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【子育て 絵本 読み方 選び方】子どもの脳と心が育つ絵本の読み方・選び方

子育て

子育ての本やセミナーにいくと必ずと言っていいほど、読み聞かせの大切さを説明されます。

保育園や幼稚園、小学校に入っても絵本の読み聞かせをしているところは多いでしょう。

地域の図書館に行けば、絵本のコーナーがしっかりとあります。

絵本ってそんなに大切なんでしょうか?

絵本を読むと本当にいいんでしょうか?どんないいことがあるのでしょうか?

何となくいいと思っていたことを、ちゃんと納得するために調べてみました。

今日は、絵本を読むメリット、読み方、そして選び方まで紹介しようと思います。

絵本を読むことの効果

小さいうちから絵本の読み聞かせをすると脳と心がぐんぐん成長します。

なぜなのかを、知能や心の知能という視点で、もう少し詳しくお話しします。

脳が育って賢くなる

絵本を読み聞かせすることで、脳が育ってきます。

特に、知覚、随意運動、思考、推理、記憶など、脳の高次機能をつかさどる大脳新皮質が厚くなり、高い知能(以下IQ)です。

IQが高いとはどんな状態かというと「抽象的な思考」ができる人と言われています。

例えば「野球・陸上・バスケットボール この3つに共通していることは何?」と聞かれれば「スポーツ」と共通点を見つけることができるでしょう。

このように、あるものの共通点を見出し、グループ化する能力を抽象能力と言います。

この能力が高いと、一般的に「頭がいい」と言われるのです。

実際、ある有名私立小学校では、こんな問題が出ます。

問題 次の物の中で仲間外れを答えなさい(田園調布雙葉小学校 1993・1997)

(1)おじいさん、おばあさん、おじさん、お父さん

(2)包丁、まな板、フライパン、バスタオル

(3)オレンジジュース、リンゴジュース、トマトジュース、パインジュース

まさに、グループ化する能力が問われていますね。

また、客観的に物事を見れるかどうかも、IQの高い人の特徴です。

子どもは、最初は自分中心の見方しかできません。

絵本を読むことで、様々な見方・考え方があることに気づき、抽象思考のできるIQの高い子に育つのです。

心が育って賢くなる

心の知能EQ

心が育つとはどんな状態か。

それは、自分の気持ちを知ってコントロールができ、他者を理解し、より良いコミュニケーションが取れることです。

このようなこころの知能をEQと言います。

EQとは、感情知能、非認知能力ともよばれています。

具体的には、

  1. 自分の感情をコントロールでき、目標に向かって行動できる
  2. 相手に共感でき、人間関係をうまく構築できる
  3. 自己肯定感が高く、自分のありのままを認めることができる

のがEQです。

EQが低いとこんな状態になります。

  • 感情をうまくコントロールできない
  • 自分を励ます、鼓舞することができない
  • 人間関係を上手に構築できない
  • 人間関係の問題を上手に解決できない

逆にEQが高いと、こんな「頑張れる子」になるんです。

  • 自分の感情をコントロールでき、目標に向かって行動できる
  • 自分自身を動機付け、柔軟な思考で問題解決できる
  • 相手に共感でき、人間関係をうまく構築できる
  • 人に好かれ、人から応援され、夢に向かって頑張れる、かなえられる。

EQが育つと、育まれる5つの力

EQが育つと、子どもの人生が楽しくなります。

それは5つの力が育まれるからです。

1つ目は、読み聞かせの時間は、おうちの人と、子どもがしっかり向き合う時間になるの重要なポイントです。

読み聞かせするときは、おうちの人もよそ事できません。

おうちの人に絵本を読んでもらえる。

そんな時間を積み重ねる中で、子どもは「親に愛されている」と感じます。

そうして、自分を肯定できる「自己肯定感」が育つのです。

2つ目は、絵本を読むことで、様々な感受性が育ちます。

3つ目は、絵本を読む中で、登場人物の気持ちになって考えたり、疑似体験することで、「人の感情や背景に共感する力」が育ちます

4つ目は、絵本のサクセスストーリーを読むことで、「人生はいいもの、幸せである」ということを無意識に感じることができるようになることです。

そして5つ目は、「人生はいいもの、幸せな物」と感じることで、「困難があっても、未来を信じて自分も頑張ろうと努力をできる子」になるということです。

特に5つ目の力はGRITと呼ばれ、今、注目されている力です。

絵本の読み方

大切なのは、たくさんの絵本を読み聞かせることです。

ただ、読み聞かせするのはハードルが高いと思う方もいるかもしれません。

読み聞かせをするときは、以下の4つを守れば大丈夫です。

  1. ゆっくり読まない
  2. 声色をかえない
  3. 絵本を読んだ後、子どもを褒める
  4. 決まった時間に読み聞かせをしよう(習慣化)

