今回は、今流行りのAIを使って、スライド作成をしてみました。
年に1つか2つ、スライドを使って、発表をする機会があるのですが、なかなか制作に時間がかかります。
1つ作るのに、3時間。手直しを入れて5時間ほどでしょうか?
個人的にはスライド作成が早いとは思いますが、やっぱり時間がかかります。
そういえば、最近AIでスライド資料を簡単に作ってくれるなということを思い出しました。
実際に試してみました。
今回は、「Canva」というサービスと、「イルシル」という2つのサービスを使って比較してみました。
使った資料
まず使った資料は、第104回日本数学教育学会 全国大会 島根大会(自由研究の部 2022)で発表したA4一枚のレジュメです(以下参照)。
ブログ用これを、AIにスライド資料に変換してもらおうという魂胆です。
ちなみに、実際に私が作成したスライド資料は、こちらの記事で公開しています。
ぜひ、こちらに目を通していただいたうえで、AIはどんなプレゼン資料を作ってくれるのか、ご期待ください。
先生なら無料で使えるCanva
まず、学校の先生が使いやすいところで言えば、Canvaです。
学校単位で導入された自治体も多くなってきました。
また、先生ならば、無料で有料版を使えるのも大きな特徴です。(詳しくはリンクを参照してください)
作成した文章をAIでスライドを作ってくれることができると知ったのもCanvaでした。
どんな使い心地か、さっそく試してみましょう。
スライドの作り方
①Canva内のドキュメントを開く。
②ドキュメント上に、文章をコピペする。
②左上の「👑マジック変換」→「プレゼンテーションに変換」をタップ
④スライドが完成。必要があれば、「共有」でパワーポイントのデータや、PDFファイルでDLすることができます。
ものの5分でスライドまでできました。
完成したスライド
クラウドを利用し,いつでも自立して学ぶ生徒-プレゼンテーション見てもらうとわかるのですが、お世辞にも、うまくできている感じではありません。
文字も小さいし、文章配置もいまいち・・・。途中のページもすっ飛ばされています。
AIなので、細かいところは人間が目を通して直す必要がありますが、これなら、最初から自分で作ったほうが楽だな・・・。と思ってしまいます。
プロンプト(命令の仕方)にコツがあるかもしれませんが、年に1回や2回のプレゼンなら、自分でスライドを作ってしまったほうが早そうです。
メリット・デメリット
- 先生なら、無料で使うことができる。
- スライドデザインも豊富で、プレゼンにあったスライドを作成することができる。
- スライド作成のAIが貧弱
- 細かい命令を出すことができない
やっぱりAIはまだまだか・・・。と思っていましたが、次に紹介する「イルシル」を使ったら、その評価が180度変わりました。
和製AI「イルシル」
「イルシル」というAIスライド作成専門アプリを使ってみました。
こちらは有料のサービスになりますが、やっぱりすごい。使用感を報告します。
スライドの作り方
①下記リンクにアクセス。ページ上部の「無料トライアルを始める」をクリック
②アカウント作成画面が出るので、自分のやりやすい方法でアカウントを作りましょう。(私はgoogleのアカウントを使って新規登録しました)自分の職業などを聞かれますが、スキップを押してください。
③画面中央、「AIスライド生成」をクリック
④LINEのメッセージ形式のような形で、スライドの内容を決めていきます。
今回は、原稿があるので「メモからスライドを生成」を選択しました。
⑤詳細を決めていきます。(タイトルを伝える。文章をコピペする)
足りない情報をWEBから検索してくれる機能もあります。
不確かな情報などもAIが補填してくれます。(今回は私が作成した原稿からスライドを作る力を測りたいので使用していません。)
⑥30秒~1分ほど待つと、スライドのアウトラインを表示してくれます。
自分で本文スライドを編集できますが、今回はあえて無視。
実験なのでAIに丸投げでスライドを作ってもらいます。
⑦最後に「スライドに反映」をクリック。「前の画面に戻る」を押すと、完成しています。
今回はアカウント作成から、スライド完成まで、5分ほどでできました。はやい・・・。
完成したスライド
新規ドキュメントうまく図を使って、端的に説明をしてくれています。
要約をうまくしてくれています。
今回は出ませんでしたが、ピクトグラムを入れたスライドも作ってくれます。
これをたたき台に2、3枚スライドを付け足し詳しく話したり、写真等を追加したりすれば、1時間もあれば自分の求めるレベルのスライドを完成できそうです。
メリット・デメリット
- AIが超優秀
- メモを読み込ませる→各スライドのアウトラインを教えてくれる(ここで細かい指示を出す)→スライド生成 精緻なスライドを作成可能
- AIがイラストを適宜入れてくれるので、見やすい資料ができる。
- プロンプト(命令文)をこちらが勉強しなくて良い
- pptx(パワーポイントファイル)でもPDFファイルでもDL可能!
