仕事を続けていくと、モチベーションが上がらないとか、どうしてこの仕事をしているんだろうと思うことが必ずあります。
「どうやって仕事をモチベーションをあげればいいか分かりません」と相談を受けることもあります。
子どもだったら「勉強ってなんでしなきゃいけないの?」と聞いてくることでしょう。
自分や周りの人のモチベーションを上げるにはどうしますか?
実は、してはいけないことがあるんです。
それは「自分の価値観を伝えて心を動かそうとする」ことです。
今回、「リーダーの仮面」を読んで考えたことを紹介します。
仕事の意味や価値観は「自分自身で見つけるもの」

本田宗一郎などの起業家の自伝。
読むと、すごーい!って思いますよね。
起業家じゃなくても、歴史の伝記を読んでいても、この人すごいなぁって思うことがあると思います。
また、一流の人の話を聞くと「自分の考えや価値観」をしっかり持っているなということを感じることもあるはずです。
でも、それを押し付けられるとどうでしょう。
多くの場合は「何を言っているんだろう?」で終わります。
下手したら、「あなたみたいにできないし。」なんて思って信頼関係すらなくなってしまうことも考えられます。
仕事の意味や価値観は「自分自身」で見つけなければ意味がありません。
時によって意味や価値観は変わってもいいと思います。
仕事の意味・やりがいを自分で見つけ、腹落ちしなければ、結局は押し付けの価値観になってしまい危険なのです。
翻って教育の文脈でも考えてみましょう。
教師という仕事は、子どもに口で伝えて、子どもが動き出し、そして、成長させる。
そんなことが必要です。
けれど、やっぱり私は価値感を押し付けてはいけないと思います。
子どもの悩みはいろいろあります。
勉強、部活、人間関係。
人によって得意・不得意は様々です。
そこで教師が生徒の悩みを見つけ「私はこうしている。」「こうすればうまくいった。」なんて話したらどうでしょうか。
素直に受け取ってくれればいいのですが、「それは先生だからできることでしょ。」なんて思われたら、結局仕事の場合と同じになってしまいます。
大事なのは、「自分でどうすべきか見つけること」だと思います。
巷の言い方でいうと「コーチング」と呼ばれるものだと思います。
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
もし、子どもや相談者が「働く上で、どんなことを大事にしていますか?」と聞いてきた場合は、自分の思いを語っていいと思います。
「困っています。助けてください。」「成長したい。背中を教えてもらいたい」と聞く準備が出てきいるので、話をすれば響きます。
仕事も学業も事実ベースで語ると説得力が増します。
個人的な思いは横に置いておいて、仕事や学業の姿勢、数字からフィードバックをしていきましょう。
とりあえず「手を動かすようにするのが大事」

さて、仕事も学業もですが、目標に達しないとこんなことをいう人が出てきます。
「気合いが足りませんでした。」
「反省して次は頑張ります。」
こういう反省を見た時、皆さんはどう返しますか?
自分がどう感じたかは別にどうだっていいのです。
仕事も学業も成績を上げてナンボです。
気合いや反省ではなく、「今足りないところは何で、何をするか」が大事なのです。
そこで、「次はどうしますか?」「具体的にはどう変えますか?」と聞いていきます。
そこでポイントは「何を」「どれだけするか」が入っているかです。
仕事だったら「訪問数を一日中3件に増やします。」
勉強だったら「一日1時間、机に座って問題集を開きます。」
このようにやることを決めさせるのです。
そして、定期的に(ものによっては毎日)確認するのです。
「3件回れましたか?」
「1時間机に座って問題解けましたか?」
これでやっと、その本人たちに欲が出てきます。
「毎日3件回っているんですけれど、〇〇の事態がよくおこり制約できません」
「1時間勉強しても成績が上がりません。」
この時、困り事が自分ごとになっていることがわかります。
そこでやっと、
「こういうときは、××とやるといい。」とか「△さんがプロだから聞いておいで」とアドバイスできます。
よくあるのが「本当にやらなきゃいけないの?」と言われることです。
言ってはいけない返しが「いいから黙ってやれ」と押し付けてしまうことです。
仕事だったら、「あなたはそれをやらなければいけません。責任者の私が判断しました。」と伝えます。
子どもにだったら、先ほどのように「どうすればいいか」を子どもに徹底的に考えさせるのです。
この「どうすればいいか」を生徒に決めさせていくことが「自分で考えて動く」生徒に成長させられることにつながると思っています。(学校なので失敗したら、プランBを考えればいいのです)
最後に

さて、ビジネスも教育もひっくるめて今回書いたので、「教育」は数字が全てではない!という人もいると思います。
また、そんな誤解を与えるような記事になったであろうことも想像できます。
あくまで、今回は「成績(テストの点数)」や「仕事の成績」に限ったことです。
テストの点数や仕事の成績が上がって、モチベーションが上がらない人はいるでしょうか?
いませんよね。
そうやって、まず成果を出して、やる気にさせることってとても大切だと思うのです。
もちろん、成績があがるように支援はしていきます。
支援をした上で、没頭すれば、成績は必ず上向きます。
うまくいってから、仕事をする意味や、勉強する意味を考えればいいのです。
モチベーションが先ではありません。
活動の成果が先で、その後、モチベーションについて考えていくのです。
だからこそ、「何をすべきか」をしっかり深掘りし、やってみる。
やったことに対してフィードバックしていく。
これが大事だと思います。
ついつい精神論に走りがちですが、気をつけたいところですね。
皆さんは、こういう時どんなことに気をつけますか?
ぜひコメントで教えてください!

安藤広大先生の「リーダーシリーズ」もついに読み終えることができました。合わせて私のレビューをご覧ください。

参考文献
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