学校では、文字が読めなくて、支援の必要な子がいます。
それは、国語が苦手というだけではありません。
LDをもっている子どももいます。学習を進めるうえで、困難をもっている特徴を持っている児童です。症状はさまざまですが、「文字、特に漢字がぼやけて見える」特徴を持っている子もいます。ひらがなだったら読みやすいという子がいるのです。
ほかにも、外国籍の児童生徒も増えてきました。平仮名だったら読めるけれど、漢字が混ざってくると読むのに苦労する。読めないという子も多いです。
そういったときに、私は、刷りだしたプリントや児童生徒の教科書に、ボールペンで、フリガナを付けていました。もちろん、Wordなどで、フリガナを付けられるのですが、誤字が多く手で修正が大変です。
教科書など、直接、本などに書き込めない場合は、スキャナーで読み込んで、フリガナを入れて、プリントを渡す・・・。作業が膨大になっていました。
一人や二人だったら、対応できますが、学校を見渡してみると、様々なレベル・場面で、振り仮名をいれる支援をしていけなければいけません。
振り仮名を入れるだけでは支援だけではないので、先生は大変です。ただ、振り仮名を入れる手間だけでも楽になると他のことに力をいれらます。
今日は、振り仮名作成便利ツール「EZFurigana」を紹介します。

まずは気になる使い心地
PDFを読み込ませてみた
試しに、以前、学会で発表するために書いた原稿を読みこんでみました。(ちなみに、草稿段階)
この原稿を選んだ理由は、以下の点をクリアできるかを見たかったからです。
- 文章量が多くても大丈夫か
- 様々な漢字(しかも、結構難しめの漢字)があっても、対応してフリガナを振ってくれるか。
- 2段組みのPDFでもちゃんと、振り仮名を振ってくれるか。
- 表が入っているときの振り仮名はどう出るか
出てきた画面がこちら。

唯一まちがいがあったのはここ!

「ふきほん」と、ふりがながふってありました。AIを使って、振り仮名表記を書いているので、スペースはあまり意識してくれないのかな?しょうがない部分ではありますね。
「探究型」とか「記念碑主義」とかの、なかなか使わない単語、「人名」についても、間違いはありませんでした。
他の文章も読み込ませてみました。同じ漢字でも、文脈に合わせて読みを判断することができています。「保護者の方(かた)」と「こちらの方(ほう)が安全です」、「十月一日(ついたち)」と「一日(いちにち)に二回」、「公園に行った(いった)」と「避難訓練を行った(おこなった)」を読み分けられています。細かいけど、ありがたい。
間違っている部分は、ふりがなの部分をクリック→正しいフリガナを打ち込む→振り仮名の位置をドラッグ&ドロップ訂正

さらっと直せました。これで、PDFデータでダウンロードして、完成です。完成原稿がこちら。
問い合わせをしたところ、すぐに振り仮名が正しく出るように修正をしてくれました!対応の速さも素晴らしいです。
OCRも加えられる!
個人的にうれしいことがOCR対応にできることです。
紙のプリントをスキャンしたPDFにも文字認識(OCR)で対応でき、ダウンロード前に読みを確認・修正できます。
論文データをDLすることがあります。そこで、引用を付けるときに、その文章をコピペすることがあるのですが(剽窃にならないように、ちゃんと引用先を明示してますよ!)古いPDFだと、OCRが付記されていないので、コピペができないんです。
そんな時に、この「EZFurigana」に読み込ませれば、そのPDFの文をコピペすることができるようになるのです。
ダウンロードしたPDFには本文の文字データは追加されませんが、本文は編集画面上部の「テキスト」タブからコピーできます。
え、ちょっと、便利・・・。直接引用は文章ママで引用しなければいけないので、コピペできるのは助かります。
Wordを読み込ませてみた
Wordでもやってみました。ただ、上記の原稿のWordデータを読み込ませたところエラーが出ました。2段組みだからでしょうか?特殊なページレイアウトの原稿は、PDFに変換して、振り仮名を打つといいですね。(こちらについても「『数式』が入っていたことで、うまく変換できなかった」と公式から回答があり、対応するようにアップデートされました!)
先ほどの論文が、読み込みができなかったので、AIに500字くらい日記を書かせたものを、読み込ませてみました。

ここで気づいたんですが、右上の「レベル」を選ぶと、その学年までに習った漢字は、振り仮名を打たずに、データを吐き出してくれます。
こんな感じで、学年ごとに振り仮名が打たれる漢字が変わってきます。

