直ることが多く、不具合に対応しやすい
- 比較的機材が安価
- 線を使うので、配線がいる
- iPadの電池の消耗が激しい(プロジェクターへの信号をiPadの電力を使って送るため)
無線でプロジェクターに繋げよう
用意するアイテム
- iPad
- プロジェクター
- AppleTV または Anycast
どちらも、iPadの画面をミラーリングしてくれる機械になります。
つなげると、こんな感じ。
無線を使うメリット・デメリット
- 無線なので、会場のどこからでもプレゼンができる
- 有線よりも電力消費が少ない
- 無線なので、不具合が起きた場合、対応しづらい
- AppleTVは高価
AppleTVとAnycastどちらがいいの?
AppleTVを使うメリット
- wi-fi環境が無くても、ミラーリングできる
- ミラーリングがAnycastより簡単
AppleTVを使うデメリット
- AppleTVは高価(2万越え)
- AppleTVそのものにもコンセントをつないで電気を供給しないといけない
最大のメリットはwi-fi環境が無くても、iPadとつなげられることです。
学校や、大学などは、フリーWi-Fiのところが少ないです。
そんなところで発表するときは、AppleTVの方が圧倒的に有利でしょう。
対してAnycastのメリット・デメリットは次のようになります。
Anycastを使うメリット
- Anycastは安価(2000円~6000円)
- Anycastの電力は、プロジェクターから供給されるため、機械が小さく、取り付け簡単
- Wi-fiがないと、ミラーリングできない
- Wi-fiとつないでから、ミラーリングをするため、初期設定に時間がかかる。
使うアプリ
Goodnotes 6
Time Base Technology Limited無料posted withアプリーチ
使うのはGoodnotes6を使います。
GoogleスライドやPower Point365は使わないの?と聞かれそうですが、スライドはやっぱりPCで作ったほうが圧倒的に効率が良いです。
ただできたスライドデータを、iPadに持ってくると文字の位置が崩れます。
せっかくきれいにスライドを作っても、文字の位置がずれたら元も子もないですね。
そこで今回は作ったスライドを、PDF化してGoodnote6で投影する方法でいきたいと思います。
PDF化すれば、文字の位置が崩れることはありません。
使い方
1 パソコンで作成したスライドデータを、PDFにして保存します。
2 PDFデータをiPadに転送。(Googleドライブや、メールで送付)
3 PDFをGoodnotes6に取り込む(「新規」→「読み込む」)
4 使用したいPDFを選択する
Goodnotes6を使うメリット・デメリット
- レーザーポインターを手元でスライドを見ながら表示できる
- 質問などを、スライドに直接書き込むことができる
Goodnotes6にはレーザーポインター機能があります。
しかも、今話している場所を示すレーザーポインターと、しばらく書いた文字を光らせて見せる、数秒後に消すといったことも可能です(画像参照)
質疑応答で出た質問について、スライドに直接書き込むことが可能です。
これで、他の参観者にも、どういった質問だったかを視覚的に示せるとともに、自分も何を回答すればよいかはっきりします。
パソコンでは、簡単に追記ができないのでとても便利だなと感じました。
- アニメーションを入れたり、動画を埋め込んだりすることができない
ただ、個人的には、これはあまりデメリットに感じていません。
アニメーションをいれるということは、スライドが変化します。
アニメーションは、強調したい部分にいれると効果的です。
ただ文字色を赤色にするなどで強調することができます。
アニメーションを設定するにも、手間と時間が必要なので、私はスライド発表ではアニメーションは使わないようにしています。
最後に
今回は、iPadでプレゼンする方法をお伝えしました。
スライドに直接書き込むことができるのがiPadでプレゼンするメリットです。
やってみると病みつきになりますよ。
一度挑戦してみましょう!
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