子どもだっていろいろ不満が溜まります。
兄弟姉妹での不公平感。
学校や友達に対する不満。
それを聞いてあげるのも親の役目です。
ただ、うまく話をしてあげないと火に油を注ぐことになります。
その火が別の所に飛び火して、事態が悪化していく…なんてことも。
どんな言葉を使えば、子どもが落ち着くのか。
そんな声かけについて考えてみましょう。
最初の記事はこちら
次の記事はこちら!
もとになる理念・概念はこちら!
子どもの不平不満を聞いたとき、どう返しますか?
考えてみれば、大人でも不平不満があるときは、同僚やパートナーに愚痴という形でしゃべっているのではないでしょうか?
また、自分が聞き役になったときは、黙って聞いてあげるのではないでしょうか。
愚痴を言うのが子どもになったとたん、私たち大人は、
「そういうこと言うの、よくないよ。やめなさい。」
なんて言ってしまうのではないでしょうか?
この言葉を激しく強く言われれば、子どもは一時的には黙るかもしれません。
子どもが言わなくなったことで、親の不快感も減るかもしれません。
しかし、よく考えてみて下さい。
子どもは表面的に黙っただけで、心の中ではさらに不平不満の火が燃え盛っています。
大人だって、同じように言われたら、心の中にドロドロしたものがたまるでしょう。
根本的には何も解決していないため、時間が経ち、火が弱くなったとしても、火種として残っているので、別の場面やちょっとしたきっかけで再燃してきます
子どもが前のことを蒸し返して「○○のとき、お姉ちゃんにかまってばっかだった!」などど妹や弟が不平不満を言うのを聞いたことはないでしょうか。
子どもの心に過去の火種がしっかりと残っているのです。
では、どんな声掛けをすれよいのでしょうか?
「その話、もうちょっと詳しく聞かせて?」
「その話、もうちょっと詳しく聞かせて?」
この言葉をかけてあげることで、子どもは、ますます不平不満を話すことでしょう。
けれど、心のうちにたまったマイナスな感情が吐き出されるので、やがて心の火は弱くなっていきます。
そして、話せば話すほど、自分の心の整理ができていきます。
大人だって、愚痴を聞いてもらうとスッキリしますよね。
それと同じなのです。
ぜひ子どもにもこの言葉を使ってあげてください。
独り言のように不平不満を言う時には
不平不満や愚痴、暴言を対象者がいるわけではなく、独り言のように言う子もいます。
例えば、ゲームや宿題など、上手くいかないときに暴言がでるなどです。
そんなときも、
「そんな言葉を使わないよ。」
と言ってしまいがちですが、やっぱり子どもの心の中に火がくすぶり続けます。
こんな場合は「完全スルー」が有効です。
関与することでややこしい事態になってきます。
子どもが親に「困ったことがある。嫌なことがある」言った場合に話を聞いてあげましょう。
最後に
- 子どもの不平不満には耳を傾けて、不平不満を吐き出させよう
- 独り言のような暴言はスルー。親に言いに来た時に話を聞こう
子どもの様子をみて、話を聞きましょうと今まで書いてきましたが、スルーすることも大切跡気があります。
よく見極めて声をかけたいですね。
コメント