え、これだけなの?と思った方もいるかもしれません。

それぞれ、どうしてか理由をお伝えします。

1 ゆっくり読まない

大切なのは、自然なスピードで読むことです。

自然とは、普段子どもと話すスピードで、絵本を読んでいくということです。

絵本は、大きな絵が描いてあります。

ページをめくると、絵がまず目に飛びこんでいます。

子どもは、まずその絵を見て、どんな場面なのか、どんな話なのかを無意識に把握します。

そして、読み聞かせを聴くことで、細かい所を補完していって、物語を子どもの頭の中で作っていくのです。

ゆっくり読むと、子どもは退屈になってしまいます。

子どもに分かってもらおうと、ゆっくり読む必要はないのです。

2 声色をかえない

子どもは感受性が豊かで、敏感です。

あえて声色をかえなくても物語を楽しむことができます。

逆に声色をかえることで、大人の価値観が伝わってしまい、子どもが自然に物語を感じられなくなってしまいます。

親の意図を押し付ける形になってしまうのです。

また、頑張って読み聞かせしなきゃと思うと、親も疲れてしまいます。

声色をかえず、普段の声で話すのが大切です。

余談ですが、道徳の授業で「今日考える物語」について音読していたときに、指導教官に同様のことを指摘されました。

結局、教師が考えてほしい所を無意識に大きな声で読んでしまっていたのです。

いっしょですね。

3 読んだ後に子どもを褒める

なぜ褒めるのかというと、子どもは親の「注目」することに反応するからです。

例えば、「手を洗いなさい!」「ゲームばかりしてはいけません!」と言うのは、親が手洗いやゲームをすることに注目をしている証拠です。

これは、子どもの悪い所に注目していることになります。

悪いことに注目されると、子どもは「自分はダメなんだ・・・」という思いをもってしまいます。

だからこそ、いい所に注目をしてあげるようにしましょう。

「手を洗えたね!」「ゲームの時間守ることができたね!」

こんな風にいい所に注目することで、子どもは「自分ってできるんだ!」と自信を持つことができます。

自己肯定感が高まることにつながるのです。

読み聞かせの時に褒めていけば、きっと子どもは絵本が好きになり、何回でも「読んで!」と持ってくるようになるでしょう。

褒めるときのポイント

大切なのは、褒めるときに「本気で伝える」ことです。

長い褒め言葉はいりません。

子どもの姿を見て、いいなと思ったところをすかさず褒めていきましょう。

①アイメッセージとは、「私(アイ)」主題にしてメッセージを伝える手法のことを言います。

  • (私が)聞いてくれて嬉しかったよ
  • (私が)一緒に読めて幸せ、すごく楽しいなぁ

②感謝や愛情を表現する

  • 大好きだよ
  • 聞いてくれてありがとう
  • ○○ちゃんと読めて嬉しかったよ
  • 最後まで聞いてくれてありがとう

③子どもを観察して状態を伝える

  • よく集中して聴いていたね
  • 絵本が大好きなんだね

④英語、単語で軽やかに伝える

  • Thank You!
  • よかったね!
  • いいね! Good!

4 決まった時間に読もう(習慣化)

絵本を読み聞かせはエネルギーがいりますよね。

そんな時は、読む時間を決めるのがいいです。

例えば寝る前、ベッドの中で読むと決める。保育園に行く前、1冊読む。

そうやって子どもと向き合う時間を決めて、10分だけは頑張ることで、絵本を読むことができますよ。

1日のスケジュールを考えて、自然に読めるタイミングを探しましょう。

絵本を選ぶ時のポイント

絵本を選ぶポイントは7つです。

  • 絵を見るだけで分かるストーリー展開の物を選ぼう
  • 読み始めは生活絵本から選ぼう
  • 対象年齢は気にせずに子供に合った絵本を選びましょう
  • リズム感のある絵本を選びましょう
  • 喜怒哀楽の感情にうったえる絵本を読みましょう
  • 今も昔も未来も、男女の性別を超えた体験ができる絵本を選ぼう
  • 芸術も体験できる絵本を選ぼう

補足をしますね。

生活絵本とは、たとえば「くだもの」(福音館書店)など、身近なものを取り上げた絵本のことです。

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絵本で見た果物を、実際にスーパーなどで見つけたら、「さくらんぼだー!」ととても喜びます。

そんな風に実生活に結び付く本を最初に選んでいくと、1才の子でも一緒に絵本が楽しめます。

また、最後のポイントの「芸術」についてですが、「ゴッホ」のような絵画の載っている絵本を買わないといけないというわけではありません。

例えば先ほどの「くだもの」の絵本の表紙をみてください。

本物みたいなサクランボが描いてあります。

絵本は、絵と文章の総合芸術です。

値段も気になるところですが、子どもさんやお家の方が気に入った絵本をぜひ買っていきましょう。

そうするなかで感性が育っていきます。

もし、最初ハードルが高かったら、税地域の図書館に出かけてみてください。

沢山の絵本が子どもたちを待っています。

そのなかでお気に入りの1冊が見つかったら、それを買うというふうにしてもいいかもしれませんね。

最後に

今回は絵本の読み方、選び方について記事にしました。

絵本を読むときの4つのポイント

  • ゆっくり読まない
  • 声色を変えない
  • 読んだら褒めよう
  • 決まった時間に読んで習慣にしよう

絵本を選ぶ時のポイント

  • 絵を見るだけで分かるストーリー展開の物を選ぼう
  • リズム感のある絵本を選ぼう
  • 喜怒哀楽の感情に訴える絵本を選ぼう

お薦めの絵本は、別記事にまとめてあります。あわせてご覧ください!

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