私のブログでよく取り上げるポッドキャスト。
私は教師をやっていますが、ポッドキャストで起業家の話を聞くのがとても好きです。
今回も「誰もやらないビジネスの作り方」を聞いていて、ワクワクする言葉に出会いました。
仕事を続けていくうえで、大事にしたいなと感じたので紹介します。
教師の常識は、社会の非常識?

今回紹介したエピソードの中でこんな話がありました。
常識って、思い込みかもしれません。
業界の思い込み、自分の思い込み、周りの人の思い込み。
それって、その思い込みを超えるって考えたときに、こうすれば超えられるってあるじゃないですか。
それを自分なりに羅列してピックアップする。
壊していい常識もあるはず。
そうすることで、新しい常識が生まれて、アップデートされる。
ー15分 パーソナリティーの2人の言葉から
「先生って真面目であるべき!」とか「先生って手本になるべき」、「先生は先生に専念すべき!」のように、色々な「〇〇すべき」があります。
けれど、そういう「〇〇すべき」を一度取っ払ってみると、道というのが広がってくるのではないでしょうか?
私が今挑戦しているのは、「パラレルキャリア」です。
皆さんは「パラレルキャリア」って言葉をご存知ですか?
「パラレルキャリア」とは、本業を持ちながら、第二のキャリア(副業やボランティア、趣味を活かした活動など)を並行して行う働き方や生き方を指します。
この言葉は、経営学者のピーター・ドラッカーが提唱したことで知られています。ドラッカーは、人生100年時代を見据えて、自己実現や社会貢献の手段として、本業以外にももう一つのキャリアを持つことの重要性を説きました。
パラレルキャリアの具体例としては
- 会社員 × NPO活動
平日は会社で働き、週末に地域のNPOでボランティア活動をする。 - 教師 × ライター
学校で教える傍ら、教育に関する記事を執筆したり、教材を出版したりする。 - エンジニア × 農業
IT企業に勤めながら、休日には家庭菜園や農業を行い、地域の直売所で販売する。
などがあります。
パラレルキャリアの特徴とメリットとしては
特徴 | メリット |
複数の活動を並行する | スキルや経験の幅が広がる |
本業と収入の補完関係がある場合も | 経済的な安定やリスク分散ができる |
自己実現の場が広がる | やりがい、社会貢献、生きがいが増す |
といったことが考えられるそうです(ChatGPTより)。
副業とは少し異なり、必ずしも収入目的ではなく、「自分の可能性を広げる」「社会に役立ちたい」といった動機で始めるケースも多いのが「パラレルキャリア」の特徴です。
私は「教師」×「研究活動(学会)」×「ブロガー」という3本のキャリアを並行して走らせています。
本業は、教師です。
そこで、授業をもっとうまくなりたいと思ったら、どうしますか?
もちろん同僚の先生に聞く。授業研究をするというのが真っ先に思い浮かぶと思います。
もちろんそれは大事です。ただ、さらに今までにない授業のイノベーションを起こすにはそれだけでは足りないです。
結局、学校の中で培ったものは、学校の枠から飛び出ることはないのです。
私は、その枠を一歩飛び出すために、学会に所属し、大学の先生と研究活動を行っています。
わざわざ学会に行って発表して、自分を磨いていく。
論文を投稿して、認められる。これってとても嬉しいことです(少なくとも私は)。
ただ、この活動は、学校現場では、昇進や昇給には一切関係ありません。
むしろ、発表するための旅費や、参加費などでマイナスです。
一見、なんでわざわざ労力かけるの?と思う人もいるかもしれません。
3年活動を続けてきて、ついに、一つ論文が掲載されることになりました。
その論文を足がかりに、研究助成申請に挑戦ができています。
今年は、申請書を2本書いています。もし通れば、何十万円単位で助成を受けることができます。
さらに研究を加速させることはできることとはもちろん、新しい挑戦、自己成長もできるのです。
これってすごくないですか?
もちろん、研究で得た知見は、授業をするなかで、とても役に立っています。
また、こんな挑戦をしているので、ブログに書くネタは尽きません。
ブログを開設して3年。サーバー運営費くらいは、稼げるようになってきました。
このまま記事を書き続けてもう2年もすれば、ちょっと豪華なランチを月に1回くらいは行けそうです(なるといいな)。
もちろん稼ぐことを目標にはしていません。(これ以上稼いだら、黒字が出るので副業申請もしなければいけません)
それでも、こんなふうに本業以外でお金が入ってくる術ができました。
自分の趣味で、お金も稼げる。
さらに知見も広がる。
本業に生きる。
本業が楽しくなれば、生き甲斐も出てくる。
パラレルキャリアは一見大変そうですが、自分のペースでのんびり続けることで、巡り巡って、自分の力を高めることになります。
最後に

進路指導をして、子どもがいろんな仕事に就き、困らないようにしていくようにするのは教師の大切な仕事です。
ただ、進路指導をするうえで、先生が他の業界を知らないというのはもったいないと思っています。
教師になる人は、有能な方が多いです。
教師が、教師以外の場を経験することで、子どもたちをより豊かに指導できると思うのです。
「教師こそ多様でないといけない」が私の持論です。
先生×他の業界の知識を持つことができれば、先生と外の知識をかけ合わせることで、新しい知見がうまれ、更に仕事が楽しくなります。
皆さんも、地域のボランティア、社会貢献、なんでもいいです。
一歩足を踏み出してみませんか?
きっと、人生で役にたつ何かが見つかると思いますよ。
皆さんの経験をぜひコメントに書いてください!待っています。

キャリアについての考えを別の記事にもたくさん書いています。ぜひご覧ください!
「誰も知らないビジネスの作り方」についても、いくつも参考にしてもらって記事にしています。
この番組は面白いですよ!合わせて御覧ください。
参考HP
ほかにも、こんなパラレルキャリアを歩んでいる方もいます。


コメント