【算数・数学 小学校高学年~】授業開きの進め方

算数・数学教育

年度初めての授業。

子どももドキドキして、授業を待っています。

ガイダンスだからこそ子どもたちとワクワクした授業になるぞ!という気持ちを作りたいですね。

いつも子どもに配付しているプリントと共に、授業開きでやっていることをお伝えします。

配付プリント

こんなプリントを配ってます。

力を入れて話すこと

1人で考えるのも大切だけど、思いつかなかったら友達に聞く、教科書で振り返ることが大切だということを話します。

私の授業では、考える時間は、隣の子や分かりそうな子に話を聞きに行くのもOKにしています。

1人で考えて苦しむよりも、自分が分かるために自分で動くことが大切だと思っているからです。

宿題について

問題集全てやらなくて良いということを話しています。

賛否両論あると思いますが、自分の考えについては、

⇩この記事をご覧下さい⇩

授業場面

授業の進め方については、プリントに書いてあるのですが、やっぱり1時間その形で授業をやってみるに限ると思っています。

ポイントは、クラスみんなが取り組める活動を用意することです。

最初の最初。

子どもが数学って楽しいんだな、と思って貰えるように、パズル的な要素を含んだ教材を用意します。

令和4年度は、パスカルの三角形を使って授業を行いました。

皆さん?にはいる数字わかりますか?

この問題で、

友達と話しながら考えていいよ。

と伝えて、話しやすい空気を作ります。

その後、答えを聞くとよく手が上がります。

分からなくても友達と話しているので、自信を持って手を挙げられるのです。

間違ってても、理由をしっかり聞いて、みんなが納得出来るものなら意見として認めます。

(間違いは間違いなので、今の意見が当てはまらない所ない?と子どもに聞いて、間違いを正しましょう)

次に、パスカルの三角形の色塗りです(10段ぐらい用意しましょう)

「心の中で2~9の数字を1つ思い浮かべてください。

その数字の倍数の部分を色を塗りましょう。」

と活動させます。

自分で数字を決めることで、子どもの中に問題が落ちます。

数学が苦手な子は2を選ぶでしょう。

ひねくれた子は7あたりを選びます。

このように問題を自分の物にできるようにしていくことが大切だと思っています。

色を塗っていくと、どの数字を選んでも模様が出てきます。

友達と比べると面白いと思うでしょう。

これが友達の意見を見るよさです。

様々な意見があっていい事、新しい考えを知るのは面白いと思うこと。

パスカルの三角形でその面白さを知ってもらいます。

授業の最後に、

「今日みたいに友達の意見を見たりすると面白いし、考えが広がるよね。

こんな風にみんなで授業を作っていこう。」

と話をして終わります。

まとめ

授業開きで大切なことは

・宿題や授業の流れをハッキリ示す
・実際にやってみて、子どもに1時間の流れが分かるようにする
・とにかく楽しいと思えるようにする

教師側としては

・実際に授業を行ってみて、子どもの反応を確認する(静かなタイプか、ワイワィ騒ぐのか。)
・もしこれから授業するにあたって気になることがあれば、次の時間に指導できるように準備する

1年の最初の活動です。

自分のことも子供のことも知れるよい機会としたいですね。

もう2つぐらい授業ネタを用意して持ち上がってもこまらないように、ネタを作ります。

また出来たら公開しますね。

参考図書

H.M.エンツェンスペルガー(2000).「普及版 数の悪魔―算数・数学が楽しくなる12夜」.晶文社

スーさん
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