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入学後の「中だるみ・疲れ」を吹き飛ばす!小学1年生の「自分でやってみる」を引き出す3つのコツと具体策

声掛け

小学校に入学してしばらく経つと、子どもたちも徐々に学校生活に慣れてきます。ただ、最初の「やる気いっぱい」の時期が過ぎると、勉強や身支度を渋るようになったり、疲れが見えたりし始めるのではないでしょうか。

今回は、この時期ならではの「小学1年生の自主性を上手に引き出す関わり方」を、現役教員の目線からご紹介します!

「自分でやってみる」を引き出す3つの関わり方

勉強や明日の準備など、最初の頃は自分からできていたのに、急にできなくなることは1年生ではよくあることです。

そもそも1年生が自分から進んで行動できるのは、単純に「楽しそう」「興味がある」という一時的な気持ちが大きいためです。「自分でやる習慣」が最初からついているわけでは決してありません。つまり、少し時間が経つと「飽きてしまう」のが自然な姿なのです。

1年生の意欲はとても気まぐれ。できたりできなかったりを繰り返しながら、少しずつ自主性が育っていきます。ついつい大人は効率や優先順位を押し付けて「早くやりなさい!」と言ってしまいがちですが、今はゆっくりサポートしていくことが大切です。

ポイント1:ゆっくり待つ

1年生は、できたりできなかったりの繰り返しです。そばで見守り、お子さんが自分で動き出すのを「ゆっくり待つ」のが大人の大事な役目です。

  • 「やってみようか」と声をかけ、しばらく待ってみる。
  • 動けなければ、もう一回優しく声をかけ、またしばらく待ってみる。

時間はかかりますが、この「待つ時間」こそがお子さんの自主性を育てていきます。

ポイント2:一緒にやる

どうしても動けないときは、おうちの方も一緒に手伝ってあげましょう。 たとえ大人の手が入っていたとしても、最終的に「できた!」という経験が積み重なれば、子どもにとっては大きな成功体験になります。その際、できた部分に注目して「〇〇ができたね!」と行動ベースで具体的に褒めてあげるのがポイントです。

ポイント3:たくさん褒める

自分でできたら、これでもかというくらい大いに褒めましょう。また、「昨日できなかったことが、今日はちょっとだけできた」という小さな変化も大チャンスです。 この時期に「褒めすぎ」ということは絶対にありません。たくさん褒めて、「自分でできた!」という自信をどんどん高めていきましょう。

親子で一緒に取り組み、自主性の芽を育てよう

夏休みを迎えるまでは、いわば「小学校生活のお試し期間」です。今はまず、学校生活に慣れて、毎日を楽しく過ごすことを最優先に考えてみてください。

明日の準備や勉強をなかなか自分からやらないときは、「やりなさい」と突き放すのではなく、「一緒にやろう」と手を貸してあげてください。「甘やかしにならないか」と心配されるかもしれませんが、全部代わりにやるのではなく「一緒に」やることが大切です。

おうちの方の姿を見ることで、子どもはどう動けばいいのかを学んでいきます。また、一緒にやることで生まれる安心感や充実感が、「次は自分でやってみよう」というやる気の土台になります。

💡おすすめのプチ挑戦 この時期に、料理など「少しだけ難しいこと」に親子で挑戦する機会を作るのもおすすめです。「できた!」という特別な体験が大きな自信になり、普段の生活の自立にも良い影響を与えてくれます。夏休みは、時間も取れて挑戦を始めるにはちょうどいい時です。1つ活動を決めて取り組んでみましょう。

勉強を「自分でやってみる」という意欲を伸ばす【5つの声かけ・行動】

我が家の子どもも、宿題をなかなかやらなかったり、通信教育の教材をためがちになったりします。しかし、声かけを意識したところ、最近になって「チャレンジやるね!」と自ら取り組む姿が見られるようになりました。

私が意識している5つのポイントをご紹介します。

1. 子どものタイミングで誘う

遊んでいる最中に「勉強は?」と急に声をかけられても、やる気は起きません。

  • 「今、ちょっとお話ししても大丈夫?」と聞いてみる
  • 見ていたテレビ番組が終わったタイミングで「一緒に勉強しよう」と誘う

このように、お子さんの様子や区切りを見計らった声掛けを意識してみましょう。

2. 親御さん自身が面白がる

1年生は、親が楽しそうにしているものに強い興味を持ちます。

私自身、読書が大好きでよく図書館で本を借りて読むのですが、娘が保育園の時「図書館に行こう」と誘ったときはあまり乗り気ではありませんでした。しかし、小学校に入ってみると「私、1学期だけで図書館の本を何十冊も借りたよ!」と嬉しそうに教えてくれたのです。親が楽しんでいる姿は、子どもの中にしっかりと種として残り、ベストなタイミングで開花するのだと実感しました。

