国会では、所得を上げることや、子育て給付を増やすといった議論が行われています。
その裏では、増税議論も止みません。
物価高で、家計に関わるコストも増えてきて、将来への不安が増す一方です。
子育て給付を増やしてもらっても、それ以上に税金で取られるような気がして、実質の所得は上がらない気がするんですよね。
特に私は公務員ですから、一生で稼げるお金はある程度もう決まっています。
現在、60歳まで勤め上げて、生涯年収は2億2千万だそうです。ここから、税金が引かれるので、実質手に入れれる額は1億2千万から5千万程度でしょうか?
サラリーマンなら、年収1000万、生涯年収三億を狙えるかもしれませんが、我々公務員は、どれだけもらえるかが見えています。
だからこそ節約したり、投資に回したりして上手くとりまわしていかなければなりません。
人生には3つの大きな支出があると言われています。
- 住宅
- 老後資金
- 子供の養育費
今回は、「住宅」「老後資金」について軽く触れて、子供の養育費を中心に考えてみたいと思います。
住宅に関わる費用
私の友達に行くと、35年ローンで、土地込みで4000万〜5000万程度で家を買っている人が多いです。
共働きなのか、一馬力かで、返済できる額や期間は大きく変わってきます。
住宅ローンを借りるときに、団体信用生命保険に入ると思います。
そうなってくると、個人で生命保険に入る必要性が薄れてきます。
住宅購入は、ライフプランの大きな分岐点です。
そこで、老後までのライフプランを家を建てるときに作成することで、見えてくることがたくさんあります。
少なくとも、どれだけの年数でローンを返し終わるのか。
貯蓄などはどのようにしていくのか。
そこをよく踏まえた上で、計画を立てるのが重要です。
友達の中には、
「ローンがあるから、仕事を頑張れる。」という人もいました。
人それぞれだなと思いますが、買った後に後悔をしないようにしましょう。
↓ローンと、投資のバランスについて考えた記事です。ご覧ください。↓
老後資金はどうする?
老後資金で、考えなければならないのが
- 住宅購入をしているかしていないか
- 夫婦の年金額
老後の年金が、今で言う月々のお給料
になってきます。
年金は、現役世代に貰っていた時の半分程度と考えると良いでしょう。
2人の年収で600万だったら、老後は300万円程度と思いましょう。
家計で大きくウエイトを占めるのが
- 家賃
- 住宅ローンは完済しているか
年金に見合った家賃のところに住んでいるかはよく考える必要があります。
また、定年後にローンが続いてるのはやはりきついものです。
ideco制度や、NISA制度を上手く活用しながら、返済計画を立てるのが重要になってきます。
今は定年退職してからが長いです。
100歳まで生きると思うと良いでしょう。
定年が65歳として、30年以上余生がある計算になります。
ある夫婦は、定年になり、高齢者向けの介護付きマンションに引っ越しました。
退職金+住宅の売却費用で、20年は暮らせる計算でした。
実際は、夫婦で、20年以上長生きをしてしまい、マンション費用を払うことができなくなって難儀をしているといった事例も聞きました。
若いうちから、長生きすることを前提に、どのような人生をを送れるのか、しっかり計画を立てる必要がありそうです。
子供の養育費
義務教育段階
私の地域では、義務教育段階では、公立に進学することが基本です。
小・中学校で、毎月かかってくる費用として、給食費+画材や教材+修学旅行の積み立てて5000円程度必要です。
年間6万円。小学校6年間で36万円。中学校3年間で18万円。
それに、体操服などの学校用品を買うとして義務教育9年間では、多めに見積もって70万程度が必要ということがわかります。
児童手当もあるので、義務教育段階で、お金を払えなくなるということにはならなさそうです。
高校段階
私立高校では、2020年度から、国が補助として、「年収550万円未満世帯」の授業料を実質無料になるよう、自治体への就学支援金を増額しました。
愛知県では、この就学支援金の増額分を全額活用して「年収720万円未満世帯」まで、授業料と入学金が無償化されるようになりました(入学金が高い学校は一部家庭で出す必要がありますが)
現在私立高校へ通う生徒の約半数が、無償化の恩恵を受けています。
ちなみに公立は月9800円の授業料がかかりますが、こちらも減免制度があるので、私立の授業料が無償化や減額される世帯は、要確認です。
高校も、補助を受けることができれば、義務教育と同じくらいで通うことができるようになってきています。
大学段階
大学になると、それぞれの大学に減免制度はありますが、年単位でまとまったお金が必要になってきます。
私立大学であれば、入学金と4年間の大学費用で文系だと500万。
理系(医・薬学部を除く)は700万円程度が必要になります。
さらに1人暮らしをすることになったら、4年間で1000万円は超えることになるでしょう。
子供が小さな頃から、大学入学に向けて資産を形成していく必要が有ります。
(大卒は高卒の人よりも生涯年収で5000万違ってくるというデータもあります。大学進学は子どものライププランを大きく変えるファクターになりそうです。)
児童手当を上手く活用して
2023年2月現在
子供の児童手当は(所得制限に引っ掛からなければ)
3歳未満は1万5000円
3歳以上、小学校終了前まで1万円(第3子以降は1万5000円)
中学生一律1万円
支給されることになっています。
つまり、1万5千×12ヶ月×3年+1万×12ヶ月×12年=198万円
児童手当を受け取ることができる計算です。
このお金をうまく活用して、中学校までに、子どもの教育資金を資産形成できるといいですね。
高校を卒業してくると、大学に進学しなくても、自動車学校に通ったり、車を購入する必要が出てきたりします。
子どもが簡単に用意できる金額ではありません。
子どもが大人になるまでの費用もよく考えて、資産形成をすすめる必要があります。
まとめ
・年金は、貰ってた給料の半分ほどもらえる
・大学の費用は、4年間で1000万円
・児童手当は総額200万ほど。うまく運用を!
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