子どもに対して「怒る・叱る」
親としてあまりしたくはないですよね。
それでも子どもが悪い時をしたら叱らなきゃいけないなんて思うときもあります。
ときにはそれが空回りして、叱らなくても良いときに叱ってしまう、怒ってしまうこともあります。
みなさんはどういう基準で怒っていますか?
今日は「怒る」基準について考えてみましょう。
怒る基準を明確に 「怒ることで状況がよくなるかどうか。」

怒るべき時ってどういうときでしょうか?
その基準は「怒ることで状況が良くなるかどうか」です。
自分だけでなく、相手にとっても良い変化があるかを考えましょう。
ただし、「自分が正しい」「相手が悪い」という考えや、「私がスッキリする」を基準にするのはNGです。
怒っても状況が改善しないなら、怒る必要はありません。
逆に、起こることで前向きな変化が起きるなら、適切に怒ることも選択肢の一つになります。
冷静さが必要
この分別には、冷静さが必要になります。
アンガーマネジメントの基本は、「イラッとしたらまず6秒待つ」のが基本です。
そして、「今のことは本当に怒る必要のあることかな?」と冷静に分類をしておきましょう。
怒ることはとてもエネルギーの要ることです。
そして、怒ったあとの人間関係のフォローや時間など、労力が多くかかります。
本当に大切な場面だけで起こるようにできるように、日頃から、考えていきましょう。
習慣化のコツ
日常の小さなイライラを見つけたときに、
「これは起こる必要があるのかな?」と自問をすることです。
続けるうちに自然と分別できるようになり、アンガーマネジメントがうまくなってきます。
なぜ怒ってしまうのか
ここで、「怒るのは良くないと思っていても、怒ってしまう心理」を考えてみましょう。
それは「私は子どものために叱ってあげている(怒ってあげている)」と思ってしまうことですなのではないかということです。
自分を正当化してしまい、子どもに謝るチャンスを逃していしまいます。
子どもは「(親を怒らせている)自分が悪い」と罪悪感を持たせてしまいます。
そうなると、子どもも、次から悪いことをしたときに自己防衛をするために、嘘をついたり、形だけの謝罪をするといったことをするようになります。
子どもの自尊感情を傷つけ、自己肯定感を下げることにもなります。
親だって間違えます。
親が絶対に正しいということはないのです。
それなのに親が正しいと考えを押し付けることは虐待ではないかなと思います。
もちろん、我が子ができるようになってほしいと思うのは当然です。
「もっと勉強ができるようになってほしい」「スポーツで活躍してほしい」「友達をたくさん作ってほしい」と思う気持ちはとても良くわかります。
親が心の中で思っているだけならいいのですが、親の希望を子どもに押し付け、自分の思い通りにならないと起こっているならば、それは虐待です。
保育園の先生に「スーさんの娘(当時2歳)が言うことを聞かなくて困っている、発達障害なのでは?」と言われたことがありました。
そのとき、保育園で迷惑をかけてほしくないという思いから、自分の子育ての仕方を見直しました。
保育園の先生や、自分の親にも聞いたりして、自分の至らないところをできる限り見直しました。
子どもを愛する気持ちはどんな親でもあると思います。
ただ、「こうなってほしい」ではなく、「あなたがいるだけで幸せ」という気持ちが娘に伝わればと思っています。
叱らない子育てのために、以下の記事のようなことも気をつけています。合わせてご覧ください。
最後に

怒りの感情は決して悪ではありません。
また、子どもを相手にしていると、どうしてもイライラしてしまうことが出てきてしまいます。
大切なのは怒りの感情の扱い方。
上手に分別すれば、怒りは自分や周囲を成長を促すエネルギーになります。
ちょっとづつ、アンガーマネジメントを始めてみましょう。
自分も、子どもにビシッと言うべきことは言っているつもりです。ただ、怒鳴るようなことはしていません。
言い方については、こちらの記事で語っています。決めたことを守り、やりきらせることが大事と思って、言い続けています。合わせてご覧ください。

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