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【勉強法 働き方改革 自己実現 まとめ】インプット・アウトプットって何をすればいいの?

まとめページ

三省堂の「今年の新語2024」では「言語化」という言葉が大賞に選ばれました。

 「言語化」ということば自体は戦前からあり、戦後になって用例が増えてきました。「思想を言語化する」「概念を言語化する」など、主に心理学や言語学、哲学といった分野で、専門的なニュアンスを持つ用語として使われてきました。・・・(中略)・・・

大学の授業で学生たちが書く感想に「言語化」がよく使われるようになったことに気づきました。「うまくことばにする」「文章にする」ではなく「言語化」と表現するのはなぜか、興味深い問題です。・・・(中略)・・・

 現代の人々が「言語化」と表現するのは、それだけ「ことばにする」という営みを細かく捉えるようになったからかもしれません。インターネット空間や社会生活の場で、従来にも増して、自分をことばで表現する必要性が高まりました。SNSで目にした意見に「モヤる」(気分がもやもやする。2018年の2位の語)こともあれば、就活で「ガクチカ」(学生時代に力を入れたこと。2022年の6位の語)を説明する機会もあります。日頃見聞きしたものをどのように頭にインプットし、どのようにイメージ化し、ことばに出すか。そういった言語化のプロセスについて、人々が深く考えるようになったとは言えないでしょうか。 

 ことばの力がますます求められる時代の象徴として、「言語化」は大賞にふさわしいと判断しました。

ー 三省堂 「今年の新語2024」より

と「言語化」が大賞になった選考理由が書いてあります。

私も常に、ブログで言語化しています。

それはアウトプットという言葉でよく言い換えていますが、そもそもアウトプットってなんでしょうか。

そして対義語であるインプットはなんでしょうか。

改めて言語化しておきたいと思います。

人はインプット・アウトプットのスパイラルで成長する

このブログでも、何度もインプット・アウトプットという言葉を使っています。

この2つの活動は、自己成長していく上で欠かせないことです。

きっと多くの人が、自分を成長させたいと思っていることでしょう。

その一つの方法として、「勉強する」ことを挙げる人も多いのではないでしょうか?

ただ、勉強してもなかなか成長した実感が得られないと感じている方も多いと思います。

「勉強」して「自己成長」に繋げるためにやらなければならないことはなんでしょうか?

入力と出力を繰り返すのが成長する鍵

スティーブン・キング(シャイニングや、ショーシャンクの空など、アメリカの超有名な小説家)が、「書くことについて」の本で次のようなことを言っています。

作家になりたいのなら、絶対にしなければならないことがふたつある。たくさん読み、たくさん書くことだ。私の知る限り、そのかわりになるものはないし、近道もない。

ー スティーブン・キング「書くことについて」

たくさん読み(インプット)、たくさん書く(アウトプット)することで、作家になれる、それ以外に道はないということを言っています。

作家として成功した今でも、たくさん読み、たくさん書いていることでしょう。

インプットとアウトプットを繰り返しますが、それは円のように同じところを回るわけではありません。

インプットとアウトプットを一巡するたびにぐるぐる回りながら、螺旋階段のように成長していくのです。

圧倒的なインプットと圧倒的なアウトプットを実行することが自己成長の鍵だとわかっているのです。

学んだことを使うことが自己成長の鍵

たくさん本を読んでいても、成長しないなと感じている人もいると思います。

ビジネスマンだったら、自己啓発書。先生だったら教育書を読んでも、自分の成長を感じることができないという人もいると思います。

スティーブン・キングが言っているように、読んだあと、みなさんは書いているでしょうか?