特に、最後の細かい変更をパワーポイントでできるのは、大きなメリットであると感じます。
企業のロゴ(自分だったら所属している学校の校章)とかをいれたり、文字の大きさを変えたりも簡単ですね。
- AIに読み込ませる文章量は、3000字(ビジネスプランなら10000字)が限界。
専門的で高度なプレゼンの作成はまだ難しい
→A4 2枚程度ならスライドを作ってくれるが、査読論文などA4 6枚の原稿はスライドを作ってくれないかな・・・。(複数回に分けて作らせれば行けるかも)
Canvaよりも、とても出来の良いスライドを一瞬で作成してくれました。
すごいぞ!AI!
料金について
今なら月額1680円(税抜き)でパーソナルプランが使用可能です。
半年まとめて払えば10%OFFの月額1500円(税抜き)、1年まとめて払えば、23%OFFの月額1300円(税抜き)で利用できます!
もし、企業などの組織で複数人で使いたい場合は、ビジネスプランが用意されています。
こちらは月額2980円(税抜き)で利用できるようになります。
こちらは半年まとめて払えば16%OFFの月額1500円(税抜き)、1年まとめて払えば、30%OFFの月額2100円(税抜き)で利用できます!
パーソナルプランなら同時編集が可能なので、クラウドベースで仕事をしているなら、こちらが便利ですね。
というか、2倍の値段で組織内の複数人で使えるならめちゃくちゃ便利なのではないでしょうか・・・。
AIに読み込ませられる文字の限界は3000字なので、A4用紙2枚程度に原稿は抑える必要があります。
今回だったらできたスライドに、生徒の様子の画像を載せればいいくらいの出来になりました。
今だけオトクなキャンペーン「ライフタイムプラン」
いまなら、先着1000名限定で「ライフタイムプラン」を実施中。
これは、29800円(税抜き)払えば、サービスが終了するまでずっとイルシルが使えるというもの。
1年半以上このサービスを使うなら、「ライフタイムプラン」で申し込んだほうがお得になる計算です。
個人でスライド作成をするのが多い方には必須のプランです!
1000名限定なので、急げ!
まとめ
今回は、「Canva」と「イルシル」という二つのサービスを使って見ました。
圧倒的にイルシルが優秀です。
- AIが超優秀
- メモを読み込ませる→各スライドのアウトラインを教えてくれる(ここで細かい指示を出す)→スライド生成 精緻なスライドを作成可能
- AIがイラストを適宜入れてくれるので、見やすい資料ができる。
- プロンプト(命令文)をこちらが勉強しなくて良い
- pptx(パワーポイントファイル)でもPDFファイルでもDL可能!
圧倒的なスピードでスライドを作成できる「イルシル」というサービス。
ぜひ使って、プレゼン準備を効率化させましょう!
ちなみに、PDFで保存すれば、iPad画面をプロジェクターに投影して、PCを使わなくてもプレゼンを可能にすることもできます。
興味のある方はこちらの記事もご覧ください。
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