小中学校の先生歳う視点で、鉛筆・シャープペンシル・消しゴムの選び方を紹介してきました。
今回は、黒ボールペン・カラーボールペンの選び方です。
インクの種類によって書きっぷりが変わってきます。
見ていきましょう。
【他の文房具の紹介記事はこちらを御覧ください】
黒ボールペンの選び方のポイント
油性か水性か
ボールペンのインクは、油性と水性の2種類があります。
油性だと、即乾で耐水性があります。蛍光ペンなどのマーカーを、ボールペンの上に引いても滲みにくいといった特性があります。
対して水性のメリットは書き味が軽く、発色が良い事です。ただ、耐水性がないので、マーカーを引くと滲む恐れがあります。
使うときをイメージをして、油性か水性か選びましょう。
芯の太さ
0.5mmか0.7mmがスタンダードです。
細目が好きな人は0.4mmはいかがでしょうか。
黒ボールペンは、シャープペンより目立ちます。
黒ボールペンでどれだけ目立たせたいかを考え、普段使っているシャープペンの太さを考えながら、ちょうどいい太さを選びましょう。
グリップの硬さ・太さ
持ち手の硬さや太さは、試してしっくりくるものを選びましょう。
文房具屋さんや、本屋さんでぜひ試し書きをしてみて、しっくりくるものを選ぶと良いです。
本体の重さ
シャープペンシルほど大きな違いはありませんが、安定して書きたい場合は、重めのペンを使いましょう。
サラサラと書きたい場合は、軽めのペンを使うと良いです。
書きやすさ(疲れにくさ)
これも実際に使ってみて、書きやすいな、疲れにくいなというものを選びましょう。
筆箱に入れる本数
1本あればいいです。必ずいるほどの物ではありません。
使いこなせれば、ノートが一段と綺麗にまとめる事ができます。
使い方は次で紹介します。
黒ボールペンの使い方
黒ボールペンのメリットは、消しゴムや手でうっかり消えないというところです。
濃くはっきり書けるので、見返したときにみやすくなります。
ボールペンとシャープペンは以下のように住み分けて使いましょう
ボールペン:「消す必要がない」=「間違っていない内容を書く」ときに使う
例:板書を写す、まとめノートに勉強したことをまとめ直す など
シャープペン:「消すかもしれない」=「間違っているかもしれない」ときに使う
例:授業ノートのメモ、宿題やテストの問題を解くとき など
小・中学生の時はシャーペンで良いと思います。
万が一ボールペンで間違えた場合、修正テープや修正液を使わないといけなくなり、面倒だからです。
おすすめ 黒ボールペン
オプト
私の奥様が使っていて、貸してもらったらハマりました。
ダマになりにくく、スラスラ書けるだけでなく、インク量が一般的なノックボールペンよりも1.5倍ほど多くなっているので、長く使うことができます。
クリップも付いているので、無くしにくいのも大きな特徴です。
ドクターグリップシリーズ
「ドクターグリップ」というとシャーペンのイメージですが、ボールペンもあります。
シャーペンと同じく、首・肩・腕への筋肉への負担を軽減するように設計されているので、長時間書いても疲れにくいデザインになっています。
アクロインキという低粘度の油性インキが使用されていて、滑らかな書き味で、しっかり濃く書くことができます。
ジェットストリームシリーズ
「クセになる、なめらかな書き味」がキャッチコピーの定番商品。
従来の油性ボールペンより、摩擦係数が最大50%軽減された新開発インクが使用されており、紙に引っかからず滑らかに書くことができます。
くっきりと濃い線を書くことができるうえ、速乾性にもすぐれているので、手を汚しにくいのも嬉しいポイントです。
レグノ
軸材に木材が使用されていて、持っていてホッとするデザインなのがこのボールペンです。
使い込むほど、ツヤが出てきて、長く持ちたいと思える一品です。
インクは油性、ドクターグリップ同様アクロインキが使用されているので、書きやすくなっています。
木を使っているので、他の商品より高いのが難点。買ったら、このペンを使い続けると思って使いましょう。
フリクションシリーズ
ラバーで擦ると書いた文字が消えるフリクションペン。
消せるボールペンが出たときは、衝撃を受けました。
「授業ノートをボールペンで書きたいけれど、間違えたら嫌だ。」と思っていましたが、そのストレスが解消されました。
使いやすのはやっぱり、「フリクションノックビズ」。
