ストレスの多い世の中。イライラすることが多いと思います。
子育てしているならなおさらです。
子どものちょっとしたことに、イライラしてしまうことも多いのではないでしょうか?
そして、子どもに怒鳴ってしまってから、「あぁ、今は怒鳴るときではなかった」と後悔することもあるのではないでしょうか?
今回は、イラッときたときの受け流し方を紹介したいと思います。
イラッときたら、「ギューッ、ストン」

よく、イライラをコントロールする方法として、怒りが込み上げてきたら、「6秒我慢」というのがあります。
一度、脳を冷静にして、怒るべきかを判断できるようにするのがこの方法なのですが、冷静になったからとはいえ、このイライラをどうすれば・・・。なんてことがよくあります。
そこで、ストレス発散の方法で、「筋弛緩法」という方法があります。
怒りが込み上げてきたら、ギューッと5秒手を握って、離すというように「力を入れて、抜く」ことをします。
力を抜いたときの、脱力感を感じてみてください。
これを、2,3回繰り返してみましょう。
イラッときたときの浅い呼吸がだんだん深くなり、心が落ち着いてきます。
手だけではなく、肩を上げて、ストンと落とす動作でもOKです。
怒りという感情は、「体の反応」に密接に関わっていて、イライラすると呼吸が浅くなり、筋肉がこわばり、視野が狭くなります。
この「怒りモード」の体を筋弛緩法で一度リセットするのです。
怒りという感情を持つことはしょうがないことです。
その怒りのエネルギーをどのように使うかが大事になってきます。
筋弛緩法は、反射的に怒鳴ったり、手が出たりしてしまう前に、一呼吸置くための、体からのアプローチです。
最後に

もちろん、これでイライラが0になるわけではありません。
でも、怒りのピークを和らげることで、子どもへの接し方を考える心の余裕が出てきます。
大事なのは、子どもに対して「どう伝えるか」「どう動くか」を選べる余裕を持つことです。
怒りに支配されるのではなく、怒りとの付き合い方を身につけましょう。
合言葉は「イラッとしたら、ギューッ、ストン」です。

アンガーマネジメントについて、こちらでもいろいろ書いています。合わせてご覧ください。
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