皆さん、仕事は何のためにしていますか?
いつのまにか教師はやりがい搾取とか、教師はブラック職業と言われるようになりました。
いろいろな要因がありますが、どうしても職場で働く時間が多くなりがちです。
ただ、地方で暮らしていくには、結構、しっかり稼げる仕事でもあります。
自分は、僻地と呼ばれる極小規模の学校で勤務をしていますが、給料は全国や地域の平均と比べても高くもらっていると思います。
また、実家に住んでいることや、子供がいること、公務員なのでキャリアアップ(転職)が難しいことを考えると、この仕事を35年は続けるんだろうなと考えています。
ただ、1度きりの人生。先生だけをやるには勿体無いなとも考えている自分がいます。
仕事にハリを持たせるためにはどうすればいいのでしょうか?。
何のために仕事をする?

仕事をする上で、お金は切っても切り離せないものです。
ただ、公務員や先生は、どんなに頑張っても、給料の上限は決まっています。
だから、仕事を手を抜いていいと言いたいわけではありません。
でも、その年1年で、今、自分はどうなりたいかを考え、仕事をする。
5年後はどうなりたいかを考え、仕事をする。
退職を迎える時、どうなりたいかを考え、仕事をする。
つまり、中長期的な視点で自分のなりたい姿を考え、今の自分の仕事の位置づけを考えることが重要です。
それは学校の仕事だけではありません。
家庭にコミットしなければならない時もあるでしょう。
どんどん勉強をして、仕事が充実するように動く時も必要でしょう。
投資などをして、さらにお金を増やすという時期もあるでしょう。
もしかしたら、学校の先生以外の道を模索するということも必要かもしれません。
そうやって、ワークライフバランスをとりながら、最後まで駆け抜けていく。
それが今の仕事の仕方なのです。
先生以外のキャリアは何がある?

先ほど、ちょっと書きましたが、先生以外の道を進むというのも一つかもしれません。
起業する。
別の仕事に就く。
なかなか、茨の道です。
ただ、教員では得られない気づきややりがいもあることでしょう。他の仕事もとても魅力があることは確かです。
一方で、先生という仕事は大好きという方も多いです。大変な仕事だけれど先生をなんとか続けたいと思っている先生も多いと思います。
先生の知識を活かしながら、上手く人生の選択肢を広げていければ最高ですよね。
私は、中長期的な視点として、研究活動をしたい。ゆくゆくは修士・博士号を取りたいという野望があります。
学部生時代から、修士には進みたいという思いがあったのですが、教員養成系の大学に進んだ(そこしか受からなかった)ため、研究というよりも、教員免許を取るために大学に通っていた感じでした。
そして、先生になるなら、修士に進むよりも、まずは現場に出る必要があると考え、修士に進む道はあきらめました。
ただ、教員10年やって、このまま先生をやるのは嫌だなと感じるようになりました。
また、教育の分野でまだ人類の知らないことを解き明かしてみたいという思いも出てきました。
そこで、学会の門をたたき、在野で研究をするということを始めました。
そこから、楽しいです。
教科書への解像度が飛躍的に上がりました。
また、今後の教育はどうするべきか、自分なりに考え、芯を持ちたいという思いも出てきました。
また、論文を書いて見たいなと思っていたところ、ある大学の先生に声をかけられ、一緒に共同で研究する機会を得ました。
大学の先生の視点は、現場の視点とはまた違い、新たな発見が毎日あります。
先生をしながら、研究をすすめる。
自分のため、ひいては日本の教育のために寄与できるのではないかと思うと、仕事にハリが出てきました。
いろいろ学校も勤務する上で問題は山積しています。
その中でもハリを持って仕事を続けるために、今何が必要か?を常に自分に問い、挑戦していくことが大事なのではないかなと思っています。
皆さんは今の仕事、なんとなくのルーティンワークに忙殺されていませんか?
最後に

こんなふうに書きましたが、先生として最初に歩んできた10年間は、失敗と合理化の連続でした。
自分の10年の軌跡を読んでいただける方はこちらをご覧ください。
教育で合理化は馴染まないと言われるかもしれませんが、合理的にやらなければならない部分はやっていかないと、仕事に忙殺されると思ったからです。
根回しをきちんとして、管理職や同僚の先生にも理解を得ながら、自分の仕事を合理化・効率化させていきました。
だからこそ、今、次への挑戦がしたくなっている自分がいます。
研究は、先生をやっているなかでは必ずしもいりません。けれど、きっと私のオリジナルの武器となることでしょう。
もし、仕事にハリが持てない人がいましたら、今の自分のキャリアを見直してみましょう。
きっと新しい発見があるはずです。
今日が一番若い日です。どんどん挑戦をしていきましょう。
「失敗は必ず何かを教えてくれる。だからそれをめげずに、素早く動き続けていく限り、成功が待ち受けていることでしょう。そのスピードが、あなたに失敗という『贅沢』を与えてくれるのです。
ーダラ・コスロシャヒ(企業経営者)

逆説的ですが、こんな事も考えています。一度御覧ください。
参考文献・参考HP
参考文献
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