持ちやすく使いやすいですが、普通のフリクションペンの15本分くらいの値段がします。
レグノ同様に、買ったら使い続けたい商品ですね。
カラーペンの選び方のポイント
ボールペンタイプか鉛筆タイプか
小学校、特に低学年は赤青鉛筆を指定されることが多いです。
ボールペンだと滑って書きづらいから、低学年のうちは、赤青鉛筆で書くようにします。
小学校3年生をすぎると、徐々に色鉛筆の指定がなくなってきます。
子供の様子を見て選びましょう。
芯の太さ
こだわりがなければ、0.5mm。
細めが好きならば、0.38mm〜4mm。
太目が好きならば、0.7mmくらいがおすすめです。
書きやすさ
カラーボールペンは、ブランドや芯の太さによって、なめらかさが大きく変わってきます。
実際に試し書きをしてから、自分が書きやすいと思ったものを買うようにしましょう。
グリップの硬さ・太さ
握りやすい硬さ・太さのものを選びましょう。
カラー
カラーボールペンの場合は、自分の好きな色・見やすい色を2〜4色程度選びましょう。
似た色ばっかり買ってしまうと区別がつきづらくなるので、目でみて違いがすぐにわかる、異なるカラーを選ぶのがおすすめです。
用意する本数
赤青鉛筆であれば、1本。
カラーペンだったら、赤と青ともう1色くらい(緑・水色)をおすすめします。
使い方については、次で説明します。
使い方
ノートの基本は、鉛筆や、黒ボールペンなどの黒色の文字です。
カラーペンは、別の色で文字を書くことで、言葉を目立たせ、黒い文字よりも重要であることを示したり、補足事項を表したりする役目があります。
色分けのルール
私が、子どもに伝えている色分けの仕方は次のとおりです。
赤・・・特に重要なこと(暗記すべきこと)
青・・・キーワードやポイント(暗記しなくてもいいけど、知っておきたいこと)
緑or水色・・・補足、Tips
私がノート指導をするときは、黒板の書かれているチョークの色によって、ペンの色を変えるように指導をします。
黄色のチョークが赤。赤のチョークが青。青のチョークが、緑・水色で対応するように話します。
色ペンを持ち変えるのが大変だったら、シャープペンや、黒ペンで書いた文字の下に、カラーペンで下線を引くように伝えています。
カラーペン おすすめ商品
サラサシリーズ
ジェルインクの特性を活かした鮮やかな発色と、サラサラの書き心地が特徴の定番商品です。
様々な特徴をもった商品が多数出ているので、よく選んで買いましょう。
「サラサクリップ」は、クリップがついていて、ノートや、バインダーに挟んで使用できます。
「サラサナノ」は、0.3mmの超極細ボールペン。細いですが、滑らかにかけるのが特徴です。
「サラサR」は、従来品より27%濃くかけるインクが採用されています。
より目立たせたいときに使ってみてはいかがでしょうか?
「サラサマークオン」は、マーカーを重ねても滲みにくいのが特徴です。ノート作りにはピッタリ!
ジュースシリーズ
カラフルで鮮やかな「ジュース」。
細書きでありながら滑らかにかける「ジュースアップ」など、書きやすさに定評があるゲルインキボールペンです。
カラーバリエーションが豊富なので、自分の気に入った色を見つけましょう。
黒い紙や、写真の上にも書き込める色もあるのが特徴です。
フリクションシリーズ
黒ボールペンの章でも紹介したフリクションシリーズ。
カラーボールペンでもおすすめです。
「間違えたところに印をつけて、解き直しできたら印を消していく」と言うときに重宝します。
カラーイーノ
シャープペン感覚で鮮やかに書く事ができる、全8色のカラーシャープペンです。
折れにくく、消しゴムで簡単に消せます。
芯の太さは、0.7mmとやや太め。太目が好きな人、カラーの部分も消したい人は、これがおすすめ!
ペンだと滑って書きにくいと感じている人は、こちらを使ってみるのはいかがでしょうか?
まとめ
今日は、黒ボールペン、カラーボールペンの選び方についてお話ししました。
黒ボールペンの選び方のポイント
- インクが油性か水性か
- 芯の太さ
- グリップの硬さ・太さ
- 本体の重さ
- 書きやすさ
カラーボールペンの選び方
- 芯の太さ
- 書きやすさ
- グリップの硬さ
- 使うカラー(2色から3色まで)
自分のお気に入りを見つけて、気分をあげて勉強をしていきましょう。
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