「本を読んでどんな学びがありましたか?」「感想を教えて下さい。」と聞いて答えられるでしょうか。

たくさん読んでも、頭の中に入っていなかったら、全く意味がありません。

別の例で考えてみましょう。

「たくさん参考書を読んだ人は、学力が上がるでしょうか?」

答えはNoです。読むだけでは学力はつかないことは皆さんおわかりだと思います。

実際に問題を解いて、自分の苦手なところを見つけて、そこをさらに勉強して・・・。

結局、問題を解くというアウチプットをしないと学力はつかないのです。

成長するには、インプットの量は比例しません。アウトプットの量に比例していくのです。

勉強をしているのに結果が出ないという人は、アウトプットを増やしましょう。

友達の話す、SNSに書いてみる。実際に書いてあることを実践してみる。

そうやって、とにかくやってみることで、自分を変えることができます。

インプット量より、アウトプット率

1ヶ月に10冊読んでも、何も動かなかったら読み損です。

インプットの量を減らし、1冊読んで、1つ実践してみる。

この方がよっぽど効果があります。

インプットしたらできるだけアウトプットしてみる。それが成長に繋がります。

インプットの極意

アウトプットが大切とここまで書きましたが、インプットを効率よくしていきたいですね。

アウトプットを支えるインプットをの極意をここでは紹介します。

アウトプットを前提にしたインプットをする

誰かに伝えるぞ!という前提で、インプットをしていきます。

誰かに伝えなきゃと思うだけで、脳は活性化します。

実際にアウトプットできれば、完璧です。

SNSやノートなどに書く。人に話す。それだけで学びがさらに深まります。

こちらに詳しく科学的根拠を書きました。御覧ください。

インプットはニュートラルに行え

中立な姿勢でインプットをしようということです。

必ず、私達は偏った見方をします。先入観、偏見があると、脳はそれにそぐわないものをブロックします。

有名な実験で、「バスケットボールをパスの動画」を使った実験があります。

みなさん、何回パスしたか数えてみてください。

さて、途中でゴリラの着ぐるみが出てきましたが気づきましたか?

「パスの回数」を数えることに集中して、「ゴリラ」という異物に気づかなかった人が多いと思います。

インプットするときも同様です。「パスの回数を数える」と先入観をもつと、他のことは目に入らなくなるのです。

自分の先入観をなくすことは難しいですが、もし気になるところがあっても、「とりあえず置いておいて」最後までインプットしたときに判断することをおすすめします。

「インプットした後で判断する」ことを意識すれば、先入観が薄まり、今まで気づかなかったこと、見逃していたこと、知らなかったことなど新しい情報、知識が脳に残るようになります。

興味・関心のあることにアンテナを張ろう

楽しいことはないかなと動画やサイトを見て、1日終わってしまったなんてことはないでしょうか?

漠然とネットを彷徨っていても、「面白い情報」には出会えません。

自分の今、興味・関心のあることは何かと目を向け、注意を集中することで初めて頭に情報が入ってくるようになります。

逆に膨大な情報で溢れていても、ある情報に注意を向けることで、選択的に情報を取り出すことができるようになります。

これを「選択的注意」といいます。

特定のキーワードを意識し、普段から自分の興味、関心の領域を明確にしておくことで、有益な情報をキャッチできるようになります。

元を取ろうと、欲張らない

本や講演会で、「すみからすみまで落としなく聞いて、気づきをたくさん持って帰る!」と意気込む人がいますが要注意です。

結局は、本に書いてあること、講演者が言っていることを覚えることに集中しすぎて、理解する暇や考えることができず、生兵法になってしまいます。

アイデアを広げる「気づき」が得られないのです。

気づきは3つあれば最高!1つ見つけられればラッキー!

合わせて気づきは、行動に移したり、習慣化しなければ意味がありません。

例え100個気づきがあったとしても、それらを全て行動することは不可能です。

人の脳は同時に3個くらいまでしか情報を処理できないと言われています。

たくさん記憶できたとしても、処理できる情報は3個まで。それ以上を処理しようとすると、結局脳はシャットダウンして忘れてしまいます。

大事なのは、3つ気づきを得て、それを行動に移していくことです。

欲張らずに、謙虚に学んでいきましょう。

心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。 習慣が変われば人格が変わる。

人格が変われば運命が変わる。

ーウィリアム・ジェームズ(アメリカ合衆国の哲学者・心理学者)

気づきから、心を変えて、行動を変えていきましょう。

後々大きく運命が変わってきます。

「質問」を考えながら聞く

講演会の最後に、質疑応答の時間があります。

ここで、みなさん「質問」していますか?

「質問」できるように考えながら話を聞くことで、集中力が増し、よりインプットの質が高まります。

「自分に置き換えたら何が言えるかな?」、「別の場合だったらどうなるのだろう?」、「具体的に例を出すとどんな感じ?」

こんなふうに質問や疑問が出て来ることは、自分で理解し、吟味し検討しているということです。

もちろん、本を読む場合でも同様です。

さらに質問をその場でできれば、聞くだけでは得られない貴重な気づきが得られます。

ぜひ手をあげてどんどん質問していきましょう。遠慮はいりません。

また、講演が終わった後、名刺を持って挨拶に行ければ最高です。

相手の連絡先をもらえるかもしれません。

短い時間ですが、直接話ができる時間にもなります。相手に顔と名前も覚えてもらう最大のチャンスです。

新たなインプットの機会を得られるという可能性も出てきます。

「情報」と「知識」のバランスを取ろう

勉強とは「情報」や「知識」を受け取り、それを記憶し、活用することです。

「情報」や「知識」によって自分の考え方、行動が変わり、その先に自己成長が待っていると言えます。

ただ、「情報」と「知識」はどう違うか言えますか?

