小さい子、よく公園で「○○で負けて悔しい」と泣いていますよね。
大人からすると「やれやれ、そんなことで泣かないでよ」と思うこともあるのですが、子どもにとって、負けたというのは一大事なんですね。
小さい子なら良いのですが、大きくなっても同じようなら困ります。
また、この負けん気をいい方にもっていきって活動のエネルギーに向けてあげたいですね。
どんな声掛けをしていくとよいのでしょうか?
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低年齢に多い負けず嫌い
負けず嫌いというのは、子どもに限らず、大人でもあることですよね。
でも大人の場合は、負けず嫌いで、イラっとしたとしても、表に出しすぎることはありません。
子どもの性格にもよりますが、負けず嫌いで爆発するのは、低年齢の子どもによく見られます。
主に就学前の子供に見られますが、低学年くらいの子、よく男の子で負けると、とても機嫌が悪くなったり、騒ぎ立てる子もいます。
そもそも負けず嫌いとはどういうことなのでしょう。
広辞苑によると
勝ち気で、他人に負けることをとりわけ嫌がる性質
とあります。
人の和を重んじる日本的な考え方からすると、負けず嫌いがすぎる人は、ちょっと付き合いにくく、扱いにくいと感じてしまう人もいるでしょう。
例えば、かるたやゲームなどをして負けると大騒ぎして泣き叫んだり、怒り出したり・・・。
そのあと続けられなくなってしまうこともあるでしょう。
そんな負けず嫌いの子どもの気持ちはどのようなものでしょうか。
「相手に負けて、とても悔しい。」
「勝てなかったことが嫌だ。」
「自分の方が、相手よりもできると思っていた。」
「できなかった自分が情けない。」
ということかもしれません。
気持ちのコントロールを学んでいこう
負けず嫌い自体がいけないことではありません。
悔しい気持ちは自分のものですし、そのような気持ちを感じてはいけないとか、感じることがダメなことでもありません。
その気持ちをバネにさらに努力をして上手くなる、上達するといったこともあるので、負けん気というのはとても大切なことです。
ただ、その気持ちを相手や周囲に向かって爆発させたり、怒りを相手にむけてしまったりするのよくないですね。
これは「勝ちたかった。でも負けちゃった」という自分の気持ちの中での葛藤との闘いです。
アンガーマネジメントと言われますが、イラっとするのは誰にでもあることです。
イラッとするけれど、それをその場で爆発させないように、自分をコントロールする術のことを言います。
イラっとしたら、深呼吸する、ゆっくり数を数える、その場から離れる、手や顔を洗う、どんなことでもいいので、自分の怒りの心をいなし、少し心を静めるための自分なりの方法を見つけておくことが大切です。
子供の怒りが爆発している最中に、親や周囲がこのようなことを促しても、本人はなかなか受け入れることができないでしょう。
怒りがおさまるまで見守り、おさまった後に
「さっきは負けて悔しかったね。でも相手にその気持ちをぶつけると相手も悲しくなるよ。わあっとなった時に自分の気持ちを落ち着けるにはどうしたらいいかな?」
と相談をして、色々クールダウンの方法を試してみましょう。
相談をしたからといってすぐにできるようになるとも限りませんし、その子に合った方法かも限りません。
数回でも1回できるようになれば「さっき、うまく気持ちをコントロールできたね。」と認める声かけをしましょう。
そうすると、少しずつ自分で気づいて気持ちをおさめられるようになっていきます。
悔しさをバネに変えて
よく子どもであるのが、テストの点数がもっととりたかったとか、スポーツで勝ちたかったという気持ちではないでしょうか。
悔しかった気持ちをバネにしながら、どうしたら良かったのか、なぜ勝てなかったのかを考えていけばよいのです。
その時の状況を冷静に客観的に見直し考える力、今まで方法から、新しい方法に変えてみる柔軟性、新たな方法を習得するために調べたり、練習して習得する力を培うことができます。
それが大人になった時に花を開きます。
だからこそ、親や周りの大人は、子どもがどんなことをで悔しがっているのかを聴きながら話を聞き、問いかけ、応援をしていけるといいですね
- 負けず嫌いの気持ちをプラスに変えられるように、周りの大人は、サポートをしよう。
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