2023年もあっという間に終わりに近づいてきましたが、お金まわりのことでやり残したことはありませんか?
来年からは資産運用に大きな変化の年となりそうです。
その① ふるさと納税は申請しましたか?
ふるさと納税は、応援したい自治体を自由に選んで寄付する制度です。
寄付した先からお礼として特産品を受け取ることができます。
ただし、ご自身の住んでいる自治体に寄付しても、もらうことはできませんのでご注意ください。
また、ワンストップ特例や確定申告を行うことで、寄付した金額から2000円を引いた金額が、所得税や住民税から控除されます。
結構これを知らずに寄付している方も多いので注意してくださいね。
サラリーマンなどの給与所得者で、ふるさと納税先の自治体数が5つ以下とすれば「ふるさと納税ワンストップ特例」を利用することができます。
この制度を使うと、対象の自治体に申請書を提出するだけで済み(翌年1月10日必着)、確定申告の必要はありません。
自分がどれくらい寄付できるかは、ふるさと納税のサイトで計算ができます。
※住宅ローンを組んで現在も控除を受けている方は、詳細計算をすることをお勧めします。
⇓令和5年度にふるさと納税の制度が変わりました。情報はこちら⇓
その② 地震保険料控除、生命保険料控除は提出しましたか
地震保険に加入している方、生命保険に加入している方は、所得税を控除してもらうことができます。
会社員や公務員の方は、各事業所に提出し控除を受けましょう。(いわゆる年末調整というものです)
地震保険や生命保険の控除は上限がありますので、確認の上提出ください。
また生活を同じにしている方の控除も受けることができます。
例えば夫の会社に妻が加入している個人年金の控除を受けるために、資料提出も支払いの実態が夫であれば提出できます。
個人事業主の方は年が明けてからの確定申告でもれなく提出してください。
その③ 新NISAの口座を開設する! NISAの枠は使えてますか?
儲かった利益に税金がかからないため、効率よく資産形成ができる制度として知られているNISAですが、その仕組みが2024年に改正されます。
NISAを始めたいと検討している方の中には「どうせ変わるなら、2024年の新NISAになってから始めよう」と考えている方も多いと思います。
実は、2023年のうちに現行NISAを始めておいたほうがメリット大です。
今のNISAは年間に投資できる上限があり、一般NISAは年間120万円、つみたてNISAは年間40万円まで投資できます。
一方、新NISAには一般NISA同様の「成長投資枠」240万円とつみたてNISA同様の「つみたて投資枠」120万円が用意されており、両方合わせて年間360万円まで投資できるようになります。
また、新NISAは非課税で保有できる期間が無期限になり、一生涯で1800万円の投資枠があります。
2023年のうちに今のNISAを始めるべき理由は、今のNISAと新NISAの枠が別々で使えるためです。
たとえば、2023年に一般NISAで120万円投資した分は、翌年以降も現行の非課税運用期間(5年間)はNISA枠で保有できるということ。
新NISAで投資できる枠とは別に、一般NISAの枠も持っておけるため、非課税で投資できる枠が大きくなるのです。
いずれNISAをやるつもりであれば、ぜひ2023年中に始めることをおすすめします。
NISA口座の開設には時間がかかることもあるため、早めに申し込みましょう。
自分の運用益
自分は現行のNISAで、3年ほど、40万円×3年=120万年ほど運用してきました。
2023年の1年で、20万円ほど増えました。
3年お金を寝かすだけでこれだけ増えるのは嬉しいですね。
ただ、投資なので一般の預金と思うと、お金として引き出すのは大変です。
けれども、銀行に預けておくと思えば、何百倍ものリターンが返ってくるのが、投資の嬉しいところでもあります。
どれだけ積み立てればいいか悩ましいところではありますね。
どれだけ積み立てればいいの?
もちろん「成長投資枠」240万円とつみたてNISA同様の「つみたて投資枠」120万円の計360万円積み立てれれば文句はないのですが、無理な話です。
自分も、360万を積み立てるのは、難しいです。
また、成長投資枠は自分で個別株を買っていくことになります。
株の熟練者なら願ってもない枠でしょうが、株を知らない個人は難しいです。
自分の積み立てNISAが始まる前に、個別株を買っていた時もありましたが、もうけを出すのはなかなか難しかったです。
初心者の方は、「つみたて投資枠」でコツコツ積み立てていくことをお勧めします。
額は今後1年間なくても困らない額にするといいでしょう。
私は、月々5万円ほどにしていく予定です。(だいたいボーナス1回分かな?)
そうすれば、30年の定年までには1800万円は用意できる計算になります。
もちろん、余裕はもう少しあるので、様子をみて、積立額を増やしていければいいなと思っています。
一番怖いのは、「コロナのように大きく値下がりしたときに、つい売ってしまうこと」です。
株価は2、3年すれば必ず戻ってきます。
大きく落ち込んだ時に売らず、もち続けることが、成功への道です。
だからこそ、今後1年なくても困らない額を積み立てるようにしましょう。
きっと、後々の生活が潤ってくるはずです。
まとめ
年末には3つのことを確認しましょう。
- ふるさと納税はおわりましたか?
- 保険料控除の申請はしましたか?
- NISAを始める準備はできていますか?
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