時間が経つと価値を失うのが情報」であり、時間が経っても劣化しないものが「知識」です。

例えば、1年前の新聞を読んでみます。

「大谷翔平選手が50−50(50本塁打、50盗塁)を達成した」というのは、どちらでしょうか。

これは、情報ですね。1年経つと、「すごかったなぁ、あの時の大谷選手」ぐらいになっています。

それに対して、「大谷選手の盗塁術」といった記事が脇にあったとします。

野球をやっている人なら、盗塁術の記事を読ん、実践することで、盗塁が上手くなるかもしれません。これが知識です。

新聞の記事を例に挙げましたが、雑誌、ネット、新聞で得られるインプットは情報がほとんどです。

対して、本から得られるインプットは知識になることが多いです。

情報をインプットするのが悪いというわけではありません。

大体、情報 2:本8の割合でインプットをしていくことで、今の情勢を知りながら、自分はどう成長あるべきか考えることができるようになります。

リアルからのインプットは大事

「百聞は一見にしかず」

実際に1回やってみることは、100回聞くよりも経験(インプット)になるのはきっと皆さんわかっていると思います。

音楽でも、実際にライブに行った方が、CDで聴くよりも何倍も迫力ありますよね。

勉強でも一緒です。

自分の憧れの人の話を聞くことができる機会があるなら、行きましょう。

小学校のころ中日の選手から直で野球を教えてもらえる機会がありました。

その3時間の練習会で、「プロってこういう考えをするんだ。」「プロって体でかいな・・・。何を食べれば体を大きくできるんだ」など、テレビでは感じにくい生の情報を得ることができました。

この経験で野球をもっと好きになりましたし、上手くなりたいと本気で思うようになりました。

直接、リアルで会うことで、初めて伝わってくることもあります。

こちらでも、リアルで会う大切さについて書いているので、合わせてご覧ください。

アウトプットの5つの極意

アウトプットこそが大切だと書いてきました。

ここではアウトプットする上で大切になる5つの極意を紹介します。

アウトプットとは「運動」である

アウトプットは、運動神経を使って、筋肉を動かすことです。

手の筋肉を動かして「書く」。口や喉の周りの筋肉を使って「話す」。いずれも筋肉を使っています。

体を動かして覚える記憶というのを「運動性記憶」と言いますが、運動性記憶には、一度覚えるとそのあとはほとんど忘れることはないという特長があります。

例えば、一度自転車が乗れるようになったら、久しぶりに乗っても、転んでしまうということはないでしょう。

野球でボールを投げるということも感覚は忘れることはないです。(どうしても筋肉は衰えるので同じようやったら怪我をしたなんて聞きますが)

