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【人間関係を作る力を育てる】子どもの言葉の発達を支援するために

子育て

以前、言葉の発達と心の発達について記事を書きました。

その時は声掛けの基本的な心構えを書きました。

今回は、言葉の発達について、2歳から4歳での具体的な声掛けや、発達を促す声掛けについて、もう少し具体的に書いてみようと思います。

関連記事はこちら!

体の発達と心・知的な発達は関係ない

成長は、身長や体重が伸びて、体が大きくなる体の発達と、社会性や言葉などの心・知的な発達とに分けられます。

ただ、体が大きいから、言葉の話し初めも早いと言う訳ではありません。

それぞれが子どものペースで伸びていきます。

だから、よその子と比べる必要はありません。

ただ、2歳から4歳は「言語」と「コミュニケーション」の力を他人と関わる経験から、発達させていきます。

適切な声掛けで子供の力をぐんぐん伸ばしていきたいですね。

2歳から4歳のコミュニケーションの種類

  1. 要求・拒否
  2. 叙述・コメント

があります。

要求・拒否は、

「あれ取って」

「これ食べたくない」

などの言葉です。

子どもの興味が、話しかけた相手ではなく、物にあるのが特徴です。

それに対して叙述・コメントは、

「楽しいね」

「美味しいね」

など、人との言葉のやり取りを楽しむためのものです。

子どもの興味は、話している「人」にあり、人間関係を構築するために用います。

特に叙述・コメントの力をこの時期に伸ばしてあげたいです。

ただ、ついつい周りのこと比べてしまい、色々悩んでしまいがち。

おうちの方が、しっかり向き合ってあげれば、その子にしっかり言葉の貯金が貯まります。

言葉が1度でたら溢れ出す子もいます。

少しずつ、お子さんの中に、嬉しい言葉を貯めてあげましょう。

この時期は怒らないが原則です。

その子の言いたいこと、話したいことをしっかり聞いてあげてください。

おうちの方に聞いてもらえるということが分かれば、徐々に癇癪や問題行動は減っていきます。

そして、良い行動にはすぐ褒める。

そうやって、嬉しい気持ちを、子どもの中に積み上げていってください。

⇩褒めることについて、こちらに記事にしました⇩

叙述・コメントを増やすための言葉がけ

2歳まで

子どもの成長

・二語文が出てくる(ワンワンきた等)

・「もうひとつ」「もう少し」が分かる

・積み木を2つ並べられる

・ボールを前にける

子どもの要求にも、楽しい経験を!

子どもが、お家の人と話して、楽しかった!嬉しかった!

となるようにしたいですね。

この時期は、要求が多いです。

「ボール取って」と言われた時に、子どもの目を見て、一言「はいどうぞ」と笑顔で言えるといいです。

目を合わさずに無言で渡すのはNGです。

大人でも嫌ですよね。

3歳まで

子どもの成長

・「きれいね」「おいしいね」が分かる

・パンツを自分で履ける

・大きい小さいが分かる

・靴を自分で履ける

・鉄棒にぶら下がる

・両足でぴょんぴょん跳ねる

・足を交互に出して、階段をあがる

・真似て直線を引く

言葉の種をまこう

言葉を発するには、沢山インプットしなければいけません。

日頃から沢山話しかけ、言葉の貯金をしてあげましょう

その中で、子どものボキャブラリーが増えていきます。

また、子供にわかりやすい言葉を使うと、より子どもの言葉は増えていきます。

特に遊びを近くで見守り、手に持ったものを「それは積み木だね」と伝えたり、「走ってるね」と行動を描写すると、子どもが自分で何しているか、わかるようになります。

二語文が話せるようになったら3語文で、子どもの行動を描写し伝えると、さらに力が伸びていきます。

4歳まで

子どもの成長

・同年齢の子と会話をする

・「〇〇していい?」と、許可を求める

・両親の名前や、自分の住所が言える

・ボタンをはめられる

・片足でぴょんぴょん跳ぶ

・でんぐり返しをする

・入浴時、ある程度自分で体を洗える

遊びの主導権を1:1で

子どもが楽しく遊ぶのが大切ですが、親からも「〇〇しよう」と声掛けするのも大切になってきます。

その中で、相手に合わせるということを学んでいきます。

子どもの様子を見ながら、親から子どもに誘いをかけてみましょう。

また、子どもの要求にはすぐ応えるのが理想です。

そうすることで、子どもの心が満たされる気持ちが出来て、物への執着が弱まります。

逆に、グズって、泣いて、親が渋々渡すという経験を子どもがすると、「ごねれば言うことを聞いてくれる」と思うようになります。

ダメなものはダメでいいですが、上手く慶長をつけたいですね。

4歳から

子どもの成長

・5までの数の概念が分かる

・じゃんけんで物事を決められる

・弾むボールをつかめる

・ブランコに立ち乗りできる

ごっこ遊びを3つのステップアップ

想像力を育てると相手の立場になって考えられる子どもに育っていきます。

それを育てるにはごっこ遊びがぴったりです。

小学校道徳でもそ役割演技を取り入れることがあります。

資料の登場人物になり切って、気持ちを考えるなんてことを手立てとしてとり入れます。

この時期に、ごっこ遊びをすることで、社会性と想像力が育ちます。

・ステップ1

好きなおもちゃで遊ぶ時にお父さん・お母さん役と子ども役で遊ぶ

・ステップ2

ぬいぐるみを人に見立てて、遊んでみる

・ステップ3

ブロックなどの抽象的な物を、食べ物に例えて、食べるまねなどをする(レストランごっこ)

まとめ

沢山テクニックを述べましたが、

・周りが温かい言葉をかけてあげること
・子どもの行動を言語化してあげること

です!

保育士さんの言葉がけが上手なので、真似すると、お家の人もレベルアップしますよ!(実体験)

スーさん
スーさん

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