児童生徒にプリントを出す際には、重宝しますね。
こちらの振り仮名を直したい場合は、.docxをダウンロードして、Wordを開いて、振り仮名を打ち込み直すことになります。

「2日目」の振り仮名の打ち方が少し気になります。Word上で直しました。(こちらも報告したら、修正していただけました。みんなの声でさらにふりがなの精度が上がっていきます!)
個人的には、PDFとWordだと振り仮名修正のやりかたが若干違います。各ファイルの構造の違いだからだと思います。個人的には、PDFのように、画面上で直せられれば、楽になるなぁ。
ただ、PDFだとエクスポートした後は、編集をかけることができません。来年度同じプリントを、修正して使おうってことができないので、どちらのファイルがいいのか、悩ましいところです。
EZFuriganaの料金プランと「サポーター」制度

EZFuriganaは、基本的に無料で利用できるツールです。テキストの変換やファイルのプレビューといった基本機能はアカウントなしでも使えますが、利用用途に合わせて「無料アカウント」や有料の「サポーター」プランが用意されています。
自分の使い方に合ったプランを選ぶ参考にしてみてください。
各プランの比較一覧
| 機能・上限 | 無料アカウント | サポータープラン(有料) |
| 月額料金 | 0円 | 980円 / 月(年額7,800円) |
| 文書ダウンロード (DOCX/PDF/SRT) | 月3件まで | 月1,000件まで |
| 電子書籍ダウンロード (EPUB) | 月1件まで | 月500件まで |
| OCR機能 (画像・スキャンPDF) | 月3ページまで | 月500ページまで |
| 1回の文字数制限 (テキスト貼り付け) | 3,000文字 | 10,000文字 |
| AIによる読み判定 | 最大8語/文書 | 最大400語/文書 |
| PDFの制限 | 最大3ページ / 4 MiB | 最大30ページ / 30 MiB |
年一括で支払うと、4か月分安くなります! 詳しくはこちら!
無料でできること・無料アカウントの魅力
- 登録なしでも使える: テキストのふりがな変換やプレビュー表示は、アカウント登録をせずにすぐ試せます。
- 無料アカウント作成でダウンロード可能: アカウントを作成(無料)すると、月に数件のファイルダウンロード(DOCX/PDF/SRT/EPUB)や、3ページまでのOCR(画像からの文字読み取り)が利用可能になります。
- たまに使うだけなら無料枠で十分: 短い文章の読み確認や、月に数回程度の利用であれば無料アカウントでも問題なく活用できます。
「サポーター」プラン(月額980円)がおすすめな人
サポータープランは、制限を大幅に解除して快適に利用したい方向けの有料プランです。月額980円(年額プランなら7,800円)で利用できます。
- 長文やページ数の多いPDF・電子書籍を扱いたい方
- PDFは最大30ページ(30 MiB)、貼り付けテキストも1回あたり10,000文字まで対応します。
- 仕事や学習で日常的に大量のファイルを変換したい方
- 文書ダウンロードが月1,000件、OCRも月500ページまで拡大されるため、日常的なツールとしてストレスなく使えます。
- 開発者を応援したい方
- サポーターによる収益は個人開発者の運営費や機能改善に充てられています。サービスを長く存続・発展させるための「応援」の意味合いも込められたプランです。
学校関係者の方へ
10月26日に「学校・団体向けプラン」を公開され、請求書払い(銀行振込)に対応されました。
12月25日までに申し込みをすると、2027年3月31日まで無料で試せる「3学期 無料トライアル」も実施しています。
ぜひ、今のうちに、使い心地を試してみてください!
最後に

今回は、「EZFurigana」のレビューをしました。

使い勝手は、とてもよかったです。ふりがなの精度も高く、とても業務の時短に使えるツールだなと思います。
特に学校の発送物を作る教頭先生、外国籍の子供を持っている先生、さらにはふりがながあると勉強が捗る子供がいるクラスの先生は、このツールがあると時間を有効に活用できるようになります。

現場では働き方改革が進められています。機械に任せられることは任せて、子どもを見る時間を増やすことができれば、もっともっと学校が良いものになってきます。
ぜひ一度使ってみてください!

ふりがなについては、各社が様々なサービスを出しています。有料、無料、ふりがなの正確さや、使いやすさなどを人それぞれです。いろんなサービスを使って、自分に合ったものをぜひ探してください!




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