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【働き方改革・中堅教諭】新卒や若手の先生にとっての「理想の中堅教諭」を目指して

働き方改革

昔、教頭先生がぼやいていました。

教頭先生が重い物を持っていたり、人がもう一人いるとすぐ終わる仕事をしているとき(封筒に紙を入れるとか)

「スー先生は声かければ、すぐに来てくれたり、気遣って手伝ってくれるけれど、他の(若い)先生来てくれないんだよね。

小さい学校だからそういうのに気づけると、もっと学校の雰囲気がよくなるんだけどな。」

とおっしゃっていました。

今の若い先生世代はZ世代と言われています。

ネットの情報を見ていても、自分中心とか、気遣いができてないとか書かれています。

Z世代の先生たちと仕事をしていく上で、自分の気をつけていることを記事にしてみようと思います。

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新卒の先生や若手Z世代に「理想の上司」とは

Z世代の若手を見て

「何を考えているのか理解できない」

「主体的になってくれない」

という嘆きの声が聞かれます。

Z世代の若手は上司に何を期待しているのでしょうか?

リクルートマネジメントソリューションズ社の「2022年新入社員意識調査」の分析によると、この10年間で、「上司に期待すること」が、大きく変わってきています。

【調査発表】新入社員意識調査2022|無料動画セミナー|人材育成・研修のリクルートマネジメントソリューションズ
【調査発表】新入社員意識調査2022 10年の経年比較から見えてきたZ世代の新入社員の特徴について、働きたい職場は

1位「相手の意見や考え方に耳を傾けること」(54.1% +2.5ポイント)

2位「一人ひとりに対して丁寧に指導をすること」(44.2% +14.0ポイント)

このように「耳を傾ける」「丁寧に指導する」がトップ2です。

しかもこれらはこの10年間で大きく伸びている要素です。

逆にランキングを大きく落としたのが次の3つです。

6位「仕事に情熱を持って取り組むこと」(22.5% -11.0ポイント)

7位「言うべきことは言い、厳しく指導すること」(21.1% -15.4ポイント)

8位「周囲を引っ張るリーダーシップ」(14.5% -11.7ポイント)

昔よりも、「仕事に情熱を!」とか、「厳しく、熱血指導!」みたいなものは、大きくランキングを下げました。

もちろん、これは新人の話です。

仕事に情熱をもつことや、周囲を巻き込んで仕事をしていくことも、上司として大切な役割なのは言うまでもありません。

ただ、リーダーとしてのあるべき姿を考えると、

「一人ひとりの声に耳を傾け、丁寧に向き合う」

ことが大切であるということは言えそうです。

「チクチク言葉・ふわふわ言葉」が指導を難しくする

よく、学校では「チクチク言葉・ふわふわ言葉」なんて言葉を使います。

「チクチク言葉」は、相手を不愉快にさせたり、傷つける言葉を指します。

例)「ダメじゃん!」、「そんなことも知らないの?」、「バカじゃん」

「ふわふわ言葉」は、「チクチク言葉」の逆で、言われると嬉しくなる言葉です。

例)「嬉しいよ」、「ありがとう」、「それいいね!」

と言った言葉です。

昔の学校(50代以上の方が小学校の時)の方には想像できないかもしれません。

今の学校ではこんな指導をしています。

Z世代にとっての「力強さ」や「厳しさ」のイメージはこの「チクチク言葉」の延長線上にあり、

”嫌な言葉遣い”で”強引にやらせよう”とするような指導の在り方と捉える傾向にあるようです。

今では、「呼び捨てはしない。必ず”○○君、○○さん”づけで名前を呼ぶこと」を教師の在り方として指導されることもあります。

だから、「ちゃんと確認しろよ!」とか、「呼び捨てで名前を呼ばれる」という何気ない上司の言葉を、聞いた部下は「怖い」という感情を抱かせるのかもしれません。

自分の経験談(初任校の名物校長より)

私の初任校の校長先生は、良く言えば熱い人。悪く言えば、どなって自分の思った方向に進ませようとする人でした。

まだ、初任。

指導案の書き方も分からずに、指導されて

「なんでわからんだ!」、「そうじゃない!」

と言われたことがあります。

その後、こうすればいいと伝えてもらったことも覚えています。

ただ、その時は、いっぱいいっぱいで全て受け止め切れてなかったという反省もあります。

ただ、校長先生の「なんでわからんのだ!」の一言で、心のシャッターが下りて、聞けなくなるという面もあったと今では思います。

僕も分からないなりに一生懸命に指導案を作ったのだ!

という思いもあったからでしょう。

「自分の思いや意見を聞いてくれる」ことをしてもらった後、話をしてもらうと、もっと私の心の中にもストンと落ちたのではないのかなと思うのです。

中堅教諭として私が気をつけていること

上のような経験を基に、私は以下のことを気をつけています。

  • 雑談などから、人間関係や相談しやすい空気を作っておくこと
  • 提案(指導案・行事)できるのが素晴らしいこと。どんな思いを持っているのか聞くこと
  • 気になったことは、必ず指摘すること
  • 指摘だけでなく、さらにそこから話を詰めて合意形成を図ること

これは、子どもとの関係でも同じだと思います。

よりよいものにしたい!という思いは誰でも持っています。

そこを上手く引き出し、間違いの部分は正し、みんなでよいものを作り上げていくのが大切です。

それを続けることで、Z世代の先生たちのやる気や情熱も引き出せるのではないでしょうか。

理想の上司像の一つ

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こんな漫画が無料で読めます。

ここに出てくる上司は、とても理想的な上司像な気がします。

こんな上司になりたーい!

よかったら読んでみてくださいね。

スーさん
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