昨年は、複数担任制で学級担任をしました。
学芸会、文化祭、運動会、卒業生を送る会。
子どもたちで分担をして、行事を進めることが学校では多いです。
学級経営をしていく中で、もう一人の担任の先生と線引きをもめたのが、「どこまで生徒に任せるか」でした。
自分もそうだったのですが、「先生がやった方が早い」「先生の思っているレベルに達するか不安」「子供がトラブルを起こしそう」などなど、子どもに任せると不安がつきません。
それでも、トラブルは起きてもいいから、むしろ起きる中で子供の学びがあると思って、あらゆる配慮を行ったうえで、子どもにできるだけ任せることを選びました。
一緒に組んだ先生からは、「子どもへの任せ方が参考になった!」と言ってもらえました。
うまくいくコツというのが自分では言語化できていなかったのですが、「頼るのがうまい人がやっていること」を読んでみると、自分のやっていることが結構ありました。
自分が子どもに任せるときに意識をしていることを、紹介していこうと思います。
「頼ること」への心のブレーキは何だろう?

改めて、「頼むこと」の心のブレーキになってしまう原因を考えてみようと思います。
- 自分でやった方が早いから
- 自分の思っている水準にならないから
- 頼むことで、トラブルを起こしそうだから
- 全員がやる気になるとは限らないから
子どもに任せる場合、1番は少ないかもしれませんが、2、3、4はありそうですよね。
特に子供だから、自分がやりたくない仕事が割り振られると、やる気を途端になくす。
友達とグループになると「〇〇さんが仕事しないんだけど」とトラブルになる。
やる気がない、力がなくて「完成まで至らない」
子どもに任せると不安で仕方ありません。
教師の方で、つい口をはさみたくなってしまいます。
けれど、口をはさんで教師のしたいようにしているうちは、子どもの良さは出てきませんし、やる気も出てきません。
やる気とは子どもが「自分で〇〇したい」と思ったときに、初めて「やる気」が出てくると思うのです。
大事なのは「何の仕事をするか」でなく「その仕事で何をしたいのか」だと思うのです。
そこを見極め、うまく子どもに頼んでいく。
これで、生徒はやる気をもって仕事ができるようになります。
子どもに「頼む」時のコツ
クラス全体に「頼む」ポイント
「なぜ頼みたいのか」、「仕事を終えた先にはどんなことが待っているのか」理由をセットにして頼む
行事など、学年で、クラスでやっていかなければならない仕事がたくさんあります。
ここで、子どもに「去年も5年生のお仕事だったから」なんて仕事を投げると興ざめです。
大事なのは、「その仕事をなぜ頼みたいのか」、「仕事を終えた先にはどんなことが待っているのか」をセットで頼むことです。
「来年は、自分たちも最高学年。卒業生を送る会でしっかり会を企画することで、6年生に安心して卒業してもらおう」
「運動会で下級生を引っ張っていって、6年生の団結力を見せていこうじゃないか!」
こんな風に子どもの心に火をつけることで、子どもが主体的になってきます。
「なにをしてもらいたいか」具体的に話す
やる気を引き出せても、「何をしなければならないか」がわからなければ子どもも不安です。
大人だって、見通しが立たない仕事は嫌ですよね。
また「全部任せた」「適当にすればいいから」なんて言われると困ってしまいます。(阿吽の呼吸で、全部任せたと言えるようになれば、学級経営は大成功だと思います)
そこで、頼むポイントは3Wです。「なぜ頼むのか:Why(前述)」「なにをしてほしいか:WHAT」「いつまで:WHEN」を押さえて、シンプルに伝えることです。
やる気を引き出すのは大事ですが、だらだらと伝えては、子どもも混乱してしまいます。
「何をしてもらいたいか」については、プリントにまとめ、シンプルに伝えるようにしましょう。
個人、グループに「頼む」ポイント
任せたら、見守る
仕事内容を伝え、子どもたちが理解でき、活動に移ったら、まずは声をかけずにじっと見守ります。
子どもたちは話し合ってもアイデアが出ずに停滞するかもしれません。
逆に、たくさんアイデアが出て、収拾がつかなくなる、なんてこともあります。
ただ、そんなときにすぐ、教師が子どもに入っていってしまうと、子どもは嫌になってしまいます。
まずは、見守る。
どうしても困っていたら、「困っているようだけれど・・・助けられる?」とか、前もって「困ったら声かけてね」と言っておく。
子どもからヘルプが出るまでは、教師は介入しないようにします。
「指示」ではなく「提案」を
子どもの活動を見ていて、こうなるともっと良くなるのにと思うことがあります。
そんな時は、「先生見ていて、こうするといいと思ったんだけれど・・・どうかな?」と提案をします。
くれぐれも「こうしなさい」という指示はNGです。
子どもも思いをもってやっています。
そこを、教師の独りよがりの指示では嫌になってしまいます。
提案が断られても腹を立てないこと。
もしかしたらその時には想像できないけれど、出来上がったときに教師が思っている以上のクオリティになっているなんてことも往々にして起こることです。
ただ、誤字脱字など明らかな間違いだけは教師として伝えて直していきましょう。
最後に

ついつい教師は口を出したがってしまいます。
先生になる人は、やっぱり小学校・中学校でも学級を引っ張っていく優等生タイプの人が多いんですよね。
学校は子どもが成長する場です。
子どもの成長を願って、任せるべきところは任せて、そして、伸ばしていく。
そんな声掛けができるといいですね。
みなさんは、気を付けていることはありますか?ぜひコメントで教えてください!

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