みなさん、毎日仕事をして、保育園に子どもを迎えに行って…と大変な毎日をすごしているのではないでしょうか?
私の家も、祖父母の力を借りながらなんとか毎日踏ん張っているところです。
その中で大切にしているのは食事の準備です。
今日は子どもがの望む食事をテーマに食事について考えてみたいと思います。
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親子一緒に食べていますか?
家庭で親子そろって摂る食事は楽しいですよね。
でも共働きで忙しく、なかなか難しいという家庭も多いのではないでしょうか?
こんな親子の例をご紹介します。
Aちゃんのお父さんは帰りが遅く、お母さんもフルタイム勤務。
そのためAちゃんが5歳になると外食が増えました。
はじめは喜んでいたAちゃんも、外食が続くと、ある日お迎えに来たお母さんに言いました。
「きょうはお家で食べヨ。わたしが作るから」。
お母さんは少しドキッとしました。
お母さんが保育士にそのことを話すと、保育士は、
「Aちゃんぐらいの子どもは、自分が好きな人と、自分が好きな場所で食べたいという思いを持つているんだと思いますよ。お母さんの心がこもっているものを、お手伝いして一緒に作ったり、これおいしいねと一緒に食べたいのだと思いますよ」
と話しました。
お母さんは「ああ、そうなんだ」と思いました。
それから毎日ではありませんが、できるだけ家で作る努力をし、ユキちゃんもお手伝いをいっぱいするようになりました!
こんな風に、子どもは安心できる場所で大好きな親との食事を一番に望んでいるのですね。
食を通じた愛情が、心の栄養に
忙しい時は、たまにはお惣菜でも結構です。
まずは家族そろって家庭での食事回数を増やすよう、努めてみてください。
すると食事を通じて子どもの脳には「おうちで家族とご飯を食べることが楽しい。 おうちが好き、ママとパパが大好き」という記憶が刻まれていきます。
子どもたちの心の育ちにとって重要なのは、栄養バランスうんぬんではなく、食事を通して「親が暮らしを大切にする気持ち」を強く持っていることを伝えることです。
例えば、食や暮らしを大切にしない大人の場合。
子どもが朝食を食べなかったり、一人で食べることが多いのも気にならず、食事作りも手を抜く。
すると子供たちは「うちの親はちゃんとしていない」、食事をきちんと作らなくても「それでいいんだ」と思うようになってしまいます。
反対に、家族そろっての食事を大切にし、旬や安全性、素材にこだわったいい食事を心をこめて作ってもらうと「暮らしはこんな風に大切にしていかなければいけないんだ」と感じるようになり、健やかな心が育つのです。
食を通した楽しいふれあいがある親子の間には問題が起こることも少ないのではないでしょうか。
子どもたちは、食を通して、愛されている自分を実感することができるのです。
家族で囲む、ママとパパの愛情たっぷりの食事は、身体だけでなく、心を育てる最高の栄養でもあるのです。
子どもの時期と食育目標の目安
幼児期 | 学童期 | |
「体」を育てる | ・食事の時にお腹がすく (食欲のリズムが整っている) ・食べたいもの・好きな物が増える | ・食事や感触のリズムがもてる ・食事のバランスや適量が分かる |
「心」を育てる | ・一緒に食べたい人がいる | ・食事作りや準備を周りの人と楽しむ |
「脳」を育てる | ・食事作りや準備に関わる ・食べ物を話題にする | ・自分の食生活を振り返り、評価・改善できる ・自然・地域・食べ物とのかかわりに関心がもてる。 |
私の経験
やってよかったなと思うのは、バーベキューです。
ダッジ―オーブンで、肉を焼いたり、バーベキューをすると、普段野菜が嫌いな子どももみるみる食べます。
時間はかかりますが、ご飯が出来上がるというワクワク感が、子どもにとってはきっと楽しいのでしょう。
おにぎりを一緒に握って食べるのが最高です。
例えば、長期休みに1回やってみるのはいかがでしょうか。
キャンプ用品は、災害時にも使えるので、もっておくと緊急時にも役に立つかもしれませよ!
最後に
共働きが増えて食事の準備が大変なことはとてもよく分かります。
自分の家も共働きなので、妻が基本ご飯を作ってくれますが、できない時には、出来合いの物も使い、何とか1品は温かい作った物を出そうと私も努力をしています。
自分の作った物を「おいしい」と食べてくれるのはとても嬉しいですね。
そんな笑顔を大切に、一日一日を過ごしていきたいですね。
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