今日は、「好きな物へのこだわりが強い子」への声のかけ方を考えてみます。
お子さんの中で、
「好きな遊びをもっとやりたい!」
「好きな物をもっと食べたい!」
といわれて困ってしまったことがあるお家の方も少なくないと思います。
そんなとき、
「わがまま言わないの!」
と叱った経験のある方も多いのではないでしょうか?
親としては
もっといろんな遊びをしてほしい。
まんべんなくご飯を食べてほしい。
という思いを持つ方も少なくないと思います。
そんな時にどんな声かけをすればよいのでしょうか。
一緒に考えてみましょう。
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力を伸ばすための原則「長所をさらに伸ばせ」
大事なのは
「長所をさらに伸ばす」
ことです。
裏を返せば、
「短所から修正しない」
ということです。
ついつい人間は苦手なことに目が行きがち。
得意を伸ばすのではなく、苦手克服に意識を置いて声かけをしてしまいます。
なんで長所を伸ばすといいの?
例えば、苦手な数学と、得意な国語の教科があるとしましょう。
子どもはどちらから勉強を始めるでしょうか?
きっと得意な国語から手を付けるはずです。
国語のワークをバリバリやり、しっかり勉強をしたぞ!と満足するはずです。
ところが親は、数学の点数を伸ばしてほしいと考えます。
点数が低い教科のほうが、伸びやすいはずです。
つい、「得意な国語じゃなくて、苦手な数学を勉強しなさい。」といってしまうでしょう。
言ってしまったら、子どもはどうなるでしょうか?
好きな国語の勉強を中断して、苦手な数学の勉強になったのだから、やる気も怒らず、心も満たされずにモチベーションも上がらないでしょう。
結局、効率が上がらなないまま、時間が過ぎていってしまうでしょう。
人間は一般的に好きなことをやって初めて心が満たされます。
心が満たされると、余裕ができて、やらねばならない苦手なこともやる可能性が高まります。
つまり、心が満たされれば、苦手なことにもチャレンジする確率が高くなるのです。
得意なことも、苦手なこともどちらも頑張れれば、子どもはぐんぐん伸びていきますよね。
まとめ
だからこそ、子どもへの声かけは
「○○が好きなんだね?どんどん○○していくといいよ!」
です。
また、好きを突き詰めていく中でも、苦手なことをやらなければならないことも出てくるでしょう。
そんな時こそ、上手くフォローをしてあげて、苦手なこともやり遂げられるように支援できるといいですよね。
私も、子どもの嫌なところがみえて指導しがちですが、子ども一人一人いい所が絶対あります。
そこを認めた上で指導できるかが、子どもとの信頼関係をつくる絶対要素だと思っています。
子どものよい所、得意な所を伸ばしつつ、苦手なところをフォローしていきたいですね。
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