漢字を書くことや、九九の計算をいちいち考えなくても、手が勝手に動くという経験もみなさんしたことがあると思います。

「頭が覚えている」というよりも。「体が覚えている」という感覚は、「運動性記憶」によるものです。

勉強の結果を出したいなら、書いて書いて書きまくればいい。さらに書きながら、書いている内容を音読すると、さらに効果が上がる!ということです。

ボールペン・鉛筆勉強法

書けば書くほど、良いということをお話ししました。

そこに、やり切ったという達成感が生まれると、さらに嬉しいですよね。

私は勉強をする時には、シャーペンを使わず、ボールペンか鉛筆でノートを書くようにしています。

それは、ボールペンのインクの減りや、鉛筆の長さで自分が一日で勉強できた量を実感できるようになるからです。

鉛筆だったら、3日で1本。ボールペンだったら、1週間に1本なくなるぐらい書いて勉強すれば、よく勉強をしていると言えるでしょう。

おすすめのペンはこちらで紹介しています。お気に入りの一本を見つけてください。

空書きと音読で記憶率アップ 「空書き・音読勉強法」、「マルチモーダル」

よくカードの表に英単語、後ろに意味を書いてオリジナル英単語を作って覚えることをすると思います。

ただ、これだと、思い出す「想起」というアウトプットをしていますが、書くことより効果は落ちてしまいます。

そこでおすすめしたいのが、「空書き・音読勉強法」、「マルチモーダル」です。

appleのカードを見たら書いたら、手で空中に「apple りんご」と空書きをする。

そうすることで、手が動いて運動性記憶になります。

さらに、「apple りんご」と実際に音読して、喉を使って「運動性記憶」にします。

このように複数の筋肉を使って記憶をしていくことを「マルチモーダル」と言います。

とにかく、勉強は体を動かすことで頭に残ります。

「想起」だけでは、効率が落ちます。どんどん体を動かしていってください。

「マルチモーダル」や「覚えること」についてはこちらの記事をぜひ参考にしてください。別の書籍から記事を書きました。

運動性記憶という言葉は使いませんでしたが、主張していることは同じであることがわかります。

1週間で3回アウトプットする

気づきを行動に変えることで、人生は変わってきます。

けれど、ついつい覚えたことは忘れてしまうもの。

だから、気づきは、「1週間で3回アウトプット」するようにしましょう。

具体的には「書く」「話す」「教える」の3つの行動です。

簡単にできるのが、

  • SNSで呟く
  • LINEやGoogleキープなどのメモアプリに書いておく
  • 友達に話す
  • メモをする

などになります。1回目が1日後、 2回目が3日後、3回目が7日後にというように、最初は早めに復習し、少しずつ期間を空けていきましょう。

詳しくは、こちらの記事に書いてあります。合わせてご覧ください。

積極的にテストをする

積極的にテストをするのも、記憶を残すうえで大切です。

例えば、資格試験や、定期テストなど、機会があれば誰だって勉強をしますよね。

テストという最高の場があるからこそ、インプットやアウトプットを頑張れるのです。

テストをより効果的にする方法は、先ほども紹介した記事ですが、こちらに書いてあります。

「気づき」は瞬時に記録する

よく、あ、この文章いい!と思ったれど、次の日どこに書いてあったか忘れてしまう・・・。

そんな経験をしたことある人はいませんでしょうか。

5分か10分で忘れてしまうのが「気づき」の特徴です。

「気づき」は脳科学的に言えば、単なる神経細胞の発火です。

「夢」も起きると忘れてしまいますが、これと同じなのです。

神経細胞の発火というのは、頭の中で、花火が上がるようなものです。

人の心が動く時に上がる美しい花火。けれど、花火は一瞬で消えてしまいます。

上がった瞬間にカメラのシャッターを切れば、永遠とその美しさを保管できます。

気づきも一緒で、「すごい!」と思ったら、すぐにメモをとりましょう。

頭の中で閃いたアイデアを外界に出力して文字として書き留める。

これが大切なのです。

メモの取り方

本に書く

本はどんどん書き込んでいけばいくほど、自分の学びが深まります。

例えば、読んでいて、「この一言は仕事に活かせそう!」と思ったら、ラインを引く。

隣にコメントで「〇〇の仕事に活かせそう」と書いておくことで、見返したときに忘れません。

付箋などを貼っておくでもいいですよ。

スマホでメモ

ただ、通勤中などで、ペンなどの道具を持てない、出せないということもあると思います。

そんな時は、スマホを使っています。

LINEの「keepメモ」に気になったページとなぜ気になったかを書いておきます。

そうすることで、後でブログに書いたり、読書メモのノートに書き写して、自分の知識として蓄えます。

SNSに書き込む

自分はXを使っています。

大体、読み始めるときには、写真付きで「この本を読む」と宣言をしています。

そして気になったページと一言をツリーに書き連ねていって、後でこの本の大事なところはどこだったかと見返せるようにしてます。

フォロワーさんから、「私も読んだ!」とコメントが来るとさらに嬉しいですよね。

そうやって、人と交流しながらメモを取っていきます。

最後に

今回は、今まで書いてきたアウトプットやインプットについて自分の知っていることを一度総まとめしたいと思って記事にしました。

見出しで気になるものを一つずつ見ていって、これはと思うものを一つずつ実践をしてみてください。

きっと皆さんの役に立つと思います。

スーさん
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全文表示|2024年の選評|三省堂 辞書を編む人が選ぶ「今年の新語2024」
読者の皆様と、辞書を編む人の英知を結集し辞書の三省堂が「今年の新語」を選びます。

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