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【COTEN RADIO 校則 学校 改革】校則は古い。周りの変化に追いつけていない。今こそシステムをアップデートをしていこうー【58-7】以前か?以後か?産業革命のインパクト 〜新しいことすんなって〜【COTEN RADIO 科学技術の歴史編7】を聞いてー

教育

今回、「COTEN RADIO」の「以前か?以後か?産業革命のインパクト 〜新しいことすんなって〜」を聞きました。

ここでは、中世ヨーロッパのギルドがなぜ崩壊したかが言及されていました。

「『決められたことを決められたとおりにやることが大事。イノベーション何ていらないよ!』というムーブをしてきた結果、社会が変化し、新しい技術が出てきてとってかわられたから、ギルドは崩壊した。」と言っていました。

また、江戸時代の日本の例も出てきました。こちらのほうがピンとくるかもしれません。

日本は鎖国して、海外の技術の輸入は制限をしていました。

徳川吉宗政権下では「新規御法度」と、新しい技術を開発することを禁止する法律を出しています。

結果どうなったでしょうか?黒船が来て、徳川幕府は崩壊をしてしまいます。(他にも要因はありますが)

さて、番組の中でMCの2人がこんなことを言っています。

決まりを使って、自分たちで守っていても、イノベーションは外部からやってくる。

グローバリズムの中で、変化をしなければ、崩壊する。

ー15分あたり 深井龍之介の発言より

禁止をしていっても、それ以外の人はどんどん変わっていき、閾値を超えた段階でしっぺ返しを食らう。そこからキャッチアップは大変。

ー16分あたり 深井龍之介の発言より

現状維持は、後退である

ー15分50秒あたり 樋口聖典の発言より

学校は現代における徳川幕府になっていないかと私の頭をよぎりました。

学校は変化しているか?

学校が変わらざるを得なくなった出来事が最近ありました。

「コロナショック」です。

コロナショックにより、一人一台端末が配られ、学習方法をアップデートせざるを得なくなりました。

けれど、中身は変わったと言えるのでしょうか?

中学ではブラック校則というものが残っている学校もあります。

「靴下や下着の色は白でなければならない」「男子の頭髪は坊主でなければならない」とかそういうものですよね。

令和4年12月に公表された生徒指導提要では、「生徒と話し合いながら、校則を改善していくこと」が示されました。

生徒指導提要に明記されるくらい、今まで学校の校則は変わってこなかったということです。

校則が変わらないということは、学校の風土も変わっていないということも言えます。

今の教育現場は社会の変化に対応できているといえるのでしょうか?

先生の志望者は減っています。

教師はブラックな仕事と揶揄されています。

子どもの不登校も最多です。

さまざまな問題が学校にのしかかっています。

学校はどう変わらなければいけないのでしょうか?

「生徒を管理する」考えから離れていこう

私が思うに、学校では先生が生徒を管理しなればいけないという考えが、まだまだ根強く残っているから、苦しいのではないかと考えます。

もちろん、トップダウンで、先生から子どもに色々なことを降ろしていった方が早いです。

けれど、そこには子どもの主体性はありません。

時間がかかっても、子ども同士で決めさせていく。先生はその調整役になることで、色々変わっていけるのだと思います。

勤務校の取り組み

勤務校では、校則を半年に一回見直し、変えていくようにしています。

なぜ校則があるのかというと、「学校生活で迷わないようにするため」です。

新入生が入学してきたときに、学校の決まりを見ることで、安心して学校生活を送れます。

ただ、校則は文面として無くなっていくのが理想と考えています。

実は20数年前に学校を統合したときに校則を見直そうと機運が高まりました。

そこで、校則は最初は設定して、学校が統合したときに混乱しないようにするが、ゆくゆくはなくしていけるといいよねという思いで校則が作られ、できる限り文面も少なくなるようにしました。

だんだん校則を少なくしていっても、学校生活や集団生活を送れる。

自律して学校活動を行える生徒、これが理想として、学校が統合されたのです。

ただ、残念ながらそこまで至れていません。教員・生徒が変わる中で薄れてきた部分でもあります。

でも、校則を無くしても自律して動ける生徒というマインドは継承していかなければなりません。

そのために、教師としては声掛けをし、生徒自身が校則を変えていくことが大切だと考えいます。

これが学校をアップデートをすることだと思うのです。

教師は相談役とストッパー役

といっても、全部が全部子どもに任していてはうまくいかない部分や行き過ぎた部分が出てきます。

そういう所こそ、教師が介入するのです。

子どもが気づいていないところは、手を入れ、行きすぎた部分は一度歩みを止めさせ、振り返らせる。

その中で、生徒が自分たちで決めたぞ!学校を作りあげてきたぞ!と言う自負が持てれば学校生活は楽しくなります

学校は教師のためにあるのではありません。学校は生徒が自治していけるようにするのが大切です。

そういう学校を作ることができれば最高だなと思います。

最後に

もちろん、ここまで書いてきたことは理想像です。

学校生活が落ち着いて送れている学校だからこそできることだと思います。

荒れている学校もあるでしょう。そんなことは無理だという学校もあると思います。

けれど小さな一歩でいいのでどこか変えていってみませんか?

その変化が数年後、大きな一歩に変わっているはずです。

理想に少しでも近づくために少しずつ学校を変えていくことで、きっと変わってくるはずです。

ちょっとずつ今の時代にあった学校に変えて行けるように、教師として今何ができるかを考えていけると最高ですね。

皆さんの学校はどうですか?

そうそう、こちらのニュース記事では、文部官僚は学校のためにがんばっている。学校はもっと変化して順庵に対応すべき!という意見が出ています。

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参考HP

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