子どもの宿題を見るときは、ぜひ「わぁ、これ面白そう!」「あなたの得意なたし算の問題があるよ!」と、笑顔で誘ってみてください。

3. 勉強するかっこよさを認める

「自分から勉強を始めてかっこいい!」「さすが1年生だね」など、お子さんのプライドをくすぐり、存在を認める声かけをしていきましょう。 仮におうちの方の誘いで始めたのだとしても、「始められたね」「ちゃんと席に座れてすごい」とプロセスを褒めることで、「勉強することは良いことなんだ」という意識が高まります。

4. 勉強のしめくくりに大いに褒める

勉強が終わった瞬間こそ、最大の褒めどころです。 我が家の娘はよく「丸をつけて!」と持ってきます。そのときは「すごく頑張ったね」「よくできたね」と言葉をかけながら、解答用紙に大きな丸を描いたり、ドラえもんなどの簡単なイラストを描いてあげると大喜びします。一言「すごい!」と書き添えるだけでも効果抜群です。

5. 親も一緒に勉強してみる

私が受け持っているクラスの保護者の方で、漢検(日本漢字能力検定)を親子で一緒に受けようと、二人三脚で頑張っているご家庭がありました。 お子さんが勉強する時間は、おうちの方も一緒に資格の勉強や読書に取り組み、「家族の勉強時間」にしてしまうのもおすすめです。もしお子さんがなかなか動かないときは、「お母さん(お父さん)は先に始めてるよ〜」と気にせず始めてみてください。親の楽しそうな背中を見て、「私もやろうかな」という気持ちが引き出されます。

明日の準備を「自分でやってみる」という意欲を伸ばす【3つの工夫】

そばで一緒に確認し、「できているよ」と伝えてあげる

子どもたちが準備を渋る背景には、「ちゃんとできるか心配」「間違えたらどうしよう」という不安な心理が働いていることもあります。

まずは、おうちの方がそばで見守ってあげるだけで子どもは安心します。そして準備の様子を見ながら、「教科書もノートもバッチリ入っているね!オッケー!」と、できていることを声に出して伝えてあげてください。この「親からのOKサイン」が、自分で準備ができるという自信に繋がります。

最初だけ手伝う・ちょっとだけやらせる

どうしても自分から動けないときは、最初だけ手伝ってハードルを下げてあげましょう。 やり方が分かっていないようであれば、おうちの方が最初に見本を見せてあげても構いません。大切なのは、持ち物を一緒に確認しながら進めることです。「最後の仕上げ(筆箱を入れるなど)だけ自分でやってみる?」と誘い、おいしいところを担当させるのも効果的です。

忘れ物防止の時間割を作って、貼る

学年通信などに載っている1週間の時間割を、机の前など「パッと目を引きやすい場所」に貼っておきましょう。

  • 「上履き」「給食エプロン」「体操服」「はさみ」など、特別な持ち物がある日は赤線を引いて強調する
  • 文字だけでなく、持ち物のイラストを添えてあげる

こうした視覚的な工夫をするだけで、ゲーム感覚になり、準備がぐっと楽しくなります。

最後に:いつまで手伝えばいい?と悩む親御さんへ

「親がいつまで手伝ってあげていいのだろう……」と不安になることもありますよね。 ですが心配いりません。今は身の回りのことを親に頼り切っている子でも、学年が上がると自然と「親にやってもらうのは恥ずかしい」という気持ちが芽生えてくるものです。1年生のうちは、親が目いっぱい手伝ってあげて全く問題ありません。いずれ必ず、自分の力でやるようになります。

もしどうしても心配なときや、家庭内だけで抱え込んでしまうときは、学校の担任やスクールカウンセラーに気軽に相談してみてくださいね。他の保護者の方に「お家ではどうしてる?」と聞いてみるのも、心が軽くなるヒントが見つかるのでおすすめです。

ついつい「早くやりなさい!」と怒ってしまい、親子喧嘩に発展しがちなこの時期。 ですが、1年生はまだまだ甘えたい盛りです。まずはその甘えたい気持ちをしっかりと受け止めてあげつつ、「一緒に」一歩ずつ進んでいきましょう。今しかできない丁寧な関わりを楽しみながら、笑顔の学校生活をサポートしていきたいですね。

スーさん
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