今回は、D項目「生命の尊さ」について勉強をします。
けれど、実は、D項目の授業をするのは自信がありません。
A項目の自分自身に関すること、B項目の他者との関わり、C項目の社会との関わりなら、児童生徒の生活体験から考えられる事が多く、発問も考えられます。
ただ、D項目の、自然の崇高さや生命の尊重などは、その素晴らしさ凄さを感じさせると言うのは難しいなぁと感じています。
自分自身、自然や生命について凄いと思うけれども、それをどう表現すればいいか、どうすごいのかを言いなさいと言われると困ってしまいます。
そんな苦悩をご覧ください。
主題名
みんな いきてる D(18)生命の尊さ
ねらい
絵を手がかりに、日々の生活で実感する身体の感覚や感情を思い起こす活動を通して、生きているよさやすばらしさについて考えさせ、生命を大切にしようとする心情を育てる
あらすじ
ご飯を食べる場面、友達と一緒に本を読む場面、けがをした場面、眠くなっておんぶされている場面、顔を洗う場面など、普段の生活のそれぞれの場面で児童が持つ感情や感覚が、挿絵と言葉で示されている。
授業の実際

T:今日勉強するのは「みんな いきてる」というお話です。
お話読む前に1つ質問です。今日朝起きてからこの道徳の時間まで、どんなことを感じましたか?例えば、今日はとても暑くなりました。暑いなぁ、とかそういうことを教えてください。
C1:朝起きて眠たいなぁ
C2:お菓子食べたいなぁ
C3:昨夜の話だけど、寝れないなぁ。
C2:起きるのが遅すぎた
C1:転んで痛い。
C3:もっと休み時間で遊びたいなぁ。
T:なるほど、そんなことを思ったんですね。じゃあ、今日のお話の絵を見てみましょう。5つがあります。「楽しいな。」「おいしい。」「いたいな。」「眠い。」「気持ちいい」絵が描いてあります。皆さん、こういう気持ちを感じたありますか?あるんだね。じゃあそう思った場面を教えてください。まずは「楽しいな。」です。
C2:絵と同じように、面白い絵本を読んだときに楽しいと感じる。それと、面白い話を聞いたときも楽しいと感じる。
C1:友達と遊んでいる時、楽しいと感じるよ。
C3:兄弟と遊んでる時も、楽しいと感じるよ。
T:なるほど、じゃあ「おいしいな」はどうかな?
C2:お父さんの作ってくれたカレーがおいしいと感じるよ。
C1:私のお母さんは、パイを作るのが得意だよ。お父さんも私もおいしいと感じるよ。
C3:お兄ちゃんの作った卵焼きが、僕は好きだな。
C1:お母さん作ったオムライスも好きだな。
C2:シフォンケーキやチョコケーキ、アイスクリームを作ってくれて、おいしいと感じるよ。
T:みんなのお父さん、お母さん、そして兄弟料理がうまいんですね。先生も頑張らなきゃいけないなぁ。みんなのおいしいと思う場面がよくわかったよ。では「いたいなぁ。」はどうですか?
C1:転んだとき
C3:兄弟から蹴られたとき、ぶたれたとき
C2:前、頭を怪我しちゃって痛かった
C1:最近歯がぐらぐらするから痛いと感じるよ。
T:痛い時、まだまだ出てきそうですね。ちょっとこれぐらいにして、「ねむい」と感じるのはどんな時ですか?
C2:車や新幹線で移動してる時
C1:遊びから帰ってくる時、疲れて寝ちゃう。
C3:国語が2時間ある時。
C2:マフラーを浴びる時も疲れちゃう、眠くなっちゃう。
T:すごいあるあるだね。では、「気持ちいい」と感じるのはどんな時?
C3:顔を洗ったとき。
C1:お風呂に入った時。
C2:プールに入った時。
C3:掃除した時。
T:いろんなことが出てきたね。すごく面白かったよ。皆さん最初の意見と比べてみましょう。皆さんは、朝起きた時から、今まで、どんなことを思ったかなと聞くと、眠いとか痛いとか遊びたいとか、何々したいが多かったですね。または、「痛い」とか「眠たい」とか、後ろ向きな発言がありました。
でも実際に「楽しい」とか「おいしい」とか感じる時を聞くと、すごくいろんなことが出てきました。
なんで、今日は、「楽しい」とか「おいしい」は出てこなかったのかなあ?
C2:わからん。でも給食はおいしかったなぁ。
C1:外で遊ぶのも楽しかったよね。
T:そうだよね、みんなニコニコして給食を食べたいとか、外で遊んでたもんね。人間ってね、案外良い事は忘れて、嫌なこと悪い事は覚えているんだよ。途中で止めちゃったけど、「痛いなぁ」ってどんな時と聞いたとき、すごくたくさん出てきたよね。もう終わりって言っても、まだまだ意見を出そうとしていたよね。逆に、良い事、楽しい事はついつい忘れちゃうんだ。
帰りの会でも、今日の良いことを発表してもらってるけど、考えないと出てこないよね。先生はそういう、「良いこと」にもっとアンテナが高くなって欲しいなぁと思って、今日の勉強をしました。
いいことと、悪いことの勉強を、前の時間やったけど、いいことがたくさん心にたまれば、すごく嬉しくなるよね。そんなこと見つけていって欲しいなぁと思います。じゃあ今日の振り返りを書きましょう。
授業を終えて

やっぱり難しかったです。最初の発問から、とても抽象的な発問をしているなと思いました。
児童はよく、くらついてくれました。
また、感じたのは、子供たちの家族からの愛情です。おいしいご飯を作ってくれたり、いろんなところに遊びに行っている様子が分かりました。
そこで、「なんで今日1日の中で楽しいやおいしいは出てこなかったのかな?」と切り返すことで、学校や何気ない日常でも楽しかったこと良いことがたくさんあるんだよと言うことを伝えたいなと思いました。
ねらいからずれたかもしれませんが、何気ない日常の良い思い出をたくさん貯めることで、生命の尊重にもつながってくるのではないのかなと思っています。
だから、最後の教師の話の時に「前の時間やったけど、いいことがたくさん心にたまれば、すごく嬉しくなるよね。そんなこと見つけていって欲しいなぁと思います。」と喋りました。
よくあるテーマ発問のように「生命とは」「より良い人生とは」のような組み立てはできず、児童の意見を吸い上げて、先生の講話という形で授業を終えました。
また、もっと良い方法があるよと言う方がいましたら、ぜひコメントで教えてください。

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