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授業力をつけるには?インプットを組みあわて、研究授業で授業力をつけていこう ー「本をスキルとお金に変える 投資としての読書」(本山裕輔)を読んでー

教育

さて、授業力を高めるにはどうすればいいか?と考えると、「授業をする」とか「教育書を読む」とか出てくると思います。

ただ「本当に授業力が上がっているのか疑問。」という声や、「そもそも日頃の業務が忙しすぎて、授業もやるので精一杯だよ。」という声もよく聞きます。

自分は読書が大好きです。

せっかくだから読書を通じて授業力を高めたいと思っています。

好きなことをして、自分を高めることができれば最高だからです。

そこで、最近こんな本を読みました。

今日はこの本を参考にしながら「授業力を高めるためにはどうすればいいのか」考えていきたいと思います。

授業力を高めるには「やってみるしかない」

結論から言うと、本を読むだけでは授業力を高めることはできません。

授業でも一緒です。実際に実践をしてみなければ、授業力を高めることはできないのです。

マイケル・ロンバルトとロバート・アイチンガーが1996年に出版した、「Career Architect Development Planner」によると

ビジネスパーソンにとっての学びの源泉は「仕事を通した経験が70%」、「他者との関わり・薫陶が20%」、「研修が10%」

とされています。

つまりビジネスで役立つ能力を得るためには、読書や研修よりも、現場でのアウトプットがもっとも有効だということです。

教育に置き換えても、授業についての研修や、協議よりも、自分で授業を実践しや経験が大切ということが言えるでしょう。

別の研究として、組織行動学者デービッド・コルブが提唱している「経験学習モデル」があります。

経験学習とは、自分が実際に経験したことから学ぶを得ることです。

そのプロセスを理論化したものが経験学習モデルと言われています。

次の4つのステップから成り立つサイクルを回し、効率よく学習をしていくというものです。

「試行」:新しい場面で実際に試してみる

「経験」:具体的な経験をする

「振り返り」:経験を多様な観点から振り返る

「概念化」:他のケースでも応用できるように持論化する

これって、当たり前のような感じですよね。みなさんの中で一番聞いたことがあるのは「PDCAサイクル」ではないでしょうか?

計画してやってみて、振り返って、改善する。これと同じイメージです。

ただ、筆者はこの経験学習モデルのサイクルの中で、読書というインプットを更に入れるとよいのではないかと提唱しています。

以下のような学習モデルになります。

「試行」:新しい場面で実際に試してみる

「経験」:具体的な経験をする

「インプット」:概念化に必要な知識を補填する

「振り返り」:経験を多様な観点から振り返る

「概念化」:他のケースでも応用できるように持論化する

授業力を高めるために意識したいサイクル

さて、「経験学習モデル」を「教育 授業」の世界に置き換えてみましょう。

「授業を考える」:新しい場面で実際に試してみる

「授業をする」:具体的な経験をする

「インプット」:概念化に必要な知識を補填する

→ここでは、「本を読む」「研究授業の事後検討会でフィードバックを受ける」

「振り返り」:経験を多様な観点から自分で振り返る

「概念化」:他のケース(授業)でも応用できるように持論化する

こんなサイクルになるのではないでしょうか?

インプットをどこ段階に置くかは、また、その時々で変わってくると思いますが、インプットをすることで自分の知識を補填してさらにレベルアップを加速させることができるというイメージが湧いてくるのではないでしょうか?

実践して足りなかった部分をインプットする。それは、読書だったり、授業研究後の協議会だったりします。

そこで、自分の足りない、知りたい、力をつけたい部分を明確にして臨むことで、たくさんのフィードバックを得ることができると思います。

研究授業は意味がない!

さて、働き方改革が叫ばれ、「研究授業は意味がない!」という声も聞きます。

私は研究授業は教師とて、授業力を高める手段として、なくてはならないと思っています。

みなさんはどうでしょうか?どっちの意見ですか?

子どもが授業を受けるのと同じで、「自分が何かを解決したい」「授業をより良いものにしたい」と思って研究授業を引き受けるかどうかにかかっていると思います。

自分も、研究授業は指名される場合もありますし、自分から手を上げてやる場合もありますが、やるからには、自分の授業を一つでも良い方向に変えようと思って授業を計画をします。

日々の授業を変えようと思っても、なかなか、忙しくて見直すほどエネルギーを出すことがでません。

あえて、研究授業をいれることで、自分を奮い立たせて、変えるエネルギーを出すのです。

よりよい授業にするために、何冊か本を読んで、自分なりに実践をします。

大事なのは、自分だけの考えではなく、「何冊か本を読む」ことが大切だと思うのです。

研究授業が嫌になる殆どは、「どうすれば子どもたちが目を輝かせる授業になるか」が見えないから、公開するのが嫌になってしまっているのだと思います。

もちろん、先生方は日々の授業を見直して、よりよい授業になるように見直していると思います。

ただ、一人で改善をしていくには限界があります。

そこで、さっき述べた「インプット」の出番です。

本を読んでインプットしたことを実践する。

授業後の協議会で「インプット」したことを実践してみる。

そうすることで、自分にはなかった視点が出てきて、実践が豊かになるのです。

それでも、授業を新しく改善していくには労力がいります。

本当は、日々の追われるような仕事できる限り少なくし、自己研鑽できるような時間が増えると良いと思っています。

それが本当の働き方改革につながると思うのです。

自分を成長させるための仕事の仕方についてはこちらの記事で書いています。

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この本は自己啓発本の中でも、大ベストセラーの本です。

自分を成長させたい、アップデートしたいと思っている人は、この本を読んで実践を積むことで、きっとチャンスが巡ってくると思います。

ぜひ一度読んでみてください。

最後に

読書をしても、何もしなければ変わりません。

こちらでも話していますが、何かを変えたいと思って、インプットをする。そして実践(アウトプット)をすることで、自分をどんどん変えていくことができます。

今回、モデルとして5つの実践モデルを紹介しましたが、大事なのは、調べて、とにかくやってみることだと思います。

やってみれば、何かしら自分の中で気づくことはあるはずです。

一歩足を踏み出してみること、そうすれば、自然と何歩も進んでいることでしょう。

学校が大変なのは百も承知です。

大変!と言うだけでなく、少しでも楽になるにはどうすればいいか、足を踏み出して動いていくことも大切かなと思います。

「可愛い子には旅をさせろ」という言葉もありますが、自分が困難を引き受けることで、成長する。

成長するから、仕事が楽になる。楽しくなるというサイクルが必ずあります。

逆行するかもしれませんが、仕事はとにかく引き受けるべし!という記事を以前書きました。

その思いは、ある程度成長するためには、しんどい思いをする必要があると思うからです。

若ければ若いほど、対応できます。

逆に、歳をとってから苦難を取り入れるのは大変です。

周りが変わるより、自分が変わるほうが簡単です。(もちろん国としても働き方改革はどんどん進めていってほしいですし、賛成ですが、変わるまで待ってられません。)

若いうちから、実践を積んでおくことで、きっとどこかで花が開くと思います。

スーさん
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参考文献

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