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【指導案・本時の指導】「本時の指導」のページを書くときにポイント

教育

指導案作成のポイント「本時の指導」について、一緒に考えてみましょう。

各学校で様々な様式や書き方があると思いますが、授業をつくる上で大事な部分を一緒に考えてみようと思います。

【児童観(生徒観)・単元構想の書き方はこちら!】

「本時の指導」を書くときのポイント

今回は3つの観点に絞って考えていきます。

  • 「本時の目標」と「評価」
  • 「本時の流れ」
  • 「教師支援」

それぞれのポイントを押さえた後、実際に私が書いた指導案を元に、一緒に改善点を考えていきましょう。

「本時の目標」と「評価」

本時の目標と評価を明確にすることで、指導・支援の部分とズレがないように、さらに、一体化できるように考えることが大切です。

目標の実現に向けて、指導・支援を教師が行い、評価をしていきます。

ここで大事なのは、評価は子どもを評価するとともに、自分が生徒を「評価」したいところまで高めることができたかを考えるのが大切です。

評価の結果を受けて、今後の授業を改善していく営みが教師として大切になります。

本時の流れ

「本時の流れ」が一番スペースを取って各部分になります。

教師の発問・発言が中心に来ることが多いですが、、これを生徒の意識・思考にそって整理できると良いです。

そうすることで、生徒が指示されたことを受動的に取り組む姿を書くのではなく、教師が発問するときに「こういう意識をもたせるには、教師としてどういうしかけが必要か。」と考えることにつながります。

教師がしかけ(これが手立て)て、子どもの様子を授業後振り返ることで、授業力向上につながります。

生徒が主体的に取り組んでいる姿(意識・思考)を書き表し、そのために教師がどうしかけるかを考えていきましょう。

教師支援

意図と手だてを明確にすることが大切です。

本時で一番重要な支援は「目標に迫るための支援」になります。

教師の意図が、読み手に伝わるように

「○○になるように、△△する。」(○が子どもの姿、△が手だて)

と書きます。

限られたスペースしかないので、精選して書いていくことが大切です。

実際の指導案を元に考えてみよう

本時の指導(変化と対応)

さて、みなさんは指導案を読んでどう思ったでしょうか?

以下のような指導をいただきました。

教師支援について

実は、教師支援になっていない項目があります。

みなさんならどのように変えるでしょうか?

ぜひコメントお待ちしています。

振り返りについて

45分のところに、「振り返り」について記述があります。

次への学習につなげるために、「比例定数が分数や小数の場合の書き方を考えたい。」、「表を書いて点をたくさん打つのは大変。簡単にかく方法はないかな」という意識をもたせるために、「ふりかえりの視点を与える。」支援を行っています。

ただ、これは子どもを鍛えていき、「収穫を書きましょう。」と言っただけで書けるようにしていきたい。

最初のうちは視点を与えるのはよいことです。

すこしずつ脱却できるように声かけをしていく必要がある。

では、そのための手だてはどんなことが考えられますか?

評価について

よく、「評価」は、「本時の目標」の裏返しで書くと指導されます。

ただ、それでは、片手落ち。

子どもになって欲しい具体的な姿まで落とし込めていない場合があります。

  • 比例定数を変える中で、比例のグラフの特徴に気づくことができたか。
  • 比例のグラフの特徴を理解することができたか。

「気付いた」とはどんな姿か?

「理解した姿」とはどんな姿か?

見えてきません。

  • 比例のグラフの特徴をノートに書いたり、収穫(ふりかえり)に書いたりすることができたか

このように記述すると、個人思考(一人調べ)や収穫(ふりかえり)の際に「比例のグラフは必ず原点を通る。」、「比例定数が負の数なら、右下がりのグラフになる。」などを書けているかを教師が見て評価するということが、読み手に伝わります。

まとめ

今回は本時の指導の部分についてまとめてみました。

指導案を書くとき、皆さんはすごい労力をかけて書いていると思います。

読み手に自分の思いが伝わる書き方になると、書き手の私たちも嬉しくなりますね。

すこしでも皆さんの力になれたらうれしいです。

スーさん
スーさん

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