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【暗記術 勉強法 ストーリー記憶 チャート化】忘れない記憶を作るには、ストーリーを「チャート」で作って覚えるべし

学習方法・生徒へ伝えたいこと

皆さんは、桃太郎のストーリーは、話せますか?

では、浦島太郎はどうでしょう。

もう少し、勉強に寄せていきます。

本能寺の変はどうして起こったか話せますか?

第一次世界大戦はどうして引き起こされましたか?

本能寺の変までは、なんとなく言える人が多いと思います。

自分は、理系だったので、第一次世界大戦はなぜ起こったかと聞かれると「サラエボ事件」が起こったから・・・。としか答えられません(これでは、テストで点数もらえませんね)。

なぜこんなに記憶に違いがあるのでしょうか?

今日はそのメカニズムについてお話しします。

ストーリーにすると覚えやすい(ストーリー記憶法)

人間の脳は、ストーリーにすると覚えやすいという特徴があります。

これをストーリー記憶法と言います。

古代、人間が文字を持たなかったときは、すべて口伝と言って、物語にして口伝えで先祖代々の約束事や決まり事を伝え続けてきました。

それが神話であったり、ネイティブ・アメリカンの教えとして物語化されて代々受け継がれてきたのです。

つまり、人間の脳は物語にすると忘れにくいという特徴があります。

余談ですが、口伝と書物だと、間違いなく伝わるのは、口伝というデータもあります。

それだけ口でストーリーで伝えていくことは人間にとって合っているんですね。

さて、先ほど答えられなかった「第一次世界大戦のきっかけ」について調べてみました。

こんな背景があるそうです。(Google のSearch Labで出してもらいました)

第一次世界大戦のきっかけは、1914年6月28日にボスニア=ヘルツェゴビナの首都サラエボで発生した「サラエボ事件」です。この事件では、オーストリア=ハンガリー帝国の皇位継承者であるフランツ・フェルディナント大公と妻のゾフィー大公妃が、セルビアの青年によって暗殺されました。

この事件をきっかけに、オーストリア=ハンガリー帝国はセルビアに宣戦布告し、戦争が勃発しました。その後、ロシアがセルビアを支援し、ドイツがロシアに宣戦布告するなど、同盟関係や協商関係に基づいて列強諸国が次々に参戦を表明し、世界規模の戦争へと拡大しました。

第一次世界大戦は、1914年から1918年にかけて4年余りにわたって行われ、戦車や毒ガス、潜水艦、飛行機などの新兵器が使用されました。最終的には、アメリカ・イギリス・フランスの連合国が勝利し、ドイツが降伏して戦争は終結しました。

オーストリアの国王と王妃に当たる人が暗殺されたなら、外交問題、戦争になりますよね。

流れはわかりました。

ただ、ここで新しい疑問が湧きます。

  • なぜセルビアの青年は、オーストリアの大公を暗殺する必要があったのか。
  • オーストリア=ハンガリー帝国とセルビアの2つの国の戦いなのに、ドイツやロシアはどうして参戦したのか。
  • さらに、ヨーロッパ諸国だけでなく、アメリカまで首をつっこんでいるのはなぜなのか?

ここまで「流れ」を把握し→「詳しく知りたいところ」までまとめることができました。

そうしたら、「流れ」を壊さずに要点を抜き出し、チャート化していきます。

物語をチャート化して覚えよう

では、実際に「第一次世界大戦(WWⅠ)の勃発」についてまとめてみます。

以下のようにストーリーの「流れ」をチャート形式で書いていきましょう。

  1. チャートのタイトルを書く(WWIの勃発)
  2. キーワードになりうる言葉をピックアップする(サラエボ事件)
  3. ↓のマークで繋いで「流れ」を作る
  4. 「疑問」を教科書や参考書を作り、さらに付け足す(青・赤・緑字部分)

実際に書いて見るとこんな感じです。

文章で丸ごと覚えるよりスッキリしました。

チャートで覚える方法は、文章を丸ごと覚える時に特に有効です。

試験では、穴埋め問題や選択問題だけでなく、説明問題や論述問題もあり文章を丸ごと暗記しなければならないの場面もあります。

チャートにすることで、歴史の「流れ」を簡潔にストーリーにすることができて、覚えやすくなります。

チャートをまとめるときに使うと便利な記号

4つの記号を使うことで、さらにスッキリします。

同値は「・」で表す
・ロシア ・フランス ・イギリス(反ロシアでセルビア側に参戦)

∵ ・・・ 理由を表す
ヨーロッパに関係のないアメリカがWWIに参戦 ∵ イギリス船がドイツ潜水艦に撃沈され、乗り込んでいた100人の米人が死亡。反独世論が高まる。

∴ ・・・ 結論を表す
サラエボ事件で大公夫妻が殺される ∴ オーストリアがセルビアに宣戦布告

⇔ ・・・ 逆接を表す
ドイツが敗戦 ⇔ WWⅡの火種が起こる(ナチス党の勃興)  

記号を使うことで、上のチャートよりもさらにスッキリするはずです。

最後に

今回は、記憶を忘れないようにするために「チャート化」して物語形式で覚えるポイントを説明しました。

第一次世界大戦の同盟関係って、教科書でも必ず図に載って書いてあるくらい複雑ですよね。

それを物語にして、「チャート化」して自分のものにすることで、記憶が定着します。

注意したいのは、教科書を丸写ししない事。丸写しは、脳に記憶が定着しません。

図などどうしても写すなら、じっとみて「一度記憶する」→「思い出して書いてみる」ことで記憶が定着します。

チャート化も自分で記憶し、キーワードを抜き出す中で、記憶の定着が起こるのです。

そうやって、ストーリーにして、どんどん覚えていきましょう!

こちらに、教科書を使いながら覚えるコツを記事にしてあるので、併せてご覧ください。

スーさん
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参考文献・参考HP

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参考HP

記憶術3選|記憶力世界一の使う3種類のテクニック
「もっと記憶力が良かったら、、、」「東大生みたいに簡単に記憶できたらどんなに楽だろう、、、...あ
口伝と文書。伝わるのはどっち?

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