データをまちがって消してしまった!
ハードディスクの挙動がおかしい。
そんな経験をしたことのある人も多いのではないでしょうか。
そんなときに使えるのが、データ復元ソフト。
たまにしか使わないのですが、保険として持っておくと、安心のアプリですね。
今回は、Minitool社の、MiniTool Power Data Recovery無料版(Ver12.6)を使ってみました。
感想をお伝えします。
会社概要

MiniToolってどんな会社?
まずは製作元の会社について見てみましょう。
MiniTool® Software Ltd. は、データ復旧やディスク管理などのユーティリティソフトを開発・販売するソフトウェアメーカーです。カナダ(バンクーバー)と香港に拠点を持ち、世界中にユーザーを抱えています。
公式サイトによれば、累計で 4,000万回以上ダウンロード されており、Microsoft Partner Network にも参加しています。規模は大企業ほどではありませんが、実績のあるソフトウェア開発会社といえます。
主な製品ラインナップ
MiniToolはストレージ管理を中心に、幅広いジャンルのツールを提供しています。代表的なものは以下の通りです。
- MiniTool Partition Wizard
パーティションの作成・削除・移動・結合など、HDDやSSDの管理を行う定番ソフト。 - MiniTool Power Data Recovery
削除してしまったデータや、破損したドライブからの復旧をサポートするソフト。 - MiniTool ShadowMaker
バックアップ&復元を行うソフト。システム全体や特定フォルダの保護に便利。 - その他ユーティリティ
PDF編集ソフト、動画編集ツール(MovieMaker)、動画変換やYouTubeダウンローダーなども提供。
パソコンの「困った!」に対応できるツールが揃っているのが特徴です。
ちなみに、PDF編集ソフト、動画編集ツールは、このブログでレビューしています。
MiniTool Power Data Recoveryでできること

MiniTool Power Data Recovery は、消えてしまったデータを安全に復元するためのソフトウェア です。パソコンや外付けHDD、SSD、USBメモリ、SDカードなど、さまざまな記憶媒体に対応しています。
特に、誤削除やフォーマット、パーティション破損、ウイルス感染など、原因を問わず幅広いシーンで使えるのが特徴です。さらに「WinPEブータブルメディア」を作成すれば、OSが起動しないPCからでもデータを取り出す ことができます。
主な機能・特徴
- 幅広いデバイスに対応
内蔵・外付けHDD/SSD、USBメモリ、SDカードなどからデータを復旧可能。 - 多様な復旧シナリオ
誤削除、フォーマット、パーティション破損、ウイルス被害など幅広いケースをカバー。 - OS・環境のサポート
Windows 7 / 8 / 8.1 / 10 / 11 に対応。ビジネス版では Windows Server も利用可能。 - 起動しないPCからの復旧
WinPE ブートメディアを作成して、OSが立ち上がらないPCからもデータを救出。 - ライセンスの柔軟性
個人向け(月間/年間/永久ライセンス)から、ビジネス向け(複数台ライセンス、サーバー対応)まで用途に応じて選べる。 - 安心のサポート
30日間の返金保証と、24時間/7日対応の技術サポートが用意されています。
こんな場面が起こったら、使おう
- ゴミ箱を空にしてしまった後に、大切なファイルが消えていた
- フォーマットしてしまったUSBやSDカードからデータを取り戻したい
- 突然「ドライブがアクセスできません」と表示された外付けHDDからデータを救出したい
- パソコンが起動しなくなったが、内部のデータだけはなんとか取り出したい
- ビジネス用途で複数のPCやサーバーの復旧に備えたい
MiniTool Power Data Recovery無料版を使ってみた
1 アプリを開いたらこんな感じ

今回は、試しに、Fドライブのデータを復旧させてみようと思います。
②修復したいファイルがあるドライブをクリック

このように順々にスキャンをしてくれます。
8GBをスキャンを終えるのに、約10分程かかりました。
③復元したいファイルを選択して、復元。


プレビューを見るにも、1つアプリがいるのでダウンロードしました。

復元したいデータだったのなら、そのまま右下の「保存」をクリックします。

これで回復完了です。無料版なので、復元できるファイルは、1GBまで。
容量の大きなファイルは、有料版を購入して復元をしましょう。
無料版(Free)でできること
まずは無料版の特徴です。試しに使ってみたい方には十分な機能が揃っています。
- 削除/フォーマット/パーティション破損などからのデータ復旧
- 内蔵/外付けHDD、SSD、USBメモリ、SDカードに対応
- ゴミ箱やデスクトップなど、特定の場所を指定してスキャン可能
- 復旧可能ファイルのプレビュー機能あり
- 復旧できる容量は最大1GBまで
有料版で追加される機能
有料版では、無料版で制限されている部分が解除され、さらに高度な復旧機能を利用できます。
機能 | 無料版 | 有料版 |
---|---|---|
復旧できる容量 | 1GBまで | 無制限 |
OS起動不可のPCから復旧 | 不可 | 可能(WinPEブータブルメディア対応) |
スキャン結果の保存/読み込み | 不可 | 可能 |
対応環境 | 個人向けのみ | Server OSやRAIDなど高度な環境に対応(上位プラン) |
利用可能なPC台数 | 制限なし(試用版扱い) | プランにより1PC/3PC/複数台対応 |
一度使ってみて、気に入ったら有料版を購入しましょう。
価格
プラン名 | 主な特徴 | 価格(USD) | 台数/使用条件 |
---|---|---|---|
Free Edition | 無料。最大 1GB までのデータ復旧、プレビューなど基本機能。 | 無料 | 制限あり(1GB) |
Personal Monthly Subscription | 1PC、月単位の契約。Windows 用。 | 税込 10,450円 | 1台のPC用 |
Personal Annual Subscription | 1年契約。1台のPC用。更新あり。 | 税込 13,530円 | 1台用 |
Personal Ultimate (永久ライセンス) | 生涯ライセンス。複数台(通常3台)インストール可能。 | セール中! 税込 13,700円 | 通常は 3台のPCまで 使用可 |
セール中なら、圧倒的に永久ライセンスで買うのがお得ですよね。
ただ、1万円を超えるのはちょっと考えてしまうところです。
データ修復の使用頻度でどのプランを購入するのか考えましょう。
業者にデータ復旧を頼むと・・・
データ復旧費用の相場と内訳:
軽度な論理障害(誤削除、フォーマットなど):1万円~5万円程度
重度な論理障害(システムエラー、複雑なフォーマットなど):5万円~10万円程度
軽度な物理障害(基板の交換など):5万円~10万円程度
重度な物理障害(ヘッド交換など):10万円以上
RAID/NAS/サーバー:5万円~100万円以上
ノート パソコン/デスクトップパソコン:3万円~50万円以上
SSD:3万円~50万円以上
ぐらいかかるそうです。
消してしまったデータの復旧だけで、1万円。
アプリを買えば、簡単なデータ復元なら30分でできます。
簡単なデータ復旧なら、このアプリを買ったほうが断然お得ですね。
まとめ

パソコンのデータが飛ぶと、ほんとに困りますよね。
ましてや、重要なプレゼンデータを消してしまったらと思うと・・・。
実際に業者の頼むと高額になります。
永久ライセンスでも、余裕でもとが取れますね。
MiniTool Power Data Recovery無料版(Ver12.6)、ぜひ購入してみてはいかがでしょうか?
みなさんはおすすめのアプリはありますか?
是非コメントで教えて下さい!
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