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【コメント 書き方】子どもが輝く、成長するコメントの書き方

学級経営・生徒指導

日記、テスト、宿題。

学校現場では、子どもに対して、文字で思いを使えることがあります。

朱書きは子どもとの貴重な交流の場です。

子どもの様子を見取り、コメントを返していく中で、子供の成長を促したり、絆を深めたりすることができると考えています。

ただ、コメントをどう書けばいいか迷っている先生はいませんか?

今日は子どもが伸びる、成長するコメントの書き方についてまとめてみます。

コメントを書くメリット

返報性の法則

先生という仕事は、教えることが多いです。

学習知識だったり、マナーだったり、多岐にわたります。

相手に良かれと思って、話をするのですが、子どもはすんなり聞き入れてくれるとは限りません。

信頼関係があるから、教えたことが子どもに入っていくのです。

あいさつをしたり、話しかけたりと、先生はいろいろクラスの様子を見て動ています。

ただ、そのなかでもどうしても取りこぼしてしまう子もでてきます。

日記や宿題のコメントなら、全員にもれなく書くことができます。

クラスの生徒全員と絆を深めるために、コメントをどんどん書いていきたいですね。

そこで、意識したいのが「返報性の法則」です。

あいさつをされると、あいさつを返したくなる。

親切にされると、親切をお返しをしたくなる。

逆に、不親切にされると、嫌な気持ちになって疎遠になる。

この気持ちの動きは「返報性の法則」と呼ばれるものです。

相手の心があたたまるようなコメントを書いて、子どもとの絆を強くしていくのが大切だと考えます。

コメントを返すうえで大切にしている6つのポイント

早く返信することが信頼につながる

みなさん、気になっている相手とのLINEでのやりとりを想像してください。

相手への返事は早い方がよいでしょうか?遅い方がよいでしょうか?

すぐ返事が来てくれれば、嬉しいですよね。

生徒へのコメントも一緒です。

早ければ早いほど、「先生、急いで見てくれたんだな。」と思ってくれます。

それだけで、子どもの心は嬉しくなるものです。

ただ、先生の仕事は忙しいのも事実。

その日は難しくても、次の日までに返すように意識をしてコメントを入れるようにしてます。

長すぎるコメントよりも、繰り返しコメントが大事

先ほど、「すぐにコメントを返す」ことが大事と書きました。

さらに、コメントは3文程度にすることを心がけています。

コメントが長すぎると、自分語りしている感が強くなってしまいます。

3文程度にぎゅっとまとめることで、子どもに伝わるコメントになると思っています。

早く、何度もコメントを返してあげることで、先生は私たちのことをみてくれているなと思ってもらえるようにすることが大切だと考えてます。

共感を大切にする

コメントで何を書こうか困ることはありませんか?

まずは「先生もそう思う」「いいですね」「先生も同じことを感じたなぁ」などと、共感するコメントを最初の1文に入れます。

日常の会話でも、「共感」されると話が相手に伝わっていると感じてうれしくなりますよね。

文章で書くと、相手の顔が見えない分、自分の思いが伝わるか心配です。

最初の一文は共感から始めることで、「○○さんの言いたいことは先生に伝わっているよ。」と子どもに伝えることができるのです。

共感の一文が書ければ、そのあとのコメントの内容も広げていくことができるでしょう。

その子らしい、よい表現や姿を見つけたらラインを引こう

これはやっている先生も多いのではないでしょうか。

ラインを引くだけで、先生が見てくれているということが子どもに伝わります。

ラインを引いたところを使って、コメントをすることも多いです。

文章の直しはほどほどに

誤字脱字、漢字の間違いが気になって、日記を添削をする先生がいます。

もちろん添削をすることは大切です。

けれども、家庭での学習ですから、漢字が書けなくても多目にみてあげたいなと私は思います。

国語の授業ではないですからコメント以上に、添削が書かれていたら、子どもは嫌になってしまいますよね。(その代わり、国語や、保護者の目に入る作文などはきっちり添削します。子どもにも伝えます。)

家庭学習の日記はのびのびと書いてほしいですね。

添削はほどほどに、子ども気づきをどんどん伸ばしていくようなコメントを残していきましょう。

ネガティブなコメントは、書かずに直接言おう

共感が第一と書きましたが、文章を読んでいて、生徒指導をしたほうがいいかな?と思うことがあると思います。

ネガティブなコメントを残すと、お互いの意図がすれ違ったり、こじれたりすることがあります。

コメントは後から消すことができませんからね。

こういう時は、コメントではなく直接顔を合わせて話をするようにしています。

面と向かって話すことで、自分の思いを正確に伝えたり、相手の出方を見ながら話したりできます。

誤解だったらそこで、お互いの意見をすり合わせることもできます。

良いことは文章での残し、悪いことは、口頭でが鉄則です。

まとめ

今日は、子どもへのコメントについてまとめてみました。

一番大切にしたいポイントは

  • 早めの返事が大切
  • 短く繰り返してコメントを書いていく
  • 共感を大切にしよう
  • いい姿がみえる文章にはアンダーライン
  • 文字の直しはほどほどに
  • ネガティブなことは、コメントではなく直接話そう

子どもがさらに輝くコメントの書き方を一緒に考えていきましょう!

スーさん
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参考図書

今回は、SNSという切り口の本から、子どもへのコメントについて考えてみました。

SNSもコメントも、相手を考えて書くという点において一緒だなと感じています。

教育のヒントは、教育以外のところにもたくさん転がっているんだなと考えさせられた一冊でした。

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