「可愛い子には旅をさせよ」
なんて言葉がありますが、皆さんは、自分に旅をさせているでしょうか?
みなさんは、ワクワクする人生を送ることができているでしょうか?
私はどうかというと、子どもが保育園に入って、少し、ほんの少しですが、時間に余裕が出て来ました。
この時間をうまく使いたいなと思っているときに、以前ベストセラーになった、「Die with zero」を読みました。
この本は「お金を使い切って死にましょう」と伝えている本です。
さらに、「お金を使うタイミングを間違えるな」と書かれています。
ちょっと整理をしながら、一緒に勉強をしてみましょう。
「若い頃こそ、経験に金を使え」

さて、よくXを見ていると、「若いころこそ、経験をとにかくしよう」というインフルエンサーの書き込みに書いてあります。
下手したら「借金してでも、経験に投資をすべき」とまで過激なことが書いてあります。
それってなぜだと思いますか?
大学時代の忘れられない旅
その言葉を聞いて、自分がやっておいて良かったと思っているのが、
大学4年生の頃に行った2つの卒業旅行です。
1つは「とりあえず、投入堂に行こう」
2つ目は「青春18きっぷで日本最南端の駅を目指す」という旅です。
1つは、友達が誘ってくれました。
投入堂という、山の奥深くの切り立った崖の側面にお寺が建てられているところがあります。それを友達がどうしても登ってみにいきたいというので、一緒に見に行きました。
鳥取県にあるのですが、そこまで行くなら、一度は出雲大社に行きたいと私がお願いをして、「出雲大社と投入堂」を見に行く、2泊3日の車旅をしました。
片道約600kmの旅。
実は、大学は陸上部に入っていて、週5で活動をしていました。
だから、2泊3日、ただ観光をするということはほとんどしませんでした(だいたい大会の遠征で帰りに観光地に行くくらい)
旅というのが初めてなのです。
友達と交代交代で運転しましたが、ここまでの長距離を走ったことはありません。
出発の日は眠れなかったので、夜中2時に出発という無茶苦茶な行程でスタートさせました。
ホテルも決めずに、ぶらっと行ったので、ホテルが取れずにあわや車中泊か!?なんて思いながら行きました。
それでも、そのヒヤヒヤと、自分で目的地に辿り着いたという達成感は、今でもやってよかったなぁと思わせてくれる思い出です。
先ほどの旅行で味をしめた自分は、もう一つ「青春18きっぷ旅行もやったことないから、青春18きっぷを使い切る旅をしよう」と企画をしました。
たまたま、興味を持ってくれた高校時代の友だちとぶらっと行きました。
1日目は、電車に12時間乗って、広島まで。
2日目は、15時間電車に乗って鹿児島まで。
そして、3日目の午前中に目的地に辿り着きました。
そこでやったのは、駅の目の前にある、海でボーッと2時間佇むだけ。
「何のためにそこまで行ったんだ。」と言われてしまいそうのですが、友達と、ワイワイたわいのない話をしながら2日半かけて目的地に辿り着いたのが、たまらなく嬉しいのです。
2日目の電車であった、大学生のバックパッカーに誘われ、4日目は大阪で飲み会。
このときは、JRではなく、高速バスでワープしました。
とにかく勢いとノリで動いた5日間でした。
ご飯も、その辺にあるご飯屋さん。ホテルはカプセルホテルという貧乏旅行でした。
さて、今は、保育園に通う2人の娘がいます。
もちろん奥さんもいます。
そんな家族を連れて、同じような旅行ができるでしょうか?
たとえ、1人でぶらりと出かけられても、大学生と同じように旅行をして、十分満足できるでしょうか?
ほとんどの人はNOと答えるでしょう。
そうです、若い時は、若い時なりの。
歳をとってからは歳をとったなりの経験の仕方があるのです。
中年、壮年になれば、お金の余裕はできます。反面、体はガタが来て、時間も融通でき無くなってしまいます。
大学生の貧乏旅行では満足できなくもなっていることでしょう。
逆に、若い時は、お金はないですが、健康と時間があります。
お金はなんとか工面(親に借りるとか)できます。
若いうちは無理ができます。
無理したからこその達成感を得られるのもこのときです。
だからこそ、「若いうちにこそできることは、借金をしてでも若いうちに経験をしなさい」というのがこの本の教えなのです。
お金と時間のバランスを考えよう

さて、前の章では、「若いうちはお金がないけど、やりたいことがあるなら、借金をしてでも経験をしなさい」という話をしました。
家族を持っている方でも、今からでも遅くはありません。やりたいことがあれば、積極的にやるべきなのです。
そこで考えないといけないのは「何歳までに」「何をやるか」です。
そこを明確にし、計画に落とし込むことで、人生が生き生きとしてきます。
まずは、やりたいことを羅列しましょう。
映画でも
閑話休題
映画で「最高の人生の見つけ方」という映画がありました。
これは、2人のお爺さん(モーガンフリーマンとジャックニコルソン)が死ぬ前に、やりたいことは何かを考え、とにかくやり尽くす。その中で人生を考えるという映画です。
この映画は、2人の爺さんが最高に馬鹿げたことをやって行くのですが、ここで考えなければいけないのは、「本当におじいさんになって死ぬ間際にならないと好きなことはできないのか?」ということです。
若いうちから、できることはどんどんやっていけばいいのです。
もちろん、家族、仕事、お金いろんな兼ね合いがあります。
けれど、若いうちだから楽しめること、歳を重ねてからも楽しめること。
そうやって軽重をつけていくことで、今、何をすべきかが見えてくるのです。
皆さんは、つい仕事が忙しくて、人生を楽しむことを忘れていませんか?
息抜きに旅行に行っても、それを全力で楽しむことはできていますか?
本当に休暇を楽しめていますか?
そうならないように、そして、お金を使い切るように人生を生きていく必要があるのです。
お金を使いきれ

さて、本屋に行くと「お金の貯めかた」の本はたくさん取り揃えられています。
フィナンシャルプランナーの書いた本、NISAやiDeCoの本、節約、節税と、さまざまなテーマで貯めかたが書かれています。
ただ、お金の使いかたの本は読んだことある人はいるでしょうか?
「Die with zero」の画期的なところは、お金の使い方に焦点を当てているところです。
墓場にお金は持っていけません。
そしてお金を持っていても、死ぬ間際の1年の延命治療に1000万使うなら、元気なうちに500万使う方がよっぽど有意義じゃないでしょうか?
皆さんは将来への不安だけで、蓄財をしていないでしょうか?
私は、とりあえず、娘の大学の教育資金を1000万円×2を貯めようと頑張っています。そのために投信を使い、できるだけ確実に、早くお金を貯め切りたいと思っています。
2000万円貯めれば、物価が上がっても(医者になると言わない限り)よっぽど大丈夫でしょう。
そうすれば、自分の楽しみのためにお金が使えるのです。
お金を貯め切った後、無駄にお金を貯める必要はないのです。
なんのためにお金を稼ぐのか。
稼いだお金で何をするのかを明確にすることで、どこでお金を使うべきかが明確になります。
最後に

私の父母から「昔は良かった」なんて言葉をよく聞きます。
あの頃は働いたら働いた分だけ人生は良くなる、社会は良くなると信じられたそうです。
さらにもう一世代上の戦後を生き、高度経済成長を経験した世代は、さらに働いた分だけ、人生はよくなると感じている世代だと思います。
私は、バブル時代を経験していません。
だからこそ、お金に対して多分がめついです。
今思えば、ケチに生きてきたなと思う部分もあります。
お陰で、いまそこそこ資産があります。
家庭とのバランスを保ちつつ、自分の楽しみに使っていこうと思います。
みなさんはどうですか?是非コメントで教えて下さい!

参考文献・参考HP
参考文献
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