よく試験で「最後まで行きつかなかったー!」ということを聞きます。
最後の問題まで辿り着かないということは、もしかしたら正解できた問題を解かずに落としているかもしれません。
全ての問題にアタックできないのは勿体無い。
じゃぁ、最後まで行きつかないなんて事故はどうしたら克服できるのか。
一緒に時間配分の設定の仕方を考えていきましょう。
適切な時間配分のやり方
問題は毎年変わりますし、個人個人で、得意、苦手なタイプの問題があるので、見ただけで、「この問題は20分で解こう」と決めるのは無理ではないかと思う方もいると思います。
そこで提案するのが、「(大問にかけていい時間)=(制限時間)÷(満点)×(配点)」の公式です。
例えば、制限時間120分、120点満点のテストを受けるとします。
そうすると、1分で1点分の問題を解けば全ての問題を解く事ができると考えられます。
なので、大問1(20点)、大問2(40点)、大問3(60点)となっている場合、大問1(20分)、大問2(40分)、大問3(60分)かけて問題を解いていくというふうに目安を作ります。
もちろんこれはあくまで、目安なので、20点の配点なのに、20分以上かけなければならない場合があるでしょう。
設定時間よりかかった時間が長ければ、他の問題を短い時間設定し直せばいいです。
早く解けたなら、他の問題を長く考えたり、ラスト5分をしっかり見直しの時間にするというように、試験攻略のロードマップを作り上げる事ができ、時間を上手に使うことはできるようになります。
試験では、満点を取ることが目標ではありません。
時間内で、合格点を取ることが目標なのです。
だからこそ、自分の得点できる問題を確実に取り切ることが大切なのです。
過去問を使って練習を
過去問を見れば、だいたい配点は毎年変わらない事に気づくと思います。
過去問を解くときは、上記で書いた時間配分の目安を作って問題を解いてみましょう。
そして時間を測って試験問題を解いて練習をしていくのです。
そして、それぞれの問題を解くまでにかかった時間を隣に書いておきます。
そうすることで、自分の得意なタイプの問題や苦手なタイプの問題がわかるので、さらに自分の理解に繋げる事ができます。
ちなみに、時間を測りながら問題を解くことは、集中力アップにつながります。こちらの記事の「タイムアタック勉強法」の欄を合わせてご覧ください。時間いっぱいまで集中力を切らさずに試験に取り組むことができるようにます。
時には問題を切り捨てることも重要
さて、15分で解こうと設定した問題に20分かけてしまった場合、皆さんはどうしますか?
他の問題で余裕が出ているなら問題ありませんが、ほとんどの場合はカツカツだと思います。
制限時間が来たら、その問題は一度切り捨てることも大切です。
何度も言いますが、試験で大切なのは、「合格点を取ること」です。
15分悩んで一歩も見通しが立たない問題を、もう15分悩んで得点することができると思いますか?
99%加点は望めません。そうなってしまったら、その問題を切り捨てて次の問題に行くべきなのです。
他の問題でもう少し時間があればで完答できたという事故を防ぐことの方が大切です。
切り捨てた問題は、他の問題を解いて、時間があったら解き直せばいいのです。
他の問題を解いたことで、一度意識が変わるので、もしかしたら新しい気づきがあるかもしれません。
そんなふうにうまく切り替えて問題を解いていきましょう。
最後に
今日は、試験の時の時間配分テクニックについてお話ししました。
- 「(大問にかけていい時間)=(制限時間)÷(満点)×(配点)」
- 実際に過去問で練習をしてみよう
- かかった時間を隣に書いておいて、自分の得意不得意を見つけていこう
- 設定時間が来たら、問題は一度切り捨てるべし
試験当日、最後まで解けずにもったいないことをしたなんてことのないように、うまく時間をコントロールしていきましょう。
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