何か失敗したり、大人から注意を受けたりすると、固まってしまったり、大泣きして癇癪を起こすような子っていませんか?
そんな子にはどうやって対応をしていけばいいのでしょうか?
大事なのは共感です。
今日は、「共感」をテーマに子どもへの声かけを考えてみましょう。
子どもはどんな気持ちでいるんだろう?
まず、子どもが失敗したり、注意を受けたりしたときは、
- 怒られること
- 失敗すること
- 思い通りにならなかった
などネガティブな感情を抱えています。
大人だって、このネガティブな感情を受け入れることはできずに時には反発してしまうこともあります。
子どもなら尚更です。
そんな時に、
「なんでそんなことするのよ。」
「そんなことで怒るな!泣くな!」
と言われたら、子どももやり場のないネガティブな感情をさらに爆発させるか、逆に感情を消すために全てエネルギーを使い、固まってしまうかどちらかになってしまいます。
うまく、このネガティブなエネルギーを発散させる方法はないでしょうか。
そこで必要なのは「共感」です。
共感する声のかけ方
ぜひ、泣いている子は今何を感じているか想像しながら言葉をかけてみましょう。
「〇〇ができなくて、悲しかったね。」
「もっと〇〇したかったよね。」
「〇〇がうまくできなくて悔しかったよね。」
よく、
「違う!××だ!」
なんて私は言われてしまうのですが、そんな時は
「そうなんだ、ごめんね。」
とこちらが受け流します。
固まる、大泣き、怒るはパニックですから、そんな時はパニックが収まるまでそっとしておくのが大切です。
大事なのは寄り添うこと。
もし、嫌なことがわかったら
「大丈夫大丈夫、〇〇ちゃんならきっと大丈夫。」
「怒れちゃうよね、わかるよ。」
とその子の気持ちを代弁してあげます。
大人と助けを得ることで、感情のコントロールの仕方を少しずつ学んで行きます。
時間はかかります。
小学校卒業くらいまでに身につけられればいいのではないのでしょうか。
個人的な話ですが、教え子が小学生から中学生にあがると、大人になったなぁと感じることがあります。
体の成長はもちろんですが、心が成長して、自分の感情をうまくコントロールできるようになったから、大人になったなと感じるのではないでしょうか?
↓学校ではこんなことを意識しています↓
癇癪は子どもの生まれつきの特性
自分の気持ちの折り合いをつけるのが最初から上手な子もいますし、苦手な子もいます。
しつけや育て方のせいではなく、生まれつきの特性である場合が多いです。
なんとかしなきゃとは思ってしまいがちですが、親のせいだと思わないでください。
そう思うだけで、親もしんどくなってしまいます。
粘り強く、鷹揚に構えましょう。
そんな親を見て、子どもも落ち着いてくるはずです。
子どもも泣きたくない!怒りたくない!と思っています。
けれど、どうしても泣けてきてしまうんです。怒れてしまうんです。
子どもの中にどうすればいいか絶対答えを持っています。
子どもの成長する力を信じて、ただ受け止めて、共感してあげることが最善なのではないかと思います。
まぁ、普段の生活では、なかなか実践が難しいところですが…
自分も失敗ばかりです。
最後に
マザーテレサはこんなことを言っています。
大切なのは、どれだけ多くを施したかではなく、それをするのにどれだけ多くの愛を込めたかです。
大切なのは、どれだけ多くを与えたかではなく、それを与えることに、どれだけ愛を込めたかです。
万の言葉を尽くして、子どもを叱るのではなく、愛を込めて待つことこそ、大切なのかもしれません。
いや、それがいつもできたら困らんけど!
頑張りましょう。世のお父さん、お母さん!
コメント