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なぜ学ぶのか?「勉強する意味」がわからなくなったときに読みたい一冊 ー「冒険の書 AI時代のアンラーニング 」(孫 泰蔵)を読んでー

教育

知人に紹介してもらって、こんな本を読みました。

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“AI時代のアンラーニング”と副題がついています。

表紙もさわやかで、これってどんな本かなと思ってワクワクして読み始めました。

この本のメインは「なぜ勉強するの?」です。

このブログでも何度も取り上げているのですが、みなさんは「なぜ勉強すると思いますか?」

この本を参考にしながら一緒に考えていきましょう。

なぜ勉強するの?

「なぜ勉強するの?」

一度は子どもから聞かれたこともある先生やお家の方も多いでしょう。

子どもだった時に、「なんで勉強するんだっけ?」と思ったことは誰にでもあるのではないでしょうか?

この本では、「学校ってなぜできたの?」という機能的側面から、学校というものが始めてできた産業革命時のイギリスから考えていました。

さて、みなさんは、「学校ってなぜできた」と思いますか?

産業革命の時代を思いだしてみましょう。

あの頃は、子どもも、大人と同じように工場で働いていました。

子どもだろうと大人だろうと1日10時間以上、工場で働いていました。

つまり、産業革命までは、大人と子どもの区別はなかったのです。

「それではいけない、子どものうちは、教育を施し、よき大人にしなければならない。」と教育を施そうと考えた人がいました。

ジョン・ロック「教育に関する考察」や、ルソーの「エミール」の時代です。

この時代に、「大人と子ども」の区別が生まれました。

もちろんこれは悪いことではありません。

この考えのもと現代では、「子どもの権利条約」などがつくられ、子どもの人権が保障されるようになりました。

ただ、ここで問題なのは、「子どものうちは、教育を施し、よき大人にしなければならない。」というところです。

思いの裏返しには「子どもは大人によって導かれなければならない」という思惑があるということです。

要は、子どものしたいようにするのではなく、大人の「こうあるべき」という思いに引っ張られるところが出てくるのです。

それが今の学校にも引き継がれています。

わかりやすいところだと、「学校には行かなければならない」、「不登校などはもってのほか」という思い。

カリキュラムでいえば、プログラミング教育をしましょう。がん教育をしましょう。キャリアパスポートを書きましょう。

ほら、話題になっていませんか?

いまは「探究的な学びをしましょう。」なんて言っています。

本当にそれって子どももため?

「今の社会に求められているから」と、さも最もらしいことを言われます。

けれど、本当でしょうか?

プログラミング教育が大事と言われて5年たちました。

今では生成AIに指示を出せば、学校で習うくらいのプログラムは一瞬で出してくれます。

きっと今後は、もっと複雑なプログラムだろうが、容易に出してくれるようになるでしょう。

じゃあ、学校でプログラミング教育は本当に要るんでしょうか?

がん教育は?もしかしたら、がんを克服できるかもしれませよ。

ね、学校で習っていれば大丈夫と神話が崩れて、ちょっと不安になってきたでしょう。

ぶっちゃけ、「今必要なものは〇〇です!」という人がいたら、自分は詐欺師だと思ってしまいます。

だったら、自分がそれを使って仕事しなさいよ。お金稼ぎなさいよ。って話だからです。

今、何を学ぶべきか

そこで考えるべきなのは、「もし子どもに一つだけ教えられるとしたら、何を教えますか?」

という問いになってくるでしょう。(教えるというのもおごかましいかもしれません。)

もちろん、様々なことを経験しておけばいいのは間違いありません。

しかし世の中のすべてを、学校で経験するのは不可能です。

みなさんだったら何を教えますか?

私だったら、「学ぶ術を学ぶ」ことだと思います。

そして「教えるんじゃなくて、一緒に学ぶ」のです

例えば自分の娘が「漢字検定を受けたい」と言ったとします。

教えるんじゃなくて、隣で、漢字検定の勉強を一緒にやることです。

いっしょに問題を解く中で、勉強の仕方とか、姿勢など、もしかしたら、私の姿を見てなにか気づきがあるかもしれません。

ライバル心を持って、さらに勉強に火がつくかもしれません。

これは、私が父として教えていたら、出てこない姿でしょう。

ほかにも、(今もやっていますが、)一緒に図書館に行って本を読む。

地域のイベントに参加する。

いっしょに勉強をしていくことで、「教える」とは違った発見があると思うのです。

自分も道徳の授業をしていて、「その考えはなかったなぁ」「そんな見方があるんだなぁ」と思うことがあります。

子どもだって、大人に負けないすごい見方ができるのです。

それが楽しいと感じる自分がいます。

最後に

さて、今回言いたいのは「一度『教える』という呪縛」から離れてみましょう。

大人が「教える」という見方から離れることで、子どもがいきいきとしてくると思うのです。

そんな学びを一緒にしていきませんか?

蛇足ですが、この本を読んでおけば、教員採用試験の教職教養に出てくるエミールなどの教育史知識はよっぽどカバーできる感じがします。

教員採用試験の息抜きはもちろん、学校の先生としても、教育って何のため?と再度考えさせてくれる1冊になりました。

ぜひ、この記事を読んで感じたことがありましたら、コメントで教えてください。

スーさん
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参考文献・参考HP

参考文献

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参考HP

産業革命が起こる前は労働時間が現代よりもずっと短かった
18世紀に起こった産業革命によって、工場や機械などの生産手段を私有する資本家が労働者を雇用して商品を作って資本を得るという「資本主義経済」が生まれました。資本主義経済は雇用者と労働者の関係の上で成り立っていることから、労働環境の整備や労働者...

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