今は、スマホを一人一台持っていて、インターネットがすっかり身近になりました。
僕が子供の時は、リビングに一台パソコンがあって、親が家事をしている前で、パソコンに触っていました。
だから、悪いことなんてできなかったし、そもそも、今ほど高性能じゃありませんでした。
だから、BBS(ネット上の掲示板)やチャットで文字で書き込みをして交流する程度でした。
今や、画像投稿はもちろん、現在の様子を動画でリアルタイムで共有できるようになりました。
テレビ局がやっていたことを、スマホ一台で個人でできるようになったからすごいと思います。
けれど、大人も子どももインターネットにまつわる人間関係のトラブルもすごく増えました。
自分も仕事上、よく子どもにSNSや、スマホの使い方を話す時があります。
今回は、マナーという視点で、もう一度インターネットとの付き合い方を考えてみましょう。
覚えておきたいマナー 10の心得
個人的に責めない
批判をしたり、議論をしたりするのはかまわないけれど、個人攻撃は避けますしょう。
批判と、非難、悪口は意味が違います。辞書をひくと、
批判・・・良い所、悪い所をはっきり見分け、評価・判定すること
例「君のいうことには賛成できない」批難・・・欠点やあやまちなどを責め、とがめること。
例「君は、絵が下手だし、不細工だね」ーOxford languageの定義より
もし、誰かが投稿した写真とか描いた絵とかの感想をコメントするなら、言葉はよく考えなければいけません。
だって、面と向かって、絵についてコメントするときも言葉を選ぶでしょ?
悪い点を言うにしても、良い点も見つけて話した上で、批判をするのではないでしょうか?
インターネット上でも同じです。
文字だけで批難のコメントをされると、余計にショックが大きくなります。
よくよく、投稿を見直してからコメントをしよう。
集団攻撃には加わらない
大勢の人から一斉に批判されることを、よく「炎上」という。
そういう場面を見ても、批判の輪に加わって、軽い気持ちで攻撃をしてはいけません。
もし自分が大勢の人から一斉に批判されたら、とても悲しくなるでしょう?
SNSやインターネットでは友達はもちろん、実際は知らない人ともつながることできる。
面と向かって言えないことをSNSでは言えてしまう。
でも、それは絶対間違っているんじゃないかな。
間違ったことを言ってしまったら
たとえ悪気はなくても、たまにうっかりと失礼な投稿をしてしまう時があります。
そういう時は、すぐに謝り、その投稿を削除しよう。
それができるSNSばかりではありません。だからこそ失敗をしたら必ず謝ろう。
できれば、直接会って謝ることができたら、なお良いですね。
顔文字やマークを使い過ぎない
ネット上に書き込む時、ついマークや顔文字を多用していないでしょうか?
マークや顔文字が多いと、目に入りやすくなる反面、大声で叫んでいるように見えます。
「このアイス美味しい!」
くらいだったらいいけれど、書き方や内容(例えば政治の話とか)によっては読んだ人は意見を押し付けられているように感じる場合があります。
話している内容と、今の感情がくっつき過ぎないようにすることが大事です。
話題に沿って話そう
迷惑になる投稿、宣伝目的の投稿はしないようにしよう。
つまり、話題から逸れた書き込みをしたり、同じ内容の投稿を繰り返し送ったりすることはNG。
普通の会話だってそうだろう。
友達と楽しく話しているところに、隣から「あなたは神を信じますか?」なんて聞かれようものならドン引きである。
続くようなものなら、絶交ものだよね。
ネットでも一緒で、読む人をうんざりさせる投稿ばかりしていると、ブロックされたり、友達承認を解除されたり、グループトークから退出させられてしまったりするかもしれない。
ネット上でも、ふだん話すルールを守ろうという話です。
許可を取ろう
友達の変顔や笑える写真データを持ってたりしないだろうか?
もしSNS上に投稿するつもりなら、投稿してもいいか、ちゃんとその友達に確認をして許可を取ってから投稿するようにしよう。
写真だけでなく、友達の出来事を書くときも一緒。まずその人に許可を取ろう。
最近は、インスタライブとかで、自分以外のたくさんの人を無評判でとって、ネット上に流せるようになった。
でも知らずに映像を撮られている人にとっては、気分いいものではないよね。
写真、動画、なんでもだけど、自分以外の他人が映るなら、ちゃんと許可を取ってからSNSに投稿するようにしよう。
「ネタバレ注意」とは
特定の話題について読みたくない人や、詳しい内容を知りたくない人もいる。
例えば、今週のジャンプの内容を友達と話すときに、読んでないから内容を聞きたくない人もいるよね。
ネットも一緒。もし、中身に触れるような投稿をする場合は、投稿の最初に「ネタバレ注意」と記しておくのが親切だよ。
(ネタバレとは、内容を楽しもうとしている人に、一部をバラしてしまうこと。「例:今週のコナンくんの話の犯人は〇〇」ミステリーで、核心をばらされると、もう楽しめないよね。)
「閲覧注意」の警告に敏感になろう
「閲覧注意」は、「ネタバレ注意」よりもっと大事な話。
扱う話題が深刻なとき、例えば、暴力的なことや、事故などセンセーショナルな画像や内容などを掲載される時に使われます。
これを書いておくことで、たまたま記事を読んだ人が、ショックを受けてしまうというリスクが減らせる。
自分が投稿する時はもちろん、記事を読むときも一緒で、「閲覧注意」の文字があったら、本当に読んでいい記事かどうか一度自分に尋ねてみよう。
そうすれば快適にインターネットを使うことはできる。
反応しないのも大事
もし誰かが心ない内容の投稿をしたり、不愉快なコメントしたときは放っておこう。
そういうコメントをつける人は、誰かにかまってほしいからです。、
コメントに反応しようものなら、書いた人は注目されたと思うかもしれない。
また、読みたくない人に記事が届くリスクも増やすからね。
大切なのは放っておく。
そうすれば、投稿した人はそれ以上何もできなくなる。愛のある無視をしよう。
家族や友達を大切に
実生活で、周りの人の気遣いも忘れないでね。
ネットにばかりかまけていると、楽なんだけど、家族や友達との大切な時間やイベントを蔑ろにしたら、本当に寂しくなっちゃうよ。
最後に
今、書いてきたことは、実際にリアルで友達や家族と話している時にはきっと気をつけていることだと思います。
けれど、なぜかネットの世界では、相手を傷つける投稿をしてしまいます。
インターネットの人間関係も、リアルの人間関係と一緒。
画面の向こう側には生身の肉体を持った相手がいると思って、一つ一つの行動を気をつけよう。
ここまで書いて
・・・こんな話を口をすっぱくするほど言っています。
けれど、それでもよくトラブルになって、子どもの間に入っています。
何度も何度も指導をしていくしかないでしょうね。
以下には、政府が用意した相談窓口のサイトを記載してあります。
こちらも子どもに周知して、適切にインターネットを使えるようにしていきましょう。
合わせて、スマホを使いすぎると、健康への被害が出ることも子どもたちに言っています。こちらの記事も併せてご覧ください。
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