子どもが、何かにつけて口答えして困るといったことありませんか?
親もついイライラしてしまい、声を荒げてしまいます。
反抗期というと中学生のイメージですが、実は3回あると言われています。
いつ、反抗期に入るのでしょうか?
そして、どう声かけをしていけばよいでしょうか?
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反抗期は3回来る
「片付けなさい。」とか「宿題をしなさい。」というと、
子どもに「今やろうと思ったのに言わないで!」、「なんで今やらなきゃいけないの!」というような感じで口答えされる。
これが反抗期と言われるものです。
実は反抗期は3回あると言われています。
1回目は2歳前後のイヤイヤ期が、1回目の反抗期と言われています。
「魔の2歳児」と言われることもあります。
2回目の反抗期は思春期に見られるもの。
小学校高学年ぐらいから中高生の時期にでてくると考えていいでしょう。
そして、今述べた2つの反抗期の中間にも「中間反抗期」が訪れると言われています。
第1次反抗期 イヤイヤ期(2歳前後)
イヤイヤ期は、自分でやりたいと言う自己主張の時期です。
指示されるのが嫌だったり、やりたいのに上手くできなかったりして、「嫌だ!」と泣きさけんだりします。
中間反抗期(小学校低学年頃)
小学校低学年ごろの中華案反抗期は、言語も発達し、友達、学校、親など周囲との関係性の中で、自分の社会ができてきます。
親の言動に対して矛盾を感じたり、友達を優先したいなど、自分で考えて行動したいという意識が高まることによって、親の声かけや手助けをうっとおしいと感じたりします。
第2次反抗期 思春期 (小学校高学年~高校生)
体と心が大人に近づく思春期は、異性を意識したり、友達と比較したり、自分を確立していこうと心が揺れ動く時期です。
友達や親とぶつかったり、なやんだりすることも多くなります。
心が波打ってイライラも強く感じ、親に口答えしたり、食って掛かってくることもあるでしょう。
子どもへの声かけ 親の「イラッ」を伝えよう
子どもが口答えしてくるとき、親としてどのように接したらよいのでしょう。
子どもを気遣って声をかけてくるのに、口答えされると「イラッ」とするのはとてもよく分かります。
イラッとする気持ちをもってはいけないということではありません。
ここは、
「そんなふうに言われると、悲しいな。」
と自分を主語にした「Iメッセージ」を伝えましょう。
子どもが発した言葉で親も悲しかった、傷ついたことを子どもにきちんと伝えることが大切です。
これは友達同士の間でも大切なことです。
友達の場合は、たとえ傷ついても言ってくれなかったり、そのまま仲たがいをしたりしてしまうことも少なくありません。
親がその言葉を受けた気持ちを伝えることは、自分が発する言葉で相手を傷つけることもあるということを子どもに気づかせることにもなります。
そのうえで、「お風呂にそろそろ入ってくれると、片付けができるから助かる。」「遅くなるとねむくなって宿題ができないかなと思って。」など、なぜ声をかけたのかという心配の気持ちを言葉にして伝えることも大切です。
さらに「いつごろできる?」「いつするか予定を教えて。」などと、子どもの考えを聞いてみましょう。
子どもがイライラしている時は、「あっち行って。」「うるさい。」などという言葉をかけられるかもしれませんが、その場合は少し時間をおいて見守りましょう。
子どもが落ち着けば、向こうから声をかけてくるかもしれません。
1例にあげた「宿題を一緒に考えること」について、こちらにまとめてあります。
よかったらこちらもご覧ください。
最後に
口答えは、子ども自身が自分の気持ちを伝えようとしていると捉えましょう。
ただし相手を攻撃するような表現ではなくて、自分の気持ちや状況を伝えると、人間関係がスムーズになることに気づいてほしいですね。
親がその姿を示して、子どもの成長を見守っていきましょう。
- 口答えは子どもの成長の一環と思って、穏やかに対応しましょう。
- 自分の気持ちを伝えましょう。
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