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【中堅 人間関係 板挟み 中間管理職 仕事術】上司と部下の板挟み、中間管理職・中堅教諭としての理不尽・不条理の乗り越え方

自己成長・キャリア・ライフプラン

先生という10年以上続けています。

学年主任や、生徒会の担当、生徒指導担当など、管理職と、他の先生の間に入って仕事をすることが多くなってきました。

その中で、管理職と、先生達の意見が違い、板挟みになって困るといったこともありました。

結構こういうときは気を揉むのですが、みなさんはどうやってくぐりぬけていますか?

今回は、「板挟み」をテーマに考えを書いていきたいと思います。

本記事を、ビジネスマンや、先生も読むと思います。

教師には、中間管理職というものは役職としては存在しません。

ただ、実質中間管理職的な動きをする役割は存在します。

そこで、中間管理職以外にも、組織を運営する中間的な役割である中堅教諭なども含め、「中間管理職」としてまとめて書いていきたいと思います。

中間管理職は罰ゲーム?

中間管理職でいることは罰ゲームであるような話をよく聞きます。

なぜそうなるかということを考えると、上司の「期待」と、部下からの「現場の声」に挟まれ、疲れてしまうのです。

現場は現場で、困っていることを中間管理職にぶつけてきます。

ガンダムでも、「偉い人にはそれがわからんのですよ。」といった名台詞があります(しかも、これは主要キャラクターではなく、モブの整備士がいっているのが、ぐっときますね。)

逆に、上司は現場を見ずに、数字だけをみて「あーしろ、こーしろ」と言ってくるのです。

その中で気をもむ中間管理職を、今では「罰ゲーム」と捉えるようになっているのです。

さて、このポジションをどう捉えていけばいいのか。

もちろん中間管理職は中間管理職でしか得られない経験を得ることができます。

「不幸な役回り」と捉えるか、「経験を財産に変えるチャンス」と捉えるか。

それは、自分の心持ち次第です。

そんな板挟みを考えていくうえで、「理不尽」と「不条理」に違いに意識することで、中間管理職の悩みが少し軽くなると思っています。

一緒に考えていきましょう。

「理不尽」と「不条理」の違い

「理不尽」とは、理にかなわない仕方で行うこと。その態度・様子。をいいます。

例えば「上司からの指示が感情的・非論理的であり、納得できる理由がないもの」になります。

「俺の言う通りにしろ!」というものですね。

一方「不条理」とは、事柄の筋道が立たないことをいいます。

例えば「コストを削減しつつ、成果を出せ」というものですん。

矛盾をはらんでいますが、これはなんとかしなければ、会社が成長できないということもあるので、なんとか道を模索していく必要があります。

この違いを意識すると、指示をどこまで飲み込んで、どこで主張すべきかが見えてきます。

「理不尽」な指示だったら、毅然と「違います」というべきですあ、「不条理」には適応し、上手に乗りこなす力が求められます。

中間管理職の「やるべきこと」、「やってはいけないこと」

さて、ここまで話をしたうえで、次は中間管理職として「やるべきこと」と「やってはいけないこと」を整理しましょう。

中間管理職の「やるべきこと」

上司の言う事を深く理解する

上司としっかり話をするなかで、なぜその指示を理解することが大切です。

  • 上司が目指している方向性はなにか
  • どんな課題を解決しようとしているのか
  • その指示の背後にある意図はなにか

この3点をよく考えてみるのです。

そうすることで、部下に対しても具体的に指示を出せるようになります。

つい「上司が〇〇と言っている」とそのまま伝えがちです。

そうなると、部下から「あなた(中間管理職)はどう思うんだ!?」と言われてしまいます。

自分の考えが無いから、部下も納得できないのです。

「私が考えて、この方針が適切だと判断する」と説明できるようにするのが大切なのです。

「対話の余白」を示す

また、一方的に命じるのではなく、「余白」をもたせることも大切です。

例えば、部下が「現場では難しい」と反論してくるときもあります。

それを頭ごなしに否定するとどうにもなりません。

きっと現場は現場で不安なのです。

そこで「どうすれば解決できるか一緒に考えよう」と対話をする姿勢を示すのが大事です。

そして、実施する際には、「やりながら修正する」ことで細かい対応をしていきます。

トヨタ自動車の「カイゼン」と一緒です。

やってみたら、思っていた感じと違ったということは往々にして起こります。

そこをちょっとずつアジャストしていくことで、より良い結果を得られます。

やってはいけないこと

上司の指示をそのまま伝える

先程も書きましたが、「上司の指示をそのまま伝える」のはNGです。

それなら、現場も「指示をおろしてくる人」と話をしたくなります。

中間管理職はいらないのです。

上司の言うことをただ伝えているだけとみなされて、影響力が下がってしまいます。

もし「Aの仕事を最優先にやりなさい」と上司から指示が飛んできたら、部下には「Aをすれば今日はしんどいけれど、明日以降の仕事は楽になるから」と噛み砕いて説明をする必要があるのです。

部下の意見を聞かずに、勝手に決める

もちろん、すべての意見を反映させる必要はありませんが、部下の内容を一旦聞くことは大切です。

ずっと部下の意見を聞かないでいると、部下は「言っても無駄」と考えるようになります。

また、意見を採用できないとき見「意見は聞いたけど、今回は君のB案ではなくて、前提示したA案でいくのがベストだと思う」と意思決定のプロセスをしっかり伝えることで、納得いく合意形成を作れます。

最後に

今回は「板挟み」をテーマに話をしました。

この記事を読んでいる方は、教員の方が多いと思います。

これって、クラスの中でも同じことがいえないでしょうか?

子どもが意見を言う。担任としては、違った方向性がいいと思っている。

そこで衝突して子どもとの関係が悪くなる。

そんなクラスを見たこともあります。

結局、中間管理職の問題もつまるところ、人間関係をどのようにやっていくかだと思います。

筋を通せばきっとみんな理解をしてくれます。

みなさんはどんなことを意識していますか?

ぜひコメントで教えて下さい。

スーさん
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こちらでも、「過酷と困難の違いを見極めよう」をテーマに、話をしています。似ている部分がたくさんあるので、合わせてご覧いただけると、より理解が深まると思います。

参考文献・参考HP

参考文献

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参考HP

管理職は“罰ゲーム”!?令和の最先端人事 - クローズアップ現代
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