今年は、リーダー研修なるものを受けています。
中堅教諭として、学校の中心となり、学校を引っ張っていく人材を育てる研修だそうです。
以前、そこに関して、同僚性という言葉をキーワードに記事を書いてみました。
もう少し具体的にリーダーとは?と書いてあった本を見つけました。
関係性を作るのは大事です。でもリーダーはそれだけではないはずです。
そんなリーダーの姿を「マッキンゼーで25年にわたって膨大な仕事をしてわかった いい努力」から読み解いていきましょう。
リーダーに必要な姿

「いい努力」には、リーダーに必要な姿として、以下のような記述がありましや。
- 新しいことを考え、行動する
- 自分から考え、自分の意思で行動する
- まわりの人たちが、その活動を支持し、巻き込まれていく
(中略)
新しいことを自分で考え、真っ先に動いたとしても、誰も巻き込まなければリーダーにはなれない。
だから、リーダーになった時は、「新しいことを目指し、自分から率先して動き出し、人を巻き込む」ことを意識することだ。役割上は、リーダーでも、もたもたとして自分から動かなければリーダーシップは発揮できない。一方、誰にリーダーと任命されたわけでなくとも、これらを実行している人は自然とリーダーとして認められる。
ー「いい努力」(山梨広一).P206
大事なのは自ら動くこと。
学校教育でもよく言う「主体的に動く姿」でしょう。
わざわざリーダー像として書かれるということは、それだけ自ら動くというのは難しいということです。
そして、自ら動いたものは周りから認められるというのも納得です。
結局、職階といった権威ではない。
どう動いているかで、評価されるんだろうなと思います。
例えば
例えば、研究授業の事後検討会。
例えば、職員会議の議論。
みなさんは気になったこと、質問したいことが出てきたら言いますか?
口をつぐんでしまう人も多いかもしれません。(私は真っ先に手を上げます)
口を紡ぐのはいろんな理由があると思いますが、発言をしてどう思われるか?間違ったことを言ったらどうしようと心配になるからではないでしょうか?
(そもそも、何も思いが浮かばなかったら、それは授業を見る、会議に参加する意味がありません)
的を射た質問なら、もちろん質問するべきですし、たとえ間違っていても、ずれていても、発言はするべきです。
間違った意見、ずれた意見が出てしまうのは、授業者・提案者がうまく伝えられなかったことになります。
その誤解を解くことで、授業者・提案者には、そんな風に読む人もいるんだという経験につながります。
また、ずれた意見は、今まで授業者・提案者の新しい見方になりうる可能性も秘めています。
逆に質問しない限り、話が発展していくことはないのです。
「雄弁は銀、沈黙は金」(Speech is silver, silence is golden)なんて言葉もありますが、「話しましょう」という場では、「雄弁は金、沈黙は土くれ」なのです。
リーダーとして意見を言うはもちろん、受け取る側としても、どんな意見でも返せるようにしていきたいですね。
自分のどんな武器で組織をリードするか?

リーダーとして組織を引っ張るときには、何が必要だと思いますか?
以下の引用を読んでみましょう。
「lead X with Y」(YをもってXをリードする)
Xにはチームや人などが当てはまるが、必ずしもそれだけではない。例えば「新製品の導入うプランは、きみがリードして進めてほしい」というシチュエーションもあるだろう。課題やプランなどもリードする対象としてあり得るのだ。
そして何によってリードするのかというのがYの部分だ。これもいえお家おあるが、権威や肩書きだけがこのYに入るようではいいリーダーシップは発揮できない。
「私は広報部寮だから、広報活動については私のいうことを聞くように」というだけでは説得力がない。真のリーダーは権威や知識、スキル、クリエイティビティ、ビジョン、先見性、情熱、人柄など、さまざまなYによってリーダーシップを発揮する。「この人はすごい」と一目置かれるものがあることが求められるということだ
ー「いい努力」(山梨広一).P207
これは、よく考えなければいけないと思います。
私たち教員は、まず子どもたちを引っ張っていかなければいけません(ただ、これには語弊があって、文字通り引っ張っていくのもあるし、後方から支援するということもあります)。
言いたいことは、「先生」だから子どもたちはついていこうなんてするわけがありません。
「スーさん先生は、こんな凄いことを見せてくれそうだぞ(ビジョン)、こんな格好いいところがあるから、ついていこう。」
と思われるようにしなければならないということだ。
また、職員室においても、同じです。
「先輩のいうことだから、聞かなければならない」ではなく、「スーさん先生の言うことなら、信じたい」
そう思われるように自分の長所を把握し、発揮していかなければリーダーにはなれないと言うことである。
2025年12月は自分を見つめ直す月として、さまざまな角度で自分を見つめ直しました(下記記事参照)。
自分の強みってなんですか?それはハリボテじゃないですか?と言われるとなかなか返事に困窮する時があります。
自分の強みと、その強みが活きたときを自分の中で言語化して置くことで、自信が持てるようになると思います。
仕事を進めていて、うまくいったパターン。経験。
それをほかの仕事にも応用する。
そうすることで、自分の強みや成功方程式がわかり、「lead X with Y」のYの部分を自信を持って言えるようになります。
大事なことは、初動から「ハンズオン」で取り組む

「ハンズオン」とは、「実際に手を動かして体験する」「実務に深く関与する」と言う意味である。
つまり、最初から、一緒になって仕事に関わっていくのが大事だと言うことです。
トヨタの豊田章男会長(当時は社長)が、現場に入り、現場の声を吸い上げ、会社を経営していることは有名な話です。
なぜわざわざ現場に入るのか。
それは、現場の声を人づてに吸い上げていくと本質から遠ざかることを知っているからです。
子どもの遊びで伝言ゲームってありますよね。
「ちゃんと同じように伝えてね」と言っても5人足らずで、元の言葉は変わって伝わってしまいます。
トヨタのような大会社なら、会長の耳に伝わるときには、事実とは遠くなってしまった言葉が届き、結局伝わらない。それを豊田会長は知っているのです。
だから、実際に現場に行って話を聞く。課題を見つけるということを重要にしていました。
さて学校現場でも一緒です。
中堅教諭として、特に私は生徒指導主事として、他学年の生徒指導にも今年は多くかかわりました。
そこで大事にしたのは、担任の話を聞くだけではなく、生徒から聞き取りを一緒にする。
指導の際にはいっしょにいるということを意識しました。
結局、担任から聞く言葉だけだと、担任の主観が入ってしまい、事実と変わっていることがよくあります。
そのブレは指導のブレにもつながってきます。
何か問題が起こったときには一緒に動いて、問題解決を図る。
それが、リーダーの役割だと思います。
最後に

今回は組織のリーダーとして必要な姿、やるべきこと、どう動くかの3点について触れました。
みなさんの気になった部分はあるでしょうか?
リーダーってなにって言われると漠然としていますが、少し目の前の霧が自分も晴れた気がします。
皆さんがリーダーと聞いて、ピンとくる経験、言葉はありますか?
ぜひコメント欄で教えてくださいね。


参考文献・参考HP